今回の参加者:一般31名、スタッフ6名、合計37名。内初参加者6名(内訳:京都国際交流会館オープンディに来られたご家族1組、私のWeb見たご家族1組、それに私の友人1名)でした。
私のホームページを見て来場くださったご家族はご両親と3歳の女の子、そして赤ちゃんのご家族。
お母さんがゲームにも関心があり、3歳の娘さんと一緒にゲームで遊ばれているとのこと。3歳ですから、普通に考えるとなかなかゲームは難しいと思うのですが、“にわとりのしっぽ”や“ネズミのメリーゴランド”のような記憶ゲームを遊ばれているらしい。
小さなお子さんと遊ぶ場合、簡単な記憶ゲーム、バランスゲーム、協力ゲームなどであれば、年齢に応じたゲームが幾つもありますが、3歳となるとなかなか遊べるものが限られてきます。
“テディメモリー”や“動物さがしゲーム”が記憶ゲームの中では一番簡単な部類ですが、この子は既にもう一段階上のゲームも遊んでおられるようです。
ゆうもあの場では、知らない初めてのゲームを色々と選ばれてました。
遊ばれていたのは、“小ヤギのかくれんぼ”。記憶ゲームなので、これは遊びやすかったようです。
その後は、協力ゲームをいくつか。“果樹園ゲーム”、“リバーフィッシュゲーム”、“テントウムシのおしゃれパーティ”。さらに、“カヤナック”、“虹色のへび”、“転がり山”も遊ばれてました。
最後は娘さんがパッケージに興味を持った“小さな魔法使い”。アクション系のゲームなので、小さいお子さんにうまくできるか心配したのですが、結構上手にスティック使った木の人形コマを動かしておりました。
普段はお母さんと2人で遊ばれているようですが、ゆうもあの場ではお父さんも一緒に3人で遊んでいただきました。赤ちゃんはお母さんの胸に抱かれた状態なので、数には入れてませんですけど。
ゲームには難易度に応じて対象年齢が記載されていますが、ゲームへの慣れの度合いによって随分と差ができてきます。子供さんの場合は特に差が顕著で、少々難しいと思えるゲームであっても、興味をかきたてられると、対象年齢以上のゲームでも直ぐに遊び方を覚えてしまいます。
親御さんからすれば、とても嬉しい驚きでしょうし、子供を誉めるので子供も嬉しくなってどんどんゲームを遊ぶようになります。良い方向に転がった場合は、知的好奇心旺盛な、かつ対人関係もしっかり築けるゲーム好きな子に育ちます。
そんな子をこれまでいっぱい見てきました。この子もゲーム好きな女の子になってくれると嬉しいな。
今回の3歳の女の子も、新しいものへの興味度合いは旺盛。次々にゲームを選ぶので、説明する方も大変なんですが、何でもやってみたいって気持ちはいいですね。
ドイツゲームのギミックはどれも目新しく面白いものばかり。
てんとうむしがキスしたり嫌がったり、ビー玉がごろごろ転がるレースゲーム。子供が鍋に玉を運んで磁石の力で放り込む仕組み。親御さんも面白い仕組みに感激されておりました。
作戦的には、勝利点獲得を目指し得点ダイスを積み上げるのか?パワーアップ狙いでエネルギーダイスを確保するのか、それとも、勝利点は二の次で他人の怪獣殲滅作戦を遂行するのか?
私も1度しか遊んでませんが、殲滅作戦で勝利した人が意外と多かったです。結局は生き残りゲームなのか?
それでも、生き残るためにも、パワーアップのためのエネルギーダイスは重要ですし、どのようなパワーアップを身に付けるかの選択も面白そうです。
各プレーヤーの思惑でゲームバランスも変化するのでしょうから、勝利点積み上げ作戦が生きてくる展開もありえます。だから何度も遊びたいゲームですね。
最後に触れますが、このゲームはダイスゲームです。ダイス振り好きな人は、はまる要素がふんだんにありますので、一度お試しください。
ミニゲーム大会
【スティッキー】
今回は“スティッキー”を遊びました。
“スティッキー”は、棒を立てている木のリングを倒した人が負けとなるゲームです。プレーヤー順に棒を引き抜いていき、しだいにバランスが崩れていきますが、その時に棒を束ねたリングがテーブルに落ちるとダメです。
引き抜く棒をいかに上手に選ぶか?
ミニゲーム大会ということで、今回は負け抜けのルールで遊びました。リングを落し負けた人が抜けていき、最後に残った一人が優勝者です。見事最後まで残ったのは常連中学生の女の子でした。
【チケットトゥ ライド】
冒頭にも記載しましたように、参加者が少なく常連メンバー主体であったこともあり、比較的難度の高い本格ゲームが幾つも遊ばれておりました。“ボーナンザ”、“ナイヤガラ”、“7ワンダー”、“チケット トゥ ライド”、“レジスタンス”、“ドミニオン”。
まあ、普段のゆうもあ京都でも遊んでいるのですが、参加者が少ない分だけ、本格ゲームのテーブルが目に付きますね。
私は“チケット トゥ ライド”のインスト説明をいたしました。プレーヤーは、親子2人と別グループのお父さん、それに私の友人女性の4人。
ドイツゲーム大賞を受賞している名作ゲームですが、4人とも初プレイらしい。Web等を見て、面白そうと思った親子からのリクエストでした。
各人指定された都市と都市を結ぶように列車をつないでいきます。列車を引くために、指定された色のカードを列車の数だけ集めていきます。
各路線は早い者勝ちなので、相手が引くまでに先に引かないと。もし誰かに先を越されたら、別の迂回路を使ってつながねばなりません。
誰がどの路線を狙っているのかを見定め、効率良く列車を並べた人が有利になります。
得点を取得する方法が3パターンあり、どの作戦で進めるかの判断も勝敗を分けるポイントです。相手の動きに目を光らせ、思考力をフルに発揮して勝利を目指しましょう。
非常に面白いゲームで、何度遊んでも飽きることはありません。ゲームに慣れてきて、もうちょっと本格的なゲームを求めておられる方に是非お勧めしたいゲームです。
【ドミニオン】
目新しいゲームシステムの採用により大人気となり、2009年度のゲーム賞を総なめにしたカードゲームです。
非常に面白く大人気のため、拡張シリーズが既に5種類も出ており、今年中にさらに1つ追加になります。
ドミニオンのゲームシステムを採用した類似ゲームもその後続々と発売されております。ドミニオンには無い新しいアイデアを付け加えたもの、さらに発展させ戦略性も高めたものとさまざまです。一つのゲームジャンルを確立し、ゲーム初心者からゲーマーまで幅広い層を惹きつけるドミニオンは、ゆうもあでも常連ご家族に人気のゲームです。
使用するカードは、基本的に3種類。お金カード、アクションカード、勝利点カード。
お金カードを使って、毎手番、上記3種類から1枚のカードを購入することができます。手持ちカードの山が尽きると、使用済みカードと購入したカードをリシャッフルして再利用します。
同じカードを何度も繰り返し使用することろがミソ。そして購入したカードが追加されていくので、どのカードを購入するかの選択がこのゲームの面白いところです。
スタート最初のカード構成は全員同じですが、購入選択によりカード構成がどんどん異なっていきます。トレーディングカードゲームに馴染みのある方向けの説明としては、「カード購入しながら自分のデッキを作っていくゲーム」とお考えください。
「お金」は購入する時に必要なカードです。最初は、「お金」カードを集めることから入ります。初期カードは1金カードしか持ってませんが、2金カード、3金カードを購入していきます。
「アクション」カードは、毎手番1枚しか使えないのですが、さまざまな効果を発揮するカードが10種あります。「アクション」カードをうまく組み合わせると、大きな効果を生むカード構成になります。これを“コンボ”を組むといい、最適なコンボカードを見つけることもゲームの魅力の1つです。
「アクション」カードの種類は、拡張シリーズをあわせると100種以上。この内1ゲームに使われるのはランダムに10種だけ。ですので、カード組み合わせが毎回異なるゲームになります。どんなカードの組み合わせのデッキを作ろうか?それがドミニオンの楽しみ方です。
そして「勝利点」カードは、意味のとおり最終勝敗を分けるカードですが、ゲーム中は何の効果も生みません。手札にくれば無駄なカード。でも最終的に勝つためには必要なカードなので、ゲーム終盤は勝利点カード集めに入ります。集めるのが遅すぎると、カード構成が強くても勝てません。自分の手札だけを見ていてもダメです。相手の出方も見ながら、ゲーム終了時期を見分ける力も必要になってきます。
いろんな要素を含んだゲームだけに、最初は理解するまで少し時間が掛かりますが、慣れてしまえば次にはどんな「アクション」カードが出てくるか楽しみでしかたがありません。
今回のゆうもあの場では、初プレイの奥さん交えて女性陣だけでドミニオンを2度ほど遊ばれてました。奥さんは初プレイなので、スタッフ女性がゲームレクチャーしながらのプレイでしたが、次回からは違った「アクション」カードの構成でも遊べるでしょうか?楽しみです。
協力ゲームなので、小さなお子さんをサポートしてご家族一緒に遊べますよ。 |
自分のコマの位置を覚えておくだけの簡単な記憶力ゲームなのですが、大人も油断する見失います。 |
金の玉だけを残すように皿を回して玉を弾き飛ばします。 |
相手との呼吸を合わせて。慌てるとコマが倒れて振り出しに戻りますので注意! |
大人もうかうかしてる子供に負けちゃいますよ。 |
魚のいそうな場所に穴を開けて、磁石の釣竿使ってお魚を釣り上げましょう。 |
ルールは簡単ですが、ジレンマがあってなかなか思うようにうまくいきません。 |
少々難しいゲームですが、小学生のお姉ちゃんが大好きなので、お母さんも覚えようとしています。 |
進む所と同じ色のダイスが出れば進めます。 |
自分の仲間を見つけ出して、相手チームと勝負します。 |
早くベルを鳴らした人が場のカードをもらえます。 |