第51回ゆうもあゲーム会・京都(2011年11月27日)

副題:3歳の子でも


今回の参加者はスタッフ含めて37名。前回9月の参加者が89名だったのにいきなり半分以下の人数。この変動の理由は何かな?
前回は台風がやってきて大雨の予報。対して今回は、好天温かな行楽日和。京都は紅葉真っ盛りで、行楽には最適な1日。どうやら、ゆうもあ京都は天候に左右されているのかもしれないですね。

魔法のラビリンス テントウムシのおしゃれパーティー 転がり山 モンスターがすむ家

今回の参加者:一般31名、スタッフ6名、合計37名。内初参加者6名(内訳:京都国際交流会館オープンディに来られたご家族1組、私のWeb見たご家族1組、それに私の友人1名)でした。

3歳の娘さん
私のホームページを見て来場くださったご家族はご両親と3歳の女の子、そして赤ちゃんのご家族。
お母さんがゲームにも関心があり、3歳の娘さんと一緒にゲームで遊ばれているとのこと。3歳ですから、普通に考えるとなかなかゲームは難しいと思うのですが、“にわとりのしっぽ”や“ネズミのメリーゴランド”のような記憶ゲームを遊ばれているらしい。
小さなお子さんと遊ぶ場合、簡単な記憶ゲーム、バランスゲーム、協力ゲームなどであれば、年齢に応じたゲームが幾つもありますが、3歳となるとなかなか遊べるものが限られてきます。
“テディメモリー”や“動物さがしゲーム”が記憶ゲームの中では一番簡単な部類ですが、この子は既にもう一段階上のゲームも遊んでおられるようです。

果樹園ゲーム
ゆうもあの場では、知らない初めてのゲームを色々と選ばれてました。
遊ばれていたのは、“小ヤギのかくれんぼ”。記憶ゲームなので、これは遊びやすかったようです。
その後は、協力ゲームをいくつか。“果樹園ゲーム”、“リバーフィッシュゲーム”、“テントウムシのおしゃれパーティ”。さらに、“カヤナック”、“虹色のへび”、“転がり山”も遊ばれてました。
最後は娘さんがパッケージに興味を持った“小さな魔法使い”。アクション系のゲームなので、小さいお子さんにうまくできるか心配したのですが、結構上手にスティック使った木の人形コマを動かしておりました。
普段はお母さんと2人で遊ばれているようですが、ゆうもあの場ではお父さんも一緒に3人で遊んでいただきました。赤ちゃんはお母さんの胸に抱かれた状態なので、数には入れてませんですけど。
ゲームには難易度に応じて対象年齢が記載されていますが、ゲームへの慣れの度合いによって随分と差ができてきます。子供さんの場合は特に差が顕著で、少々難しいと思えるゲームであっても、興味をかきたてられると、対象年齢以上のゲームでも直ぐに遊び方を覚えてしまいます。
小さな魔法使い
親御さんからすれば、とても嬉しい驚きでしょうし、子供を誉めるので子供も嬉しくなってどんどんゲームを遊ぶようになります。良い方向に転がった場合は、知的好奇心旺盛な、かつ対人関係もしっかり築けるゲーム好きな子に育ちます。
そんな子をこれまでいっぱい見てきました。この子もゲーム好きな女の子になってくれると嬉しいな。

今回の3歳の女の子も、新しいものへの興味度合いは旺盛。次々にゲームを選ぶので、説明する方も大変なんですが、何でもやってみたいって気持ちはいいですね。
ドイツゲームのギミックはどれも目新しく面白いものばかり。
てんとうむしがキスしたり嫌がったり、ビー玉がごろごろ転がるレースゲーム。子供が鍋に玉を運んで磁石の力で放り込む仕組み。親御さんも面白い仕組みに感激されておりました。


ゲーム勉強コーナー

【キング オブ トーキョー】
キング オブ トーキョー 最強のモンスターとなり、東京を壊滅させるのは誰か?
特撮怪獣映画みたいなのりのゲームで、東京が舞台なのですが原作はアメリカのゲーム。なので、出てくる怪獣はちょっとアメリカン漫画チックなやつら。
各プレーヤーそれぞれ1体づつを操り、最初に20勝利点を得るか、自分以外の怪獣たちをやっつけるかが勝利条件。
常連のご家族を中心に数回プレイされ、例会後スタッフ同士でも1回遊びました。なかなか面白く、何度も遊びたくなる作りのゲームです。

キング オブ トーキョー キング オブ トーキョー
作戦的には、勝利点獲得を目指し得点ダイスを積み上げるのか?パワーアップ狙いでエネルギーダイスを確保するのか、それとも、勝利点は二の次で他人の怪獣殲滅作戦を遂行するのか?
私も1度しか遊んでませんが、殲滅作戦で勝利した人が意外と多かったです。結局は生き残りゲームなのか?
それでも、生き残るためにも、パワーアップのためのエネルギーダイスは重要ですし、どのようなパワーアップを身に付けるかの選択も面白そうです。
各プレーヤーの思惑でゲームバランスも変化するのでしょうから、勝利点積み上げ作戦が生きてくる展開もありえます。だから何度も遊びたいゲームですね。
最後に触れますが、このゲームはダイスゲームです。ダイス振り好きな人は、はまる要素がふんだんにありますので、一度お試しください。


ミニゲーム大会

【スティッキー】
今回は“スティッキー”を遊びました。
“スティッキー”は、棒を立てている木のリングを倒した人が負けとなるゲームです。プレーヤー順に棒を引き抜いていき、しだいにバランスが崩れていきますが、その時に棒を束ねたリングがテーブルに落ちるとダメです。
引き抜く棒をいかに上手に選ぶか? 
ミニゲーム大会ということで、今回は負け抜けのルールで遊びました。リングを落し負けた人が抜けていき、最後に残った一人が優勝者です。見事最後まで残ったのは常連中学生の女の子でした。
優勝者 スティッキー


今月私が遊んだゲーム

今月私が遊んだゲーム :例会終了後のスタッフだけの場で、キング オブ トーキョー、ぴっぐテン、お邪魔者、ドミニオン2回を遊びました。
インストしたゲーム :ボーナンザ、魔法のラビリンス、タンブリンダイス、テントウムシのおしゃれパーティー、ウボンゴ、おばけの階段、モンスターがすむ家、ニワトリのしっぽ、カヤナック、虹色のへび、チケットトゥ ライド、果樹園ゲーム、カヤナック、テントウムシのおしゃれパーティー、転がり山、リバーフィッシィングゲーム、小さな魔法使い

【チケットトゥ ライド】
冒頭にも記載しましたように、参加者が少なく常連メンバー主体であったこともあり、比較的難度の高い本格ゲームが幾つも遊ばれておりました。“ボーナンザ”、“ナイヤガラ”、“7ワンダー”、“チケット トゥ ライド”、“レジスタンス”、“ドミニオン”。
まあ、普段のゆうもあ京都でも遊んでいるのですが、参加者が少ない分だけ、本格ゲームのテーブルが目に付きますね。
私は“チケット トゥ ライド”のインスト説明をいたしました。プレーヤーは、親子2人と別グループのお父さん、それに私の友人女性の4人。
チケットゥライド
ドイツゲーム大賞を受賞している名作ゲームですが、4人とも初プレイらしい。Web等を見て、面白そうと思った親子からのリクエストでした。
各人指定された都市と都市を結ぶように列車をつないでいきます。列車を引くために、指定された色のカードを列車の数だけ集めていきます。
各路線は早い者勝ちなので、相手が引くまでに先に引かないと。もし誰かに先を越されたら、別の迂回路を使ってつながねばなりません。 誰がどの路線を狙っているのかを見定め、効率良く列車を並べた人が有利になります。
得点を取得する方法が3パターンあり、どの作戦で進めるかの判断も勝敗を分けるポイントです。相手の動きに目を光らせ、思考力をフルに発揮して勝利を目指しましょう。
非常に面白いゲームで、何度遊んでも飽きることはありません。ゲームに慣れてきて、もうちょっと本格的なゲームを求めておられる方に是非お勧めしたいゲームです。


【ドミニオン】
ドミニオン
目新しいゲームシステムの採用により大人気となり、2009年度のゲーム賞を総なめにしたカードゲームです。
非常に面白く大人気のため、拡張シリーズが既に5種類も出ており、今年中にさらに1つ追加になります。
ドミニオンのゲームシステムを採用した類似ゲームもその後続々と発売されております。ドミニオンには無い新しいアイデアを付け加えたもの、さらに発展させ戦略性も高めたものとさまざまです。一つのゲームジャンルを確立し、ゲーム初心者からゲーマーまで幅広い層を惹きつけるドミニオンは、ゆうもあでも常連ご家族に人気のゲームです。

使用するカードは、基本的に3種類。お金カード、アクションカード、勝利点カード。
お金カードを使って、毎手番、上記3種類から1枚のカードを購入することができます。手持ちカードの山が尽きると、使用済みカードと購入したカードをリシャッフルして再利用します。
同じカードを何度も繰り返し使用することろがミソ。そして購入したカードが追加されていくので、どのカードを購入するかの選択がこのゲームの面白いところです。
スタート最初のカード構成は全員同じですが、購入選択によりカード構成がどんどん異なっていきます。トレーディングカードゲームに馴染みのある方向けの説明としては、「カード購入しながら自分のデッキを作っていくゲーム」とお考えください。
「お金」は購入する時に必要なカードです。最初は、「お金」カードを集めることから入ります。初期カードは1金カードしか持ってませんが、2金カード、3金カードを購入していきます。
「アクション」カードは、毎手番1枚しか使えないのですが、さまざまな効果を発揮するカードが10種あります。「アクション」カードをうまく組み合わせると、大きな効果を生むカード構成になります。これを“コンボ”を組むといい、最適なコンボカードを見つけることもゲームの魅力の1つです。
「アクション」カードの種類は、拡張シリーズをあわせると100種以上。この内1ゲームに使われるのはランダムに10種だけ。ですので、カード組み合わせが毎回異なるゲームになります。どんなカードの組み合わせのデッキを作ろうか?それがドミニオンの楽しみ方です。
そして「勝利点」カードは、意味のとおり最終勝敗を分けるカードですが、ゲーム中は何の効果も生みません。手札にくれば無駄なカード。でも最終的に勝つためには必要なカードなので、ゲーム終盤は勝利点カード集めに入ります。集めるのが遅すぎると、カード構成が強くても勝てません。自分の手札だけを見ていてもダメです。相手の出方も見ながら、ゲーム終了時期を見分ける力も必要になってきます。
いろんな要素を含んだゲームだけに、最初は理解するまで少し時間が掛かりますが、慣れてしまえば次にはどんな「アクション」カードが出てくるか楽しみでしかたがありません。

今回のゆうもあの場では、初プレイの奥さん交えて女性陣だけでドミニオンを2度ほど遊ばれてました。奥さんは初プレイなので、スタッフ女性がゲームレクチャーしながらのプレイでしたが、次回からは違った「アクション」カードの構成でも遊べるでしょうか?楽しみです。


写真

いつものように、ゲーム会で撮ったその他の写真を紹介しておきます。

この窓どの窓
ボーナンザ
ディノビジネス
この窓どの窓/CENTER>
ボーナンザ
ディノビジネス
図形の大きさを目測で測るゲームです。同じ大きさと思う絵柄に早くチップを置く。
小学生中学年から楽しめるゲームの部屋で紹介しているので、遊びたいとのリクエストいただきました。ちょっと変わったゲームなので、最初ルールに馴染むまでが大変ですが、交渉でカードを交換した方が得になる仲良しゲームです。
スタッフ息子さんのリクエストで持ち込みました。恐竜が出てくるので男の子が好きなのでしょう。

テントウムシのおしゃれパーティー
おばけの階段
クロンダイク
テントウムシのおしゃれパーティー
おばけの階段
クロンダイク
テントウムシの着替えを手伝って森のパーティーに行きましょう。
協力ゲームなので、小さなお子さんをサポートしてご家族一緒に遊べますよ。
おばけのいたずらに負けず、最初に階段を登りきるのは誰かな?
自分のコマの位置を覚えておくだけの簡単な記憶力ゲームなのですが、大人も油断する見失います。
アクションゲームの決定版。
金の玉だけを残すように皿を回して玉を弾き飛ばします。

モンスターがすむ家
ニワトリのしっぽ
カヤナック
モンスターがすむ家
ニワトリのしっぽ
カヤナック
2人で協力して、マンスターコマを中央の穴に運びます。
相手との呼吸を合わせて。慌てるとコマが倒れて振り出しに戻りますので注意!
ニワトリの進む先のカードを見つける記憶ゲームです。
大人もうかうかしてる子供に負けちゃいますよ。
ゆうもあ定番のお魚釣りゲームです。
魚のいそうな場所に穴を開けて、磁石の釣竿使ってお魚を釣り上げましょう。

パレード
7ワンダー
モンツァ
パレード
7ワンダー
モンツァ
国産のカードゲームです。
ルールは簡単ですが、ジレンマがあってなかなか思うようにうまくいきません。
昨年の発売された大人気のカードゲームです。
少々難しいゲームですが、小学生のお姉ちゃんが大好きなので、お母さんも覚えようとしています。
ダイスを使ったレースゲーム。ダイスの目は6色の色。
進む所と同じ色のダイスが出れば進めます。

レジスタンス
ハリガリ
レジスタンス
ハリガリ
多人数で遊ぶ推理ゲームのようなものです。
自分の仲間を見つけ出して、相手チームと勝負します。
同じ果物の個数が5個になるとベルを鳴らします。
早くベルを鳴らした人が場のカードをもらえます。

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