小学生低学年から楽しめるゲーム


この部屋では、小学生低学年、つまり7歳から8歳くらいを対象としたゲームを紹介します。


ピクショナリー4人以上20人でも可能対象年齢:8歳以上
ピクショナリー
2人以上のチーム形式で対戦するゲームです。
毎回違った”言葉”が問題として設定され、その言葉を引き出す質問者と解答者に別れます。質問者は絵を描いて、その言葉を解答者から引き出します。
ただし、絵を描き、解答する時間は1分間だけです。
言葉を当てたチームはダイスを振って駒を進め、一番早くゴールしたチームの勝利です。
絵がうまいへたよりも、わずか1分間に、いかに的を得た得を描くかがポイントとなります。

設問カード
右に設問カードの一例があります。上から、蚊、ヘアピン、ひっかく、遊園地、天気と5種類の設問が1枚のカードに記されており、止まったボードのマスの目の色がそのチームへの設問となります。
”蚊”ならまだ簡単ですが、”ひっかく”って言葉を1分間に引き出すためにはどんな絵を描くのか?瞬間のインスピレーションが大事になります。

3人でも遊べますが、本来4人以上いないと楽しめない事、小学生では判らない言葉が多数出てくる事等、問題はありますが、人数さえ集まるシチュエーションでは大人、子供関係なく楽しめる事請け合いです。
オリジナルゲームはアメリカですが、日本版だけでも、セガ版、シュウクリエーション版、ポケッタブル版等があり、セガ版以外は入手も比較的簡単で、家族で楽しめるゲームとして最もお勧めするゲームです。

(5歳の時の娘の反応)
このゲーム、さすがに5歳の子供では参加できません。
まず、設問が読めませんし、仮にひらがなの問題であったとしても意味を知らない言葉の方が多いです。
しかたがないので、下の娘が参加する時(家族で遊ぶ時には参加させない訳にはいかないので)には、誰かが問題(当然子供に描けそうな設問)を下の娘に耳打ちし、絵を描かせて一番早くに当てた人が駒を進めるようにしています。

(10歳の時の娘の反応)
10歳になると設問の言葉も2/3は判りますので、十分にゲームとして成立します。判らない言葉の場合は、知ってる言葉が出てくるまで次のカードをめくります。でも注意しないと、「知ってるけど絵の書き方が判らないから」という理由で勝手にカードを交換していたりします。つまりインチキ。
家族4人だけでは、なかなか遊ぶ機会が少ないですが、このゲームとラビリンスだけは、親と10歳の娘とで力量に差が出ません。
それだけに娘にとってはお気に入りゲームの一つのようで、ピクショナリーをするなら他の遊びは不必要なようです。


ガイスター(ファンタスミ)2人対象年齢:7歳以上Drei Magiel
ガイスター
写真に写っているとおり、オバケの駒を使って遊ぶ2人用の思考ゲームです。
ルールは簡単なので幼稚園児でも遊んで楽しめるのですが、勝負という面から考えると幼稚園の子ではちょっと苦しいので、とりあえず7歳からのコーナーに配置しましたが、遊ぶだけなら幼稚園でもOKです。

2人対戦型の思考ゲームというと、将棋やチェス等の難度の高いゲームを思い浮かべがちですが、2人ゲームには小さな子供でも楽しめる簡単なゲームがたくさんあります。
ガイスター
よくあるところでは五目並べ(連珠)やオセロ。私が小学生の頃良く遊んだのが戦艦ゲーム。そして昔懐かしい軍人将棋。
この他にも数え上げれば幾らでも出てきそうです。
でもこうしたゲーム達は比較的ルールは容易ですが、思考&推理ゲームとして考える要素が多いために最低でも小学生くらいにならないと楽しむ域にはなかなか達せません。

ところが今回紹介する「ガイスター」なら、考える要素が少ない分、小さな子供でも十分にゲームとして楽しめるのです。
といって大人ではつまらないかというと決してそうではない。心理戦としての要素がぎゅっと凝縮していて手応え十分な面白さを味わえます。お薦め度Aランクのゲームです。

それではゲーム内容の紹介です。
6×6マスのボードに双方8体づつのオバケを使用します。このオバケ性格が2つに分かれてまして、良いオバケと悪いオバケが半々づつおり、双方4体づつ良・悪オバケを使用します。オバケの背中に青いマークが付いてるのが良いオバケ、赤いマークなら悪いオバケ。良いオバケか悪いオバケか、自分には分かりますが、相手のオバケは分からない。

自分の手番には自分のオバケをどれか一つ動かします。動かし方は、前後左右に1マスづつ。斜めには動けません。そして相手のオバケと同じマスに入れば相手のオバケを盤外に取り除きます。こうして双方のオバケを取り合いっこしてゲームを進めます。
肝心の勝負はどこで付くのか? 勝ち方は3通りあります。
1つ目は、自分の良いオバケを相手側奥左右どちらかのマスから盤外に逃げさせる。 (盤外に逃げれるのは良いオバケだけです)
2つ目は、相手の良いオバケを全て盤外に取り除く。
3つ目は、自分の悪いオバケを全て相手に取らせ、盤外に取り除く。
このうちのどれかを先に達成できれば勝利です。
ね、簡単でしょ? ゲームした事ない人は文章読んだだけではピンと来ないと思いますが、じっくり読んでいただければルールは理解できると思います。

ルール簡単なんですけど、ゲームの骨子は心理&推理ゲームです。軍人将棋等より推理要素を大幅に減らしてはおりますが、相手の動きの観察と読みこそこのゲームの神髄です。
相手の動かし方を見て、その駒が良いオバケなのか、悪いオバケなのかを推理します。うまく相手の駒を推理するのか、はたまた相手の推理の裏をかくのかが楽しいポイントです。
意外なことに私は上の娘にもほとんど負けません。娘もそれが少々悔しいようです。
ところが上の娘も下の娘には連戦連勝します。下の娘はいつもおねーちゃんの悪いオバケを全て取らされてしまいます。
上の娘なら慣れてくると私と五分の勝負もできるとは思いますが、今のところハンディを付けて遊んでいます。つまり私の方は良いオバケ3体に悪いオバケ5体持ちでやってます。

FANTASMI箱
実はこのゲーム、紙鉛筆と前から見た目が同じ駒16個あれば簡単に出来ちゃいます。
でも、やっぱりこのオバケ駒ならではの趣ってのがありまして、麻雀牌使ってやるのとでは楽しさが50%程UPします。是非実物を手に入れて遊んで見てください。

全く同じゲームですが、「ファンタスミ」というタイトルでも販売されてました。こちらのパッケージは右のような写真です。

(6歳の時の下の娘の反応)
はたして6歳の我が子に遊べているとしていいのかどうかは少し疑問なのです。
確かにルールは理解しているし、そこそこ楽しんで遊んではいるのですが、勝率は非常に低い。それだけ考える力ってまだまだなんです。当たり前か?

でも本人はそれなりに考えてます。めちゃくちゃ動かしてる訳ではないんです。相手のオバケを取るか取るまいかと思案はしてるのですが、筋道たった考え方には及んでないだけです。それなりに考えてくれるから、余計に娘のオバケの性格が読みやすいんですね、これが(^^;;。
まあ、その辺りが可愛いんですね。親ばか!
そのうちに思考力もついてくるでしょう。

(11歳の時の上の娘の反応)
オバケ
覚える事だけなら大人とそれほど差は無くなりましたが、考える力って事になるとまだまだ経験が浅いです。ルールが簡単なだけに娘本人は、何故父親に毎回負けるのか不思議なようです。ほんのちょっとしたところを観察し考え推理できるかどうかが、結果として大きな差になる事にいつ気づくやら?
親から見てると結構いい線いってるんですが、それでも娘の考えが私には読めちゃうんですね。やっぱり親ですから!

ミッドナイトパーティーのヒューゴー君より、こちらのオバケの方が目の穴があって可愛いいらしいです。本人によると。

(読者の方の声)
このページを読んでいただいている方からのメールをいただきました。一部を紹介します。この方は小学生3年と2年の娘さんと遊ばれたようです。

ハンデなしで子供とやると、まあ100%勝ちます。
特に姉は、すぐ顔にでるので、丸わかり。作戦もワンパターン(赤取らせ作戦)
(※赤取らせ作戦とは、悪いオバケを相手に全部取らせようとする勝ち方です。)
妹は何をするにもポーカーフェイスなので、たま〜に負けることがあります。
負けるときは、赤を取ってしまいます。
シンプルなゲームですが、面白いですね。子供も、負けても負けても挑んできます。



フロカティサーカス3〜5人対象年齢:7歳以上AMIGO
フロカティサーカス
和名「ノミのサーカス」と呼ばれているカードゲームです。
0〜7までの数字を使い、最終得点計算の際には簡単な足し算をしますので、7歳からのゲームにしましたが、6歳の子供でも遊ぶだけなら十分に遊べるゲームです。

使用するカードは、可愛い“ノミ”が“サーカス”している絵が描かれた80枚のカードとアクションカード9枚。ノミのカードは10色あって、それぞれ各色0〜7点が1枚づつあります。
これらのカードを1つにまとめてテーブル中央に山札として伏せておき、上から順にめくっていって、欲しいカードが出たら1枚取って手番終了。次の人もまた順番に上からカードをめくっていきます。
めくったカードは場に表向きに置いていって、欲しいカードが出るまで続けていいのですが、もし既に場に出ているカードと同色のカードをめくってしまったら、そこで手番終了。バーストとなり、この場合は1枚もカードが貰えません。
欲張って何枚もめくってバーストするか、それとも手頃なカードで妥協するか、見極めが大事なゲームです。
場に残ったカードは次の人に持ち越されますので、次の人にとって良いカードが残っておれば、山札からカードを1枚も引かずに場のカードを手に入れてもOKです。

アクションカードには3種類あって、好きな人からカード1枚ばばぬきできるもの、相手のいらないカード1枚を貰えるもの、同色カードが出るまで山札から引き続けるカードと、強烈ではありませんがちょっとした味付けになっています。

誰かが手札カードだけで10色集めた段階でゲーム終了。その時の点数で勝敗を決めます。
点数計算は、次の3パターンがあります。
(手札カードの得点)
手札カードの中から、各色毎に一番大きな数字を足したものが得点です。同じ色のカードを何枚集めても最大のカード1枚だけしか得点にはなりませんから、できるだけいろんな色を集めるのがセオリーです。
(トリオ10点)
ゲーム中に同じ数字が3枚集まるとトリオと言って、その3枚をオープンして出しますと1組10点が貰えます。ただし、このカードは前述の手札カードには含まれません。0とか1、2のカードなら集め易いので、3枚集めて10点というのもオーソドックスな得点方法です。
(終了者10点)
10色集めてゲーム終了させた人に10点のボーナスが入ります。
この3パターンの得点合計で競います。

フロカティサーカス箱
このゲーム、ルールはシンプルですが、子供でも理解し易い駆け引きがたっぷりと盛り込まれたゲームに仕上がってます。
まずは山札をめくっていって5,6,7なら文句無くそのカードを貰うのでしょうが、2〜4なら悩むところです。既に持っている色ならこれまた必要ないですし、かといって何枚もめくるとバーストします。
そこであえて0ばかり3枚集めトリオを作るのも作戦として成り立ちます。
いつ誰が10枚集めてゲーム終了するかが判らないので、3枚集めには少々リスクがあります。
そこを狙いすまして、点数が低くとも、さっさと10色集めてボーナス10点を得て勝つような作戦もあります。
場に残したカードは次の人が取れますので、私なんかは次の人が欲しがりそうなカードをブロックして取るような事もよくあります。
難しいゲームではないですが作戦としては色んな展開を考えられ、また、いつゲームが終了するかドキドキするところもあり、知的遊びに興味を持ち出した年頃の子供にはちょうど最適なカードゲームと思います。

(6歳の時の下の娘の反応)
6歳の娘は数字の大きさをほぼ理解してはいますが、2を持っているところで同色の6を取ると何点UPするのかがすぐには判らないので、最善手をいつも取れるかというとちょっと難しいです。
さらに同色2枚目の不要なカードでトリオを作るのが基本戦略なのですが、ちょっとそこまで高等なテクニックは使いこなせないですね、さすがにまだ。
それでも小さな手に10枚以上のカードを持って、毎回持っているカードの色を確認したり、トリオを完成して喜んで出すところは可愛いものです。
少しハンディを付けてやった方がいいのかもしれませんね。
あっ、当然最後の点数計算は大人がやってます。

(7歳の時の下の娘の反応)
小学校の1年生、足し算、引き算を教えてもらうので、1桁の数字の大きさは直感的に判るようになりました。まだ2桁は計算できても直感で判断できないですが、ちょっとしたゲームならいけますね。
でも下の娘は昔っから、10色揃いを必ず狙ってきます。このやり方しか覚えてないみたい。ちゃんとトリオを作る方法も知ってはいるのですが、10色揃えて勝つ経験を何度も体験してるので、他の作戦を取る発想が湧いてこないようです。完全にワンパターン!
このやり方でも勝つときは勝つのですが、トータル勝率は低くなる。状況に応じて作戦を練れるようになるにはまだ1年待たねばならないのか?それとも幼い時の「勝った思い出」が強烈すぎたのか?
楽しんでるには違いないので、まあ良いのでしょう。

(11歳の時の上の娘の反応)
11歳の娘が一番気に入ったゲームが実はこのゲームです。7歳からのゲームにセレクトしてますが、実は小学生高学年位からが一番喜ぶ年齢かもしれません。それほどいろんな事を考えるのが楽しいゲームです。
バースト系ゲームとして、下の娘がやりたがるのが「クライネフィッシュ」なら上の娘が好むのがこちらのゲーム。毎回2つ同時にやってます。
娘が好きな作戦は、やはりトリオを連発して作る作戦。娘が10色集めてゲーム終了する事ってのはそんなになくてほとんど親が10色揃えるか、逆に下の娘の方が10枚揃える事の方が多いです。時には山札が全部無くなってゲーム終了する事もあります。
バースト系ゲームって性格が出てくるのですが、上の娘は慎重なタイプのようで危険を冒すより小さい数字でも取ってきますね。母親がバーストするまで引いてくるタイプなので、父親に似たのでしょうか?



 Pit(ピット)4〜8人対象年齢:7歳以上PARKER BROTHERS
Pit
数種類ある作物カードから、特定のカードのみを集めるアクション&交渉ゲームです。
アクションと言っても、プレイヤー同士カードを交換するだけですし、交渉と言っても、カードを何枚交換するか告げるだけのいたって簡単なゲームです。これが実際に遊んでみると、面白いんです。身体をついつい使って熱くなって、はまるんです。(^^)

写真にあるようなちょっと見分けづらい作物カードが8種類各種類9枚づつあります。大麦とオレンジとかコーンとかがね。
準備としては、まづ遊ぶ人数分だけの作物カードを用意します。4人で遊ぶ場合は4種類だけの作物カードを使用し、残りは使用しません。
だから最大8人まで遊べるんですが、8人で遊ぶのはちょっと多すぎるかもしれないです。
5人くらいが一番適当かなと思います。
そしてテーブルの中央にベルを用意します。ベルがなければ何か物を用意しましょう。最初に上がった人がベルを鳴らすか、物を取ったら勝ちです。
Pitカード
さてさて、このカードを良く混ぜて各プレイヤーに9枚づつ配布します。プレイヤーは他のプレイヤーとカードを交換しながら、特定の作物カードだけを9枚とも集めるのがこのゲームの目的です。
で、どうやってカードを交換するかって言うと、交換希望のカードを前に出し、交換して欲しいカード枚数を、
「2枚交換できんか?」「3枚、3枚、交換して!」「1枚」「2枚、2枚!」って叫ぶんです。
あら?上の例だと2枚交換希望者が2人。交換成立ですね。では早速交換してもらいましょう。
これを繰り返すんです。誰かが9枚とも集めると、中央に置かれたベルを「チーン!」って鳴らしてゲーム終了。見事ベルを鳴らした人の勝ち!
ね、簡単でしょ!

さて、ここで幾つかルールがあります。
・交換するカードは、お互い同数同士で交換しなくちゃいけません。
(でないと9枚揃わない人が出てきちゃいます。)
・2枚以上交換する場合は、同じ作物のカードが2枚以上揃ってなければなりません。
(別々の作物1枚づつ2種類で、2枚交換してはいけません。)
基本ルールはこの2つだけ。ね、簡単でしょ。

こんだけのルールで、遊べるんです。面白いんです。ついつい夢中になって交換するんで、身体が熱くなってくるんです。人に負けじと交換枚数叫ぶんで、喉がからからになってくるんです。
あら?暑い夏向きのゲームじゃないって?そうかもしんない。
9枚揃って、ベルを思いっきり“チーン!”と鳴らした瞬間、他のプレーヤーから聞こえてくる
「ああっ!」とか「えっ!」「うそっ〜」などの、なんとも言えないうめき声、「私も揃ったのに」なんて嘆きの声。これがまた最高の賞賛の叫びに聞こえるんですよね。
9枚揃った時の達成感!と爽快感!。これに尽きるんですよ、このゲーム。
1回のゲームは長くて3,4分。この短時間に凝縮する緊張感と達成感&間に合わなかった時の残念感。
これだけの思いをこの短時間で体感できるゲームってそうは無いと思うんです。ですから是非お勧め。

実は作物カードには種類に応じて得点が決まっています。小麦なら100点、オレンジなら50点って具合です。(右上のカード写真参照)最初にトータル250点取った人が勝ちって感じで遊ぶと楽しいです。

クマとウシ
【上級ルール】
上級ルールと言うより本来は基本ルールなんですが、最初はややこしいので、慣れてから導入するのが、“クマ”と“ウシ”のカード。(右のカード写真参照)
この2枚が入るので、全員9枚ではなく、2人のプレイヤーだけは10枚持ってゲームします。
10枚持つ人は9枚の人より特になります。ですから10枚持てる人は順繰りに変わっていきます。

“クマ”カード。これはお邪魔カードです。このカード持っている人は勝つことはできません。直ぐに他のプレイヤーとカード交換すべきでしょう。
“ウシ”カード。これはオールマイティーカードです。どの作物カードの代わりにもなります。ですから作物カード8枚揃っていて、“ウシ”カードがあれば上がれます。
これら2つのカードは、見分け難くなっていて、直ぐに勘違いしてしまいます。そこがゲーム作者の狙いなんでしょうけど。
この2つのカード交換だけ少し特別でして、他の作物カードと合わせて交換可能です。たとえば、麦カード2枚とクマカードを合わせて3枚で交換してもいいですし、クマカードを1枚だけで交換も当然OKです。
ベルが「チーン!」て鳴った時に、これら2つのカードを持っている人はマイナス20点となるので、“ウシ”カードといえどもいつまでも持っていると危険です。ですからかなり頻繁にこの2つのカードは動き回ることになり、その分カード揃えでますます混乱します。
ノーマルルールに慣れてきたら是非入れて遊んで欲しいカードです。
得点方法も少し複雑になるのですが、これはここではちょっと割愛。

子供たち
(下の娘の反応)
ルールは簡単なもののカード交換を迅速にこなしていくってのは、結構難しいものです。こちらが3枚で交換したくっても、相手が2枚を要求してくれば、瞬時に3枚のうち2枚だけで交換に応じたり、自分が求めているカードの行方を想像して交換相手を選んだりと、ゲームに潜むテクニックは小さな娘にはちょっと手が届かないものですね。
それでも小さな手にカードを広げて、果敢にカード交換している。そして意外な事にそこそこの成績も残す。ベルをチンチン鳴らすのはやっぱり嬉しいようだ。
娘でもちゃんとゲームとして楽しめたようで、こちらも嬉しい。

(近所の子供たちの反応)
ルール的には簡単なので小さな子供でも遊べるんですが、肝心のカード9枚を並べ替えながら手に持つのはかなり難しいのです。カードに慣れてない近所の子供は手で並べて持てないので、テーブルの下で並べなおしてました。(^^)
これなら手で持たなくてもできるんですが、どうしても交換のタイミングが遅くなるわな?
うちの娘が手に持って遊べるのは、4歳の頃からUNOその他のカードゲームに慣れ親しんできた成果のようです、どうやら。
それでも3年生くらいの子になると手も大きくなり全く問題はなくなるようです。要はカードに慣れるか、手が大きくなるかどちらかでしょうか?
子供が何人集まろうと、年齢差が少々あろうと、全員で一緒に遊べるゲームってそうは無いです。
唯一の難点は、カードが傷み易いってことでしょうか?みんな夢中になればなるほど、カードは直ぐに傷ついてしまいます。これも楽しく遊んだ結果として甘受しましょう。

小さな子供と遊ぶ場合は
基本はカード9枚なんですが、小さな子供にはちょっと多いかもしれません。
ここは2枚減らして7枚手持ちで遊んでみましょう。これなら子供でも手に持ちやすいし、カードも揃いやすい。最初は7枚で初めて慣れてきたら9枚にし、上級ルールを加えるといいと思いますよ。


Halali!2人対象年齢:8歳以上KOSMOS
Halali!
クマとキツネが可愛い(?)2人用ゲームです。
面白い2人ゲームというのは、思考型ゲームが多く、小さい子供にはどうしても不向きなのですが、このゲームは運の要素がうまくミックスされ、さらに動物が登場してくるというシチュエーションもあり、子供が興味を持って遊ぶゲームに仕上がってます。

クマにキツネ 一方のプレイヤーがきこりと猟師、もう一方のプレーヤーがクマとキツネを担当し、両方のプレーヤーがお互いに狩りを行います。
狩りの対象は、キジにカモ。キツネと猟師はこれを狙います。ところが、クマの狙いは、人間。つまりは猟師ときこり。クマは人を襲う! これに対抗するのは当然猟師。猟師はキジ、カモ以外にキツネやクマも撃ち取れます。では最強か?ところが猟師には条件があり、鉄砲の向いている方向の獲物だけしか狩れません。猟師は縦横に動けても鉄砲の向きだけは不変で、1人だけではなんとも不自由な猟師です。 さて、きこりの役割が抜けてました。きこりは木を切る、とんとんとん〜。できるのはこれだけ。でもこの役割がゲームプランに大きな影響を与えます。それは遊んでみてのお楽しみ。
最初は全て裏向きに伏せてあるコマを、各プレーヤーが任意のコマを順にめくっていきます。うまく狩りができる場合にはめくる代わりにコマを移動させて狩りをしてもいい。狩ったコマは自分の得点になります。
木、カモ、キジ、はそれぞれ2,2,3点の得点ですが、キツネ、きこり、猟師は5点と高く、クマは10点と高得点。クマを狩るか、クマが襲うか? 狩り狩られての攻防展開。
見た目は可愛い雰囲気満点ですが、テーマは狩猟と強襲。小さな子供に合わないテーマと思いきや、子供はこのシチュエーションをすんなり受け入れました。子供の方が童話や絵本を見ているので、猟師やきこりに違和感ないみたい。

このゲーム、運の要素が強いです。最初は全て伏せられた状態で順に表返していくので、どのタイルが先にめくられるかでゲームの趨勢が変わります。とはいえ、猟師やクマのちょっとした動きで相手を牽制したり、カモを使ってクマの動きを封じ込めたり、きこりが木を切って、通路を確保したりとなかなか戦術的に奥の深いものがあります。2手、3手先を読んだ動きが必須のゲームってところは2人用ゲームならではの難しさも併せ持ってます。

(7歳の時の下の娘の反応)
子供同士のプレイ風景
ちょっとした指し手で展開がころっと変わります。最初は考えるポイントも判らないようで、相手にもなんにもなりませんでしたが、何回も遊んでいるうちにコツを掴んできたようです。猟師2人を上手く使ってクマを包囲したりもできるようになりました。私のクマを2頭とも撃ち取って勝った時はすごく嬉しかったみたいです。勝った翌日もクマ2頭とも取ったことを嬉しそうに話してました。
慣れてきたと言っても私と五分では苦しいので、少々ハンディを付けて遊んでいます。安加里はハンディを付けられるのは嫌なようですが、何回やっても勝てない事実を認めざるをえず、しぶしぶ納得してハンディ設定を受け入れてます。私は手を抜いてわざと勝たせてやるような事はしないので、ハンディ無しの時は連続5,6回負け続けたでしょうかね?
それでもいづれはハンディ無しで遊びたいと思ってるようですが、私と完全に五分で遊べるにはまだまだ時間がかかるでしょう。

(12歳の時の上の娘の反応)
まだ娘と一度も遊んだことないのですが、安加里と遊んでいるのを見ていると、なかなかちゃんと考えているようです。安加里相手だと、よっぽど駒の運が偏らなければ美典が勝つのは間違いないですが、 ハンディを安加里につけてやると、なかなかいい勝負です。
このゲーム駒も少なく、やれる事もそれほど多くはないですが、数手先の動きを読むのが意外と難しいですね。私でも予測しきれないケースが多々あり、そこがこのゲームの魅力のひとつです。
私が読めなかった見事な動きを美典はすることも多く、私も美典と2人で遊んでみたいとも思ってます。面白そう。


ドミノ2〜4人対象年齢:8歳以上
ドミノ
誰もがご存知の“ドミノ”。でも実際にゲームとして遊んだ人は多くないのでは?それどころか、ドミノ倒しするものと思っている人もいるのではないだろうか?
本当は戦略的にも奥の深いゲームなんですよ。
“ドミノ”といってもいろんな遊び方がありますが、ルールそのものは比較的簡単なものが多いので、充分に小さな子供たちでも遊べます。たとえば、「手持ちの牌を早く無くした者勝ち」なんてルールだったら4歳でもOK! でも、大人も楽しめるルールの場合には、ちょっと計算も必要なのでこの部屋にジャンルしました。

ドミノ牌
“ドミノ”は左右2つの数字が組み合わさって1つの牌になってます。右の写真は、左が“5”で右が“3”。基本は、この牌の数字を合わせて出していくだけのゲーム。数字さえ判れば遊べるので、小さな子供でも遊べるんですが、我が家の“ドミノ”は数字ごとに色が違っているので、数字だけでなく単純に色を合わせるだけでも遊べます。だから4歳でも遊べると思います。
“ドミノ”と言ってもいろんな遊びがありますが、我が家では最もポピュラーな“カンテット”というゲームを遊んでいます。
“カンテット”は、端の数字を足して“5”の倍数になると得点が貰えるゲームです。そう、簡単な暗算を素早く行う。足し算が必須ですね。
左の写真だと、左端の“3”、一番下の“3”、一番上の“4”、この3つを足すと“10”。見事“5”の倍数だから得点が貰える。
カンテット
2人か3人で遊んでも面白いですが、4人で2人づつペアで遊ぶと、仲間意識も刺激されてとっても私は好きです。
具体的な遊び方は、
“カードゲーム農園”というページが詳しいのでこちらを参照して下さい。“カンテット”以外の遊び方も載ってます。

(8歳の時の下の娘の反応)
このドミノ、私がゲーム会の賞品で手に入れたもので、選んで買ったものではなく偶然我が家にやってきたゲームです。
簡単な足し算なんですが、まだ2年生、やはり暗算が遅いです。そこは親がじっくりと我慢。これが子供と遊ぶには大事。投やりにならずに、あれじゃないこれじゃないといろんなパターンを確かめるのがなんともカワイイ。もう少し早いと嬉しいんだけどね。「これも算数の練習になってるのだろう」、と親の自己満足。(^^)
4人ペアで遊ぶ場合には、味方をアシストする作戦や、得点よりも敵チームの妨害を優先するなどの臨機応変な判断がゲームの面白さなんですが、そこまではまだ味わえてない様子。これから徐々に仕込んでやりましょう。

初めて“ドミノ”に触れた後、ちょっとほっておくと、1人でドミノ倒しをやりだした。倒れる時にドミノの牌が当たるカタカタ音がなんとも心地よい。当然、娘がドミノ倒しをするのは初めて。
最初は直線だけだったのが、親が何にも教えてないのに、曲線、回転、分離、とグレードアップしていく。子供ながら刺激を求めてより高度な技を自然と追い求めているのだ。親が何にも言わなくてもちゃんと頭使って考えているのだ。もっと早く“ドミノ”を与えてやったら良かったのにと思っちゃいました。


カタンの開拓3〜4人対象年齢:8歳以上
カタンの開拓
知る人ぞ知る、1990年代最高傑作のボードゲーム、“カタンの開拓”。1995年のドイツゲーム大賞を受賞している。そして1995年、1996年と日本でも、ボードゲームマニアの間で大旋風を巻き起こしたゲームです。
人と人との駆け引き、先を読んだ作戦、相手との交渉、とゲームの中でも難度の高いテクニックが要求されるが、軽妙なテンポは心地よい! テクニックと運の要素のバランスが絶妙!
もう最高の賛辞をささげるゲームですが、意外なことに低学年の子供でも十分に楽しめるゲームであるところが、本当にスゴイとすら感じます。
そこそこゲーム慣れしている人であれば、年齢に関わらずこのゲームの魅力に惹かれること請け合い。

では、我が家に“カタンの開拓”がお目見えした当時を振り返ってみましょう。

ゲーム仲間のお宅では、幼稚園と1年生のお子さんとで“カタンの開拓”を遊んでいるらしい。
それなら我が8歳の娘にだって遊べるはず。
そう言えば上の娘も最近はパソコンでのメール交換の方に夢中で、ゲームに参加してこないのが上の娘。“カタンの開拓”なら面白くないわけがないのでいいかも?
でも出し時が肝心だ!第一印象で面白いって感じないとその後いくら誘っても乗ってこない。さあどうするか?
カタンの開拓ボード
そこで彦根の実家へ行った機会にやることにした。何故って?妻の実家だったら、「宿題しろ」とか「後片付けしろ」とか文句言われないので、子供たちの気分はおだやか。
さらにパソコンが無いので、上の娘はゲームに絶対に乗ってくる。ましてや初めてのゲームってったら、確実に興味を持つ。

万難排して持ち出した“カタンの開拓”。案の定子供たちは興味深々。3人で遊んだ。
初めてなので最初はルールの一部を省略し、村も3個からスタート。できるだけ勝ち負けが偏らないように工夫もし、短時間でゲームを終えた。
娘達の評価は上々。随分と喜んだ。上の娘が大いに気に入って、その後も何回もしたがる。
下の娘も交渉を無難にこなし、ゲームに充分なる。まあ、交渉が甘いのと、道路引きの選択に計画性が無いのが目に付くが、まあ慣れれば成長するでしょう。
親としては作戦が見事に当たって大満足。

さて、どんな内容のゲームなのか?この説明が後回しになってしまった。
サイコロを振って出た目のところに産物が産出する。その土地に村を建てている人には産物が手に入る。
産物は5種。『木材』『レンガ』『羊毛』『麦』『鉄鉱石』。
定められた産物を必要数集めて、道路を作ったり、新たな村を建てたり、街に発展させたりする。
たとえば、“道路”を作るためには、『木材1枚』『レンガ1枚』が必要。“村”は、『木材』『レンガ』『羊毛』『麦』それぞれ各1枚づつ必要。
必要な産物はサイコロを振った結果として手に入るが、欲しい産物が手に入らない時は、誰かと物々交換してもOK。誰と何を交換するか?交換成立のために人と交渉していいところがこのゲームの醍醐味。
それと、人の手番でも産物が手に入るし、交渉もするので手番待ちの空き時間が無いところもゲームテンポが高まり集中できるところ。

我が家で3人で遊ぶ時は、村を3つ初期配置して遊んでいるのですが、これが原因かどうかは判らないが必ず道路王を取った人が勝っている。
なんとか道路王を取らずに勝ちたいと常々思っている。

始めてカタンを遊んでから、上の娘が一番にやりたがるゲームはこのカタン。おかげで1年くらいの間に、総プレイ回数は30回ほど。初期配置の順番を年齢順にすることによって少しハンディを付けていることもあり、下の娘もほぼ同じ確率で勝っているし、我が家の定番No.1ゲームである。

(8歳の時の下の娘の反応)
最初は産物交換の交渉が難しいと思っていたのだが、そちらの方は初期から無難にこなしている。最初は交渉するってこと自体が苦手で、何を交渉で手に入れたいのか?って方向性が定まらず、相手のいいなりになっていた。でもその内に、相手にとって喉から手が出るほど欲しい産物の場合は、相手に2枚、3枚と競り上げさせての交換を持ち掛けるなど進歩した姿も見せて来た。相手の顔色をうかがいつつ、交換レートを吊り上げている。えらいぞ偉い!
交渉の割に道路引きの方が苦手な様子。これは私にとっても意外だった。村を建てるためにはまず先に道路を引かねばならないが、村を建てられるポジションでもないところに道路を平気で延ばしてくる。親として見逃せないので教えてやると間違いに気が付くが、これが一度ならず二度三度。
かなりゲームをやりこんでからでもあまり改善しない。何故この辺りが難しいのかがこちらには不思議。

カタンの開拓のパッケージには、対象年齢10歳以上と書かれている。でも8歳の娘でも十分にゲームができているのも事実。
これで自信を付けたのか、これ以後、ゲームの対象年齢が実年齢より少々上でも全然臆さない。10歳以上となっているくらいなら、「10歳からのゲームならできるよ!」と自信満々。気弱なのよりは数段良いが、横で聞いてるとなんか生意気に聞こえる。家族だから可愛いものの、他人に聞こえたら偉そうに聞こえそうでやばいよなぁ。

(13歳の時の上の娘の反応)
ゲーム覚えた初期は、とにかく道路王を狙ってくる。我が家では3人で遊んでいるので、初期配置の村は3軒。このため、道路王を狙うためには初期配置がかなり重要。ために結構近いところに2軒は設置する。
さらに、娘は木材が大好き。これまた道路を引くためには必須。森のエリアが隣接すると、隣接した間に初期の村を設置してくることがザラ。
となると私は常に、娘の道路王をはばむべく、初期値の村の間にあえて村を設置したりと邪魔の仕合。
当然、盗賊で邪魔する場合も上の娘を狙うことになる。上の娘もほとんど私だけを狙ってくる。
こうして漁夫の利を得るのが下の娘、ってケースも時折出てくる。
最近、母親も交えて4人でもやりだした。4人となると、初期の村は2軒と標準ルール。エリアが狭いため、道路引きが重要。鉄鉱石も重要度が増す。さらに面白くなった。

上の娘は、このゲームのテンポの良さが大好きなのだとか。カタンを遊ぶと、他のゲームが少々間延びした感じに思えるらしい。これはある意味当っていると思う。誰がサイコロ振っても全員に産物入ってくるし、交渉には手番休みも無いし、常にゲームが動いている感じ素敵だ。

(読者の方の声)
私のページを読んで興味を持ってくださったパルキンさんが、子供たちと初めて遊んだ時の感想を送ってくださいました。
遊んでいる雰囲気が出ていてなかなか面白いと思いましたので、ご当人のご了解をいただいて転載させていただきました。

やっと「カタン」を3人でやりました。
私がルールを知らなくては、と思い、カタンの公式ホームページを見つけましたので色々説明を聞いてからチャレンジしました。

初期配置からスタートし、6歳からサイコロを振らせました。勝ったのは9歳です。

1ゲーム40分でした。最初は海の2:1や3:1は無し。ロンゲスト、ラージェスト、カード無し。
どうしても道を作り家を建てるが、流れがスムーズに行きません。道が無いのに6歳には家を建てさせました(+_+)    甘いルールでしたが、とても評判が良く成功でした。
6歳がトレードを難なくこなしたのには驚きでした。! おねだりして、せっせと交換(゜o゜)
ドンジャらのせいか?カードを集めて○○に変える! のはクリアでした。
2人とも道よりチャンスカードを引きたがり苦労しました。
9歳は途中から、ポイントを理解しましたのでどんどん道、家と続きます。
海賊も使い他の邪魔もします。2回やりまして、どちらも9歳の勝ちでした。
子供たちに遊戯王カードゲームが流行ってます。そのせいか、ターンやエンドなど自然に使ってました。
これからもどんどん遊びたいです。


ノイ(neu)2〜7人対象年齢:8歳以上イカロス
ノイ
下の娘が
ゆうもあゲーム会で遊んで気に入り、激しい「買って!」コールに応えて入手した初心者向けのカードゲームです。
初心者向けとは言っても、2桁の足し算が必要になるため、小学2年生以上が適齢ですね。
ルールを簡単に説明すると、場に1枚づつ数字カードを足し算しながら出していき、101を越えるカードを出した人がアウト。誰か1人がアウトになるとチップを1枚失い、ゲーム終了。チップ3枚全て失うと失格。失格せずに最後まで生き残った人が勝者です。

ノイカード
数字は、1〜10までと50の数字。これ以外にマイナス1とマイナス10とがある。
さらに、101のカード。これはどんな時にでも出せて、場の合計を101にいきなりしちゃうカード。場に出せる数字カードが他に無かった場合に出しますが、自分の手札が良かった場合には、いきなり101を出して人を苦しめる作戦もあります。
これら以外に、自分の手番をパスできるPASSカードや、逆周りするTURNカード、次の手番の人が2枚出さないといけないDOUBLEカード、そして、次の手番の人を指名できるSHOTカードと4種の特殊カードがある。これら特殊カードを次々繰り出して、なんとかピンチをしのいでいきます。
自分の手札が数字カードだけになってしまったら大ピンチ。次に101の状態で自分に手番が回ってきたらアウトです。でも先に他の人がアウトになればゲームはリセットされるので、それを願うのみ。
自分の手前の人がマイナス10カードを出してくれたら、合計が91に減るので、10までの数字カードが出せて生き延びられるかもしれない。
自分の手前でTURN逆周りにしてくれた人には思わず感謝。と思いきや、いきなりSHOTで自分に手番が飛んでくるかもしれない。
人数が多くなればなるほど、他にも大ピンチの人が必ず1,2人いるので、希望は捨てず一喜一憂しましょう。

(10歳の時の下の娘の反応)
初めて遊んだのが、ゆうもあゲーム会でのこと、大人も含めて総勢6人で遊びました。このゲーム人数が多い方が盛り上がってどきどきする。
この時は、全員がチップ1枚残すだけと緊迫した展開。なので一層ドキドキ満点。
それが面白かったのか、随分と娘が気に入りました。うつぼゲーム会終了後の帰りの電車で、珍しく「101のゲーム買って欲しい!」とおねだり攻撃。他にも気に入ったゲームがあっても、買って欲しいとまでは言い出さない子なんですが、つい嬉しくなって、直ぐに買ってきてしまいました。甘い父親です。

数字カードは足し算をしながらテンポ良く出していくのだが、簡単な計算とは言うものの苦手な子にとっては、テンポ良く計算しながらカードを出すのは難しいところ。この辺りは年齢そのものよりも、暗算に慣れているかどうかで差が出てくる。
娘も最初は、とてもテンポ良いとは言えず、カードを出してからワンテンポ遅れて足し算してましたが、何度も遊んでいる内に、いつしかテンポ良くカード出しできるようになってきました。
やはり何事も繰り返しと慣れですか? これで算数の成績が上がるならゲームの効用と鼻高々なのですが、ゲームとの相関関係は実証できないでしょうね。

(15歳の時の上の娘の反応)
このゲームも8歳からOKとしておりますが、大人でもとっても面白いこと請け合い。上の娘も気に入って、早速クラブの夏合宿に持っていって遊んで来たようです。
人数が多いほど盛り上がって、かつ、ルール説明が非常に簡単なゲーム。こうしたゲームを娘は、学校の旅行やクラブ合宿に毎回1つ2つ持って行きます。学校行事の場合は、ゲームはトランプ以外全てダメとなって持って行けない時もあり、こうした時は結構文句言ってます。こういう時は父親である私も、「ゲームってものを知らない教師だ。」と一緒になってブーブー文句言ってます。
14歳、15歳になってから持っていっているゲームは、“そっとおやすみ”に“ノイ”。どちらもカードゲームなので持ち運びに便利だとか。同年代の友達同士で楽しくゲームできているらしいです。


マーゴマギーノ2〜4人対象年齢:7歳以上セレクタ
Mago・Magino
大事な水晶を悪い魔女に壊されバラバラにされてしまいました。水晶を元に戻すべく、子供たちは魔法使いのマーゴの助けを借りながら、水晶のカケラを集めます。最初に3つのカケラを持ち帰った人が勝ちとなります。
子供がいかにも喜びそうなストーリー。魔法使いや魔女が出てきます。その上、魔女に指差されると、子供がカエルに姿を変えてしまいます。西欧の童話に出てくるお話そのままです。
自分の駒は2つ。子供が描かれた面を上にして、さあ出発。
サイコロを振って出た目だけ駒を進めることができます。水晶のカケラを集めるためには、草原を越えて進むか、それとも近道だが危険いっぱいの魔法の森を進むか? どちらを選びます?

サイコロで魔女の目が出ると、ボード中央の魔女ルーレットを回します。止まった魔女が指差したところ、もしそこに子供駒があれば、呪いが掛けられカエルに姿を変えられてしまします。さあ大変。
カエルになっちゃうと、水晶のカケラを運べません。持っていたカケラもその場に落します。さらに、サイコロの目にかかわらず一歩づつしか進めません。
そこで白ヒゲ魔法使いのマーゴの出番です。マーゴと同じマスに止まると、カエルの呪いが解け、元の姿に戻ることができます。
サイコロの目では、魔法使いのマーゴの駒を動かしてもかまいません。悪い魔女の魔法から子供たちを守ってあげましょう。呪いを解くともう一手番続けてサイコロを振ることができます。ピンチがチャンスに変わるかもしれません。

MagoMagino
動かせる駒は、自分の子供駒2つと魔法使いの駒の合計3つだけで、選択肢はさほどないとは言いながら、結構どれを動かすか悩みます。
危険な魔法の森を進むか、平原を進むかも迷います。
帰りの道は、必ず平原を通らねばなりませんから、ゲーム中盤になると平原のあちこちに水晶を持った子供たちが歩いています。
そしてサイコロで魔女の目が出る。一気に盛り上がります。魔女ルーレットがどこを指すか?ハラハラどきどきです。
ルールは簡単ですが、魔女ルーレットのドキドキ感は大人も大いに楽しめます。どの駒を動かすか考える要素も多いので、小学生以上のお子さんをお持ちのご家族には是非ともお奨めのゲームです。

子供を表す木の駒が綺麗です。子供が描かれている面には窪みがあり、水晶の玉を乗せて動けます。ところがカエルが描かれている裏面は、トンガリ山の形になっており、水晶は落っこちる仕組みになってます。こうしたちょっとしたギミックがドイツゲームの秀逸なところです。

(ゆうもあの子供たちの反応)
なんと言っても魔女のルーレットを回す時が盛り上がります。子供たちは口々にワアワアと囃し立てます。
自分の駒が難を逃れたらほっと一安心。カエルにされちゃった子は大慌てです。この一喜一憂がゲームの醍醐味です。
ご家族と遊んでいると、意外なことにお母さんの方が子供よりも賑やかだったりもします。叫び声も大きかったり!
大人も子供と一緒にゲームに熱中してくれているんですよね。素敵なことです。ゲームを勧めた私も嬉しい。

カエルになった駒は、見ただけではどれが自分の駒か見分けがつきません。しっかりと覚えておかないとダメ。うっかりしていると、人の駒と間違って動かしちゃうこともあります。子供用ゲームと侮っているとなかなか手ごわいです。大人よりも子供たちの方がしっかりと観察・記憶していたりするので面白いものです。


ブロックス4人対象年齢:7歳以上ビバリー
ブロックス
色鮮やかな4色のタイルを嵌めていく、パズルちっくなゲームです。7歳からにジャンル分けしてますが、慣れればもっと小さなお子さんでも遊べると思います。

ブロックス配置図
自分の手番では、タイルを1つだけ、既に置いている自分のタイルの角と角が接するように置きます。辺と辺とを接するのではなく、角と角です。ちなみに最初の1個だけは、4隅のコーナーから置きます。
つまり右の写真のような感じで配置していきます。
ルールにしたがって自分のタイルをはめていき、一番沢山はめた人が勝ちになります。
4人が順に置いていきますので、思いの通りにはなかなか置けません。時には配置するつもりの場所を封鎖されてしまうこともしばしば。相手の隙間をうまくすりぬけることを考えましょう。
ゲーム終盤になると、しだいにおける場所が無くなっていき、ついに誰もどこにも置けなくなったらゲーム終了です。この時点で手元に残ったタイルの数が少ない方が勝ち。
タイルには、正方形が5個組み合わさったタイルや、正方形4個、3個でできているタイル、そして2個、1個だけのタイルと21種類。1つ1つ形状が異なります。
残ったタイルは、正方形5個組のタイルは5点、3個組なら3点と正方形の数をカウントしますので、できるだけ最初は5個組の大きなタイルから置いていくのがコツです。終盤、正方形1つのタイルを使って、狭いところをすり抜けるのに使います。
ルール説明が1分も掛かりませんので、ゲーム会等でも重宝する人気ゲームです。


(中学生の娘の反応)
ブロック組み合わせ
初めて教えた時は、ゲームそのものよりも意外なことにパズル合わせに関心を示しました。
タイルを組み合わせていって、7×7マスの正方形を作ったり、21個のタイル全部使って長方形を作ったりです。
最初は自分で組み合わせていただけですが、そのうち父親に出題させて喜んで作っておりました。「9×9の正方形で、ど真ん中に1個穴が開いた状態」というような出題にチャレンジしてました。
タイルの色が綺麗なのと、半透明なのでくっつけて並べると、タイルとタイルとの隙間が全く目立たなくなるので綺麗な仕上がりになります。それが楽しかったのでしょう。

(ゆうもあでの子供たちの反応)
ルール説明が非常に簡単です。ですので、ゆうもあで初めてゲームに触れられるような人でも直ぐに遊べます。それがこのゲームの良いところでもあります。
ところがゲーム的にはかなり戦術があります。ここにも置きたい、あそこにも置きたいと常に複数所でせめぎ合いがあり、どこを優先するか先読みする能力が必要になってきます。
小さなお子さんだとどうしても1箇所に意識が集中しがちですが、意外に状況をしっかり把握しており、大人顔負けのゲームを行う小学低学年の子もいます。ゲームそのものが20分程度と短時間で終わるので、何度も繰り返し遊んでいるうちに要領を覚えていくとますます面白くなります。

(2人用ブロックスディオ)
ブロックスDuo
ブロックスは2人や3人でも遊べますが、ゲームバランスから見て面白いのはやはり4人のときです。実質4人限定のゲームと思います。
ブロックスディオは、2人用のブロックスです。最初の1タイル目を置く場所が異なる以外はルールは4人用と同じです。
2人になると全くの頭脳勝負! 残りタイル数でハンディを付けるなどの工夫を加えて、親子対戦で勝負をしてみてください。



ダイヤモンド3〜8人対象年齢:8歳以上Schmidt
ダイヤモンド
ダイヤモンドが眠る洞窟を探検し、一番沢山ダイヤモンドを手にした人が勝ちです。
参加者は鉱山の探検家です。洞窟の中には多数のダイヤモンドが眠っています。でも同時に沢山の危険も待ち構えています。
ダイヤモンドカード
例えば、落盤、毒ヘビ、サソリ、時には、毒ガスやガス爆発。命も落しかねません。
危険を承知で、安全対策を施して洞窟の中を進んでいきます。ダイヤモンドを見つけると、探険家の人数で山分けします。余った分は喧嘩にならないように洞窟の中に置いたままさらに進みます。残しておいても、戻る時に拾えばいいですから。
時には危険が迫ります。でも大丈夫。しっかり装備しているので、1回目の危険はクリアできます。でも装備は各危険1回分だけ。同種類の危険に2度遭遇すると、手にしたダイヤモンドも捨て去り、命からがら逃げ帰ることになります。
危険に遭遇する前に戻るのであれば、山分けできずに残してきたダイヤモンドも途中で拾って手に入れることもできます。
さあ、あなたならどこまで突き進むでしょうか?

プレーヤーがすることは、毎回探検を続けるか、戻るかの2択選択だけです。その点が簡単なので小さな子供さんでも遊べます。でも戻るタイミングを推し量るところには、細かな計算も要ります。
「大胆さと緻密さが要求される」部分は確かにあるのですが、そんなことを忘れるぐらい、1枚1枚のカードめくりに盛り上がるゲームです。
探検家の人数が多い最初は、ダイヤモンドの山分け数量も少なく、山分けできずに残すダイヤが多いです。ですから、早々に戻ったとしても、残したダイヤを拾って帰ればそこそこの数が獲得できます。
一方さらに置くに進むと、2度目の危険に遭遇するリスクは高まりますが、探検家が減っているため、山分けで手にするダイヤが増えます。ハイリスクハイリターンですね。

ダイヤモンド
遊ぶ人数によって趣きが変わるゲームですが、人数が多い方が盛り上がって楽しいです。お薦めは、6人以上ですね。是非お友達も誘って沢山でお楽しみください。

(ゆうもあでの子供たちの反応)
このゲームは見事に性格が現れるゲームで、そこがまた面白い。毎回序盤で戻り、確実に数個づつ手にするタイプと、最後まで夢を追って奥まで突き進む人。当然笑いを取るのは、後者です(^^)。
普段威勢の良い子がやけに慎重になったり、普段おとなしい子がとことん冒険するタイプの子だったりする驚きもあります。
いつも調子に乗りやすい陽気な子が、引き際なんか無視して突き進む姿を見て、親御さんからあきれられる様子を良く目にしますが、それは親から引き継いだ性格なのだと諦めるべきかも?

ルールに記載はないですが、めくるカードは参加者の方に引いていただきます。引き運の良し悪しが出て、これも盛り上がる秘訣です。威勢良く奥に突き進んでおりながら、自分ではカードを引きたがらない弱気な子がいる。で、たまに引くと危険カードだったりします(^^)。あ〜残念でした!

最大8人まで遊べることと、ルールが非常に判りやすいことから、多人数で集う場ではとても人気があるゲームです。その上、3,4人で遊んでもまた違った展開でとても楽しめます。
ゆうもあゲーム会のような沢山のファミリーが集まられる場では、人数の対応範囲が幅広いのでとても重宝する定番ゲームです。



ウボンゴ3〜4人対象年齢:8歳以上COSMOS
ウボンゴ
パズルと宝石集めとが合体したゲームです。カラフルな色合いのパズルと、クリアで美しい宝石。見た目も綺麗で遊んでみたくなります。
まずは、パズル。指定されたタイルブロックを使って、ボードに描かれた図形を作れるか? 図形が完成すると「ウボンゴ!」と叫ぶ。早く叫んだ人から、手に入れる宝石を選ぶことができます。
作る図形は一人一人違うので、簡単な図形が当たるとラッキーです。
「ウボンゴ!」と叫んだ人から、宝石集めタイム。自分の駒を動かして、止まった列の宝石を手前から2個貰える。
ウボンゴ
ここでポイントとなるのが、駒を動かせる数。一番最初に「ウボンゴ!」と叫んだ人は3個。2番目の人は2個。3番目なら1個。そして4番目なら駒は移動できません。ですので、早く完成した人ほど、自由に選べるのです。
でも、駒を移動できなくとも、駒が止まっている列から宝石2個は貰えるので、まずはパズル完成するのが先決です。
手に入れた宝石。数さえ多ければいいってものではありません。同じ色の宝石を沢山集めないといけない。ゲーム終了時点で、一番沢山集めた色の宝石の数が、その人の得点になります。もし宝石を沢山集めても、6色3個づつ集めると3点。でも、トータル数量は少なくても、同じ色の宝石を集中して集めると高得点になります。要は集め方が大事。
同じ色の宝石を集めるためにも、パズルを早く完成し、駒を自由に沢山動かしたいのです。
パズルの完成スピードと、得点になる宝石集めとが、ここで結びつきます。

ウボンゴパズル
出題となる図形カードには表裏があります。表面はタイル3個で作る初級モード。裏面は、タイル4個で作る上級モードと2種類があり、遊ぶ人の力量に合わせてどちらの面を選ぶか選択できるのが嬉しいところ。大人は4個の上級モード、子どもは3個の初級モードとちょっとハンディーを付けて楽しむこともできます。

ウボンゴと叫ぶと手に入る宝石。同じ色の宝石を揃えるのが目的ですが、狙いの宝石が無い場合は、他人の邪魔するべく動いたり、次回のチャンスを狙って駒を動かしたりと、駆け引きも面白いのです。
ここぞって時に焦って、パズル完成をしくじらないよう、冷静に遊びましょう。
パズルの楽しさに目がいきがちですが、宝石集めにも頭を使います。そのところが私は大好きですね。

(ゆうもあでの子供たちの反応)
ルール説明がとっても簡単です。なので、いきなり遊びながらルール説明してしまいます。
なんたってパズル合わせするところが楽しい。誰だってやってみようと思う。
タイル3個だと、簡単そうに見えます。3個の組み合わせなんてたかがしれている。と思いきや、意外とできないものです。でもうまくできる時はすんなりと簡単にできる。一度できると今度もできると期待してまたやりたくなる。
大人も楽しめますが、子ども達がとっても喜んで遊びたがります。パズル合わせの部分では大人と子どもとそれ程の差はないようです。いつも僅差になります。
女の子は宝石が大好きですね。色とりどりで綺麗です。小さな子はとりあえず沢山手に入るだけで喜んでいます。それはそれでいいのかな?



呪いのミイラ2〜5人対象年齢:8歳以上Ravensburger
呪いのミイラ
ピラミッドの財宝を探す探険家と財宝を守るミイラとの闘いです。誰か一人がミイラ役を残りの人は探検家となり、衝立のようなボードをはさんで、探検家とミイラ役が表と裏に別れてゲームを繰り広げます。
衝立ボードの両面は同じ絵柄の迷路になっており、迷路のあちこちに財宝が散りばめられております。探検家はカードで指定された5個の財宝をいち早く見つけた人が勝ちです。
一方ミイラ役の人は、定められた回数、探検家を捕まえれば勝ち。

探険家の面には探検家のコマとミイラのコマがマグネットでひっついてます。探検家側からはミイラの位置も判るようになってます。ミイラが動くと、探検家側のミイラコマも同時に移動する仕組みです。そう磁石で動くのです。探検家は、ミイラに捕まらないように避けながら財宝を目指します。
サイコロ振って出た目から一つ好きなのを選んでその数だけコマを移動できます。

ミイラからは探検家の位置が見えません。でも、探検家が財宝を見つけた時だけ、現在地がミイラにも判る仕組みになってます。
また、探検家が動いた歩数もミイラは知ることが出来ます。ミイラは、これら少ない情報を元に、探検家の動きを予測して追いかけていきます。
追いかけるミイラの方が基本的には沢山動けます。だから探検家の移動先をうまく推理すると追いつくことが可能。ミイラが探検家のところに来ると、磁石でひっついている探検家のコマがミイラのコマに捕まるようにカチッと引っ付きます。これが楽しい。うまく作っていると感心します。

呪いのミイラ
探検家は5つの財宝を早く見つけることが目的。最大のピンチが、財宝を見つけた瞬間。この時だけ、ミイラに位置がばれます。だから、財宝を見つけるタイミングが大事。ミイラがすぐ側に居る時に財宝を見つけると、その場で直ぐに捕まっちゃいます。3回捕まると自動的にゲームオーバーになるので、注意しましょう。
でも、財宝5つを早く見つけた人が勝ちになるので、あんまり安全策ばかり取っていると他の探険家に先を越されてしまいます。適度にチャレンジしなくっちゃ!この辺りの駆け引きはゲームの重要なポイントですね。
ミイラが他の探検家目指して進んでいる時こそチャンス。ミイラとは別の方向の財宝狙いましょう。
ミイラ側は、探検家を捕まえた回数が一定数になるとゲーム勝利。例えば探検家が3人なら6回。探検家が4人なら7回だったかな?

探検家が進んだ方向はどっちだろう?真っ直ぐ上に行ったか?それとも右に曲がったか?ひょっとすると戻ってきてミイラの横をすり抜けようとしているのかもしれない? プレーヤーの顔色も見つつ、ミイラは迷路内をさまよいます。探検家の直ぐ真横を通り過ぎるミイラ。いつこちらに曲がってくるかもしれない。声を潜めてスリルを味わってください。

(ゆうもあでの子供たちの反応)
ボードゲームは見た目の楽しさってのも大事です。このゲームは見るからに面白そうなゲームなので、ゆうもあゲーム会・京都ではいつも大人気です。
ゲームの箱を開け、ゲームボードを組み立てていくところから楽しさを醸し出してます。
昔、潜水艦ゲームって遊んでませんでした?そう、相手側の船の位置推理して爆弾投下するゲーム。衝立立てて両側に分かれるとそれを思い出したんですが、このゲームは単純な鬼ごっこ! 普通の鬼ごっことと異なるのは、ミイラから探検家が見えないってことだけ。探検家の動きを推理して追いかけることを楽しみましょう。

ご家族で遊ばれるととても賑やか。ミイラがすぐ側に来るとキャアキャア!そんなに騒いだらばれるって!
探検家がコマを動かす時も注意!コマを移動する時、手がどの位置に動くかで大体の方向が推理できるんです。だからそこはカモフラージュ。両手を使ったり、コマの無いところに手を動かしたりと。
1度目は親御さんがミイラすることが多いですが、繰り返し遊ぶ場合は子供さんがミイラやりたがります。兄弟仲良く順番に1度づつミイラを交替。1回のゲーム時間は30分程度ですが、何回も繰り返し遊ぶと直ぐに時間が過ぎていきます。時間の余裕がある時にお遊びください。

(遊び方のアレンジ)
慣れていないお子さんが入った場合は、探検家チーム対ミイラの対戦形式にして遊ぶこともあります。
探検家はチームとして全員で指定何個の財宝を集めれば勝ち。ミイラはそれまでに指定回数探検家を捕まえれば勝ち。こうするとルールに慣れていない人でも探検家チームとして遊べます。
チームになると作戦もおのずと変わります。誰か一人が囮になってミイラを引きつけている間に、迷路の反対側で他の探検家が財宝を手入れる。チームワークが大事ですので、みんなで動き方も相談しましょう。
通常ルールとちょっと違った面白みを味わえると思います。



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