第59回ゆうもあゲーム会・京都(2013年3月30日)

副題:参加者同士一緒に遊んでもらう!


京都鴨川沿いの桜はほぼ満開。暖かくなり花見日和です。ひと・まち交流館の裏手の道も綺麗に桜が咲いていました。
満開さくら 会場にゲームを運び込む途中でも、幾組か散策している人や写真を撮っている人を見かけました。春になると気分も浮き立ってきます。

既にお知らせしていましたように、ゆうもあゲーム会・京都は本日を最後に一旦休会となります。
本日は、最後と知って久しぶりに来てくださったご家族もあり、参加者69名と盛況に賑わいました。有難うございます。
ゆうもあゲーム会・京都も今回で59回。60回に1回足りませんでしたが、10年間もやってきました。
初期に来場くださったご家族のお子さんは、みんな高校生・中学生になられました。中高生ともなると学校のクラブや仲間との時間がメインになるので、流石に最近はゆうもあに来られておりませんが、今でもメールその他で交流させていただいているご家族があります。貴重な経験をこの場でさせていただいたと感じます。
10年間の思い出や各種データ等は、また別の機会にでもまとめて報告したいなぁと思います。

参加者同士一緒に遊んでもらう!

ボードゲームって、2人で遊べるものも少数ありますが、4,5人くらいで遊ぶのが楽しいゲームが一番多いのです。親子での参加組は、最初は親子ご家族だけで遊ばれるのですが、ご様子を見ていて 同年代の他のご家族と一緒に遊んでいただくように働きかけます。
お子さん同士仲良くなってずっと一緒に遊ばれるケースもありますし、1ゲーム終わるとまた別グループに別れられるケースもありますが、少しづつ一緒に遊べるお知り合いが増えて行って、ゆうもあの場で遊びやすくなるのでは!と考えています。

別のご家族と遊ぶと、それまでとはちょっと変わった風景も見れます。

  • 同年代の他の子供がいると、お子さんが親御さんに甘えない。負けると機嫌が悪くなる子もちょっと我慢するようです。 → 「他のご家族とも一緒に遊ぶ?」と尋ねると、まだまだ甘えたいお子さんの場合は、嫌がることが多いようですね。何回かゆうもあで遊んでいるうちに慣れて来るのか、徐々に他の人とも遊べるようにはなるようです。これも社会的な成長の一つだと思います。
  • 社交性が育ってきているお子さんの場合、同年代の子と一緒に遊びだすと、親御さんからも離れてお子さん同士で遊ぼうとすることも多いです。 → 一種の親離れ、自主性が育ってきている証拠なのでしょうねぇ。親御さんの方が子供を心配して後ろを付いて回られている姿も目にします。
  • 親御さん同士が子供を抜きにして遊ばれるケースもよくあります。子供がいないと親御さんも安心してゲームに大盛り上がりします。 → すると、親離れして他で遊んでいたお子さんが戻ってきて、大人と一緒に遊びたがったりもします。ここまでくると、本当にボードゲームというものを楽しんでくれていると言えるでしょう。
  • 中学生や小学生高学年同士が一緒に、少し難しいゲームにチャレンジする姿も目にします。 → ゆうもあ京都の場では、初心者向けにファミリーゲームがメインなのですが、ゲームに慣れた高学年以上になると知的好奇心が強くなり、難しいゲームへの関心が強くなりますね。同年代同士なので、勝っても負けても楽しめるのだと思います。

    でも、最初はご家族だけで子供とじっくり遊びたいってご家族も必ずあります。お子さんとゆっくり遊ぶことがとても楽しいと感じられている場合ですね。ですから、来場者全員に無理に他家族とご一緒を勧める訳にもまいりません。遊んでおられる様子を見て、望んでおられる遊び方を感じ取るように気を付けているつもりです。

    ドブル
    キャッチミー
    ドミニオン
    ドブル
    キャッチミー
    ドミニオン
    小学生低学年の2人の女の子。右の子は2回目の参加。左の子は常連ご家族だが、お姉ちゃんに付いて遊んでいることが多かったですが、この日は午後からは2人でずっと一緒に遊んでいたようです。
    2回目参加の女の子と3回目の男の子。そして真ん中のお父さんは、また別のご家族。初対面の3家族以上が一緒に遊んでおられます。定連のご家族は慣れたもので、他のご家族にも自然と声掛けしてくださり一緒に遊んでくださいます。
    小5と小6の女の子男の子。男の子は4年ぶりの参加なので当然初対面。この年齢になると初対面同士でも一緒に遊べるのがボードゲームの特徴。男の子は初めて遊ぶゲームなので教えてもらいながら遊ばれてました。

    この10年間、いろんなご家族のいろんなケースを見つめてきました。最初は負けると不機嫌になっていた子が、3回目、4回目になる頃には、他のご家族とでも仲良く遊べるようになっていきます。特に叱ったり、我慢させたりする訳ではないのですが、ゆうもあという場で楽しく遊ぶ方法を自然と身に付けるのでしょうね。

    みんなで一緒にゲームしましょう!

    今回の副題テーマに沿って、複数ご家族が一緒に遊ばれているゲームをちょこっと紹介しますね。。

    スコットランドヤード
    スコットランドヤ−ド スコットランドヤ−ド 小学生中学年から楽しめるゲームの部屋で紹介しているゲームです。30年ほど前のゲームで、ゆうもあで遊んでいる中でも古い部類に入るゲームですが、ゲームシステムは今でも斬新です。
    ロンドンの地図の上を逃げ回るMr.Xと追いかけるスコットランドヤードチームとの鬼ごっこゲームです。
    Mr.Xの姿は5回動くつど1回だけ姿を現す(現在地を示す)のが面白く、スコットランドヤードチームは全員で移動先を相談・推理して包囲追い詰めるゲームです。
    追いかけるスコットランドヤードチームが5人で担当します。人数が多い分だけいろんな意見が出て、相談・会話がとても楽しいのです。Mr.Xは、その会話も聞きながら次に逃げる場所を考えます。でも、必ず数度は相手の真横をすり抜けるような動きが必要になり、いつ捕まるかとドキドキしますね。
    今回は、お知り合いの数家族の方で遊ばれておりました。

    【ドブル】
    ドブル ドブル 写真のように円形のカードを取ったり渡したりするパターン認識系のアクションゲームです。子供たちと一緒に遊んでも楽しいですが、大人同士で遊んでも非常に盛り上がる。
    カードには、どのカードにも8つの絵柄が描かれています。ところが、2枚のカードを見比べると、必ず8つの絵柄の内1つだけ同じ絵が描かれています。残りの7つは別々の絵。
    このカードを使用して幾つか異なるゲームを遊びます。山札から沢山カードを取るゲームや、逆に自分のカードを早くなくすゲームなど。一番盛り上がるのが、自分のカードを人に押し付けるゲーム。手の上にカードを乗せている写真がこのゲームですね。
    写真には幾つかのご家族が写ってますね。ルールが簡単でかつ短時間でワイワイと遊べるので人を誘いやすいゲームなんです。顔なじみでないご家族の方に一緒に遊んでもらうきっかけにし易いゲームの一つです。

    【テレストレーション】
    テレストレーション お絵かきで伝える伝言ゲームです。
    最初は言葉のお題、お題を表す絵を書き、隣の人に絵を渡す。今度は絵からお題を連想して言葉を書いて隣に渡す。そして絵を書き渡す、言葉を連想渡す、と言葉→絵→言葉→絵→言葉→絵と交互に書いていきます。
    特徴的なのは、この作業を全員一斉に同時進行で行うこと。つまり人数分の異なるお題が書いたノートがあり、次のページに全員が絵を書く、そして次のページに隣の人が連想する言葉を書く。これの繰り返し。
    そしてノートが一周回ったところで記入は終了。全員で回答内容を確認していくところがこのゲームの醍醐味です。
    途中で異なる言葉になることもあるし、見事に同じ言葉が一周回る見事なケースもあります。
    最初は大人同士で遊ばれていましたが、途中から子供たちも混ざって楽しまれておりました。

    ゲーム勉強コーナー

    受付横にゲーム勉強コーナーを設置してます。ここは、スタッフもルールをまだ把握しきっていないゲームを遊ぶコーナー。主に新作ゲームってのが多いです。

    【日本の城】
    ゲームと言えるのかどうか判りませんが、ボードゲームと一緒に紹介されてましたので掲載します。
    トランプタワーってピラミッド型三角形のタワーを知っていますよね? 慎重にやっても2段、3段なんかはなかなかできない。
    日本の城 日本の城 日本の城 日本の城は、お城の絵が描かれたカードでタワー(城)を作るゲーム?です。
    トランプタワーを作るコツは、三角形にカードを立てると同時に、上の段のカードを直ぐに乗せること。これににより三角形に立てたカードがずれにくくなります。でもそれでも難しい。
    そこで、日本の城は、床となるカードに切り込みが入っており、床に爪が出るようになってます。ここに壁となるカードを引っかけるので崩れにくいのです。
    幾人かの人がチャレンジ。とりあえず5段目を作るのがターゲット。爪があってもなかなかしっかとはまってくれません。手が3つ欲しい。でも、慣れてくると上手にできるそうです。写真のように。
    私はこの手の神経使って慎重にってのは、どうもダメです。


    今月私が遊んだゲーム

    インストしたゲーム :魔法のラビリンス、7th Night、リバーフィッシィングゲーム、クロンダイク、クラウン、Qジェット、チケット・ツゥ・ライド、呪いのミイラ、ズライカ、ノミのサーカス、ドブル、ドクロと宝箱、お化けの階段(おばけだぞ〜)、リバーフィッシィングゲーム、よこどりゲーム
    今月私が遊んだゲーム :KLACK!、日本の城、ツォルキン


    写真

    いつものように、ゲーム会で撮ったその他の写真を紹介しておきます。
    遊ばれている様子もコメント記しておきます。

    アクロバットタワー
    ドラゴンナイト
    キング・オブ・トーキョー
    アクロバットタワー
    ドラゴンナイト
    キング オブ トーキョー
    人型のパーツを組みあげるバランスゲームです。小さいお子さんも楽しめます。
    いろんな形のパーツを積み上げて頂上をめざす、これまたバランスゲーム。でもこっちはちょっとしたストーリーがありますよ。
    いつもこのゲームを遊ぶ親子。最初はお兄ちゃんが好きだったですけど、いつしか弟くんの好きなゲームになりました。

    ワードバスケット
    クラウン
    呪いのミイラ
    ワードバスケット
    クラウン
    呪いのミイラ
    しりとりでカードを減らしていくゲームです。沢山の人数で遊ばれてました。
    出来上がったピエロの背の高さを競うゲームです。サイコロ“6”が出ると嬉しくなる。
    子供も大人も遊んでドキドキする楽しいゲームです。

    Qジェット
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    転がり山
    Qジェット
    転がり山
    1〜6までのカードをサイコロの代わりに使用するレースゲームです。自分のリードだけを考えていてもダメで、人を邪魔するのが基本なのです。
    パターン認識系のアクションゲーム。早い物勝ち。
    子供たちが大好きな転がり山のレースゲーム。

    呪いのミイラ
    アグリコラ2人ゲーム
    ドメモ
    呪いのミイラ
    アグリコラ2人ゲーム
    ドメモ
    このゲームは本当に人気があります。見た目も面白そうですし、追いかけるミイラ側、ミイラを避けながら財宝を見つける探検側。双方やってみたいと思います。
    非常に難しいゲームアグリコラの2人対戦バージョン。遊んだことないのですが、面白いらしいです。
    場に出ているタイルから数字を予想するゲーム。簡単な思考ゲームがお好みの方にどうぞ。

    街コロ
    マンハッタン
    ハナビ
    街コロ
    マンハッタン
    ハナビ
    最近人気のゲームですね。自分の街をどんどん広げていくのがとても面白いのです。
    お母様方中心に遊ばれています。ビル建てゲームのマンハッタンです。
    全員で協力するちょっと変わったタイプのゲームです。


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    ゆうもあゲーム会・京都 第58回レポート