第39回ゆうもあゲーム会・京都(2009年11月22日)

副題:初対面でも一緒にゲーム!


紅葉シーズン真っ只中、京の山々は鮮やかに色づいております。街中は観光目当ての人で大賑わいでしたが、ゆうもあ京都も久しぶりに大賑わい。参加者53名、スタッフ10名、合わせて63名が集いました。

呪いの迷路 オオカミと七匹の子ヤギ
常連さん、若者たち、そして大人だけで参加する方もおられます。
いろんな人に楽しんでいただけるよう工夫を重ねております。
今回のミニゲーム大会は“ブラックレディ”を開催。
それ以外のイベント企画としては、“バルバロッサ”を遊ぼう!を実施。
午前中は参加グループごとに好きなゲームを遊ばれ、昼食後の午後は、初対面の方同士でも一緒にテーブル囲みゲームを楽しんでいただく風景が見れました。
当然、ご家族グループだけで終始なごやかに遊ばれるグループ、お友達とずっと一緒に楽しまれる子もいて、誰とどのように遊ぶかは自由。とにかくゲームで楽しんでもらえればそれで満足です!

初対面でも一緒にゲーム!

ゲームの魅力の一つ、それは初対面の人でもゲームを通して直ぐに仲良くなれること。
ご家族で楽しく遊んでいただくのはもちろん大歓迎ですが、1人や2人など少人数で参加される方も多いので、そうした方々が一緒に遊んでいただけるような工夫もしております。
午後に開催する「ミニゲーム大会」もその一つ。今回も、ミニゲーム大会でテーブル囲んだ方々で、ちょっと変わったゲーム“バルバロッサ”を遊んでいただきました。

【バルバロッサ】
バルバロッサは、少々入手難のゲームですので、普段はあまり遊びませんが、リクエストもあり珍しいゲームとしてプレイする予定でした。
バルバロッサ
どんなゲームかって? 単純に言うと、粘土で作った品を当てあいっこするゲームです。
いろんな質問をして、最初に当てた人は5点。2番目に当てた人は3点。
一方当てられた人にも得点があります。その得点方式がゲームのキモになっております。早く当てられるとマイナス点、中盤に当てられるとプラス点、終盤に当てられるとマイナス点、もし最後まで当ててもらえなかったら大きなマイナス点、になります。
つまり、簡単すぎてもだめ、難しすぎてもだめ!! 加減が大事なんです。

実際に作られた作品は右の写真をご覧ください。何か判りますか? 画像をクリックすると大きく表示します。当ててください。
手前の緑がブーツ、その向こう黄色が靴下、青いのがタイヤとしゃもじ。赤いぐるぐる巻きなのがサザエ。
もう一つの緑が土星。これは当たりませんでした。
アサリは最後まで誰も判りませんでした。さてどれでしょう?(ヒント:何も刺さってない物体です。)

バルバロッサ バルバロッサ
サイコロ振ってヒントマスに止まると、質問ができます。それをヒントに何を作ったかを推理します。ヒントは以下の2種。
@小人マス:その物の文字を尋ねることができます。1文字目の文字は?(2文字目以降の文字を質問してもいいです・・)
A?マス:どんな質問もOK。回答で“いいえ”と言われるまで質問を続けられます。判ったと思えば回答しても良い。
見事当たれば、当てた年度にピンをぐいっと突き刺して得点を貰います。

作られた物を上から横から眺め、終始わいわいと賑やかに遊ぶことができました。有難うございました。

ミニゲーム大会“ブラックレディ”

毎回開催しているミニゲーム大会ですが、毎回どんなゲームを遊んでもらうか結構悩んでます。参加人数が20名ほどなので、5人ゲームだと4個は揃えないと開催できない。かつ、1時間以内に終われるゲームでルールが簡単なもの。こうした条件でセレクトすると候補はそんなに残らない。
今回は、トランプゲームを遊ぼうと決め、意見交換の結果決まったのが“ブラックレディ”。
トリックティキングゲームの代表的な遊びの一つです。
パソコンゲームソフトに“ハーツ”ってのがあって、ほぼ同じゲームです。
ルールは簡単なんですが、勝つためには頭を使う奥の深いゲームです。それだけにゲーム好きの人たちは幾度もやりこんで遊んだりします。

(ルール説明)
トリックテイキングゲームです。
全員が毎回カードを場に1枚づつ出し、その中で一番強いカードを出した人が、場に出ているカード全てを取ります(これをトリックと言う)。トリックを取った人が次は最初にカードを出し(これをリードと言う)、時計回りに順にカードを1枚づつ場に出していく。これを繰り返す。
得点は、自分が取ったカードの中にハートカードがあれば1枚マイナス1点。もしスペードQがあればマイナス13点、となります。つまり得点はマイナス点だけ。プラスにはならない。カードはできるだけ取らないようにするゲームです。
より詳しいルール説明はこちらを参照ください。

(ゲーム展開)
参加者は25名、5人ずつ5つのテーブルに分かれてもらいました。
小学生未経験者のテーブルをまずは作り、それ以外の20名でくじ引き。偶然ですが、ゲーマー系テーブルが1つに、初心者+子供テーブルが3つできました。
各テーブルで、5回プレーし、マイナス点が一番少ない人が優勝者になります。
私は主に、大人ばかりの初心者グループを見ていたのですが、皆さん初めて遊ぶゲームなので、どのカードを出すべきなのか戸惑っておられましたね。トリックテイキングゲームなるものを遊ぶことがそもそも少ないので。
でも、終始和気あいあいと会話が弾んでおりました。初対面の参加者同士が一緒に遊んでいただくきっかけになれば、ミニゲーム大会を行う価値があります。雰囲気は非常に良かったです。
このテーブルでは、ゲーム経験が豊富な男性の方が僅かの差で勝利されておりました。
全体としては、ゲーマーの女性の方がマイナス6点で優勝。子供グループでは、マイナス8点の女の子が2人、同点勝利でした。

初心者子供
初心者大人
混在テーブル
経験者
混在テーブル
優勝者
転がり山
子供たちが大好きなゲームです。
普通のすごろくゲームですが、ファミリー向きの子供用ゲームの部屋で紹介しているように、ボードが斜めに傾いており、水路をビー球が転がり落ちます。ボードの中央部が高くなっており、コマであるビー玉が水路に落ちると、転がってしまうんですね。この水路をうまく利用してゲームを進めます。
一番面白かったのは? 転がり山
サイコロ振って出た目必ず進まないといけません。コマ(ビー玉)は2つあるので好きな方を進めます。進んだ先が水路の途中だったら坂道を転がり落ちる仕組みです。止まった先に別のコマが止まっていたら、そのコマを水路に押し出して代りに止まることができます。2つあるコマのどちらを進めるを良く考えましょう。
相手を水路に押し出すのを遠慮してはいけません。「相手を邪魔するのもゲームの一つ」と割り切って楽しめるか? 親御さんたちは子供のコマを押し出すのは遠慮して子供には甘くなる親御さんが多いですね、やはり。でもある程度の年齢になれば、過保護にされるより勝負に徹する方が子供も刺激を受けて楽しめるようになります。どの程度の年で本気の遊び方をするかは、そのご家庭の考え方しだいですね。
ボードの中央部を超えると、今度は水路を転がり落ちる方が早く進めるエリアにきます。ここは水路と坂をうまく利用しましょう。
早くコマ2つをゴールできるのは誰でしょうか?

見た目が楽しげなので小さいお子さんがとても喜ばれます。でも運の要素が大きいので大人は敬遠しがちですが、真剣に追い落としを競うと大人同士でも、これがまた楽しめるんですよ。
今日は6歳の女の子たちが楽しんで遊んでくれてました。終了後、この日一番楽しかったゲームとして選んでくれたのもこのゲームでした。また遊びに来てください。


【ドメモ】
非常に簡単な推理ゲームです。自分に配られたタイルの数字を当てるだけのゲームです。でも奥は深い!
自分に配られたタイルの数字は見ることが出来ません。その代わり他人の数字は見ることが出来ます。他人の数字をヒントにして自分の数字を予測し当てます。早く自分の数字を全て当てた人の勝ちです。
タイルの構成は、“1の数字”は1枚、“2の数字”は2枚、・・・・“7の数字”なら7枚、全部で28枚のタイルがあります。4人で遊ぶ場合は1人6枚のタイルを持ちます。残り4枚は伏せて残り札とします。
各人は他人のタイル6枚×3人分、合計18枚のタイルを見て、自分の数字を予測していきます。
さらに、他人がコールする数字も実は大きなヒントになります。他人がコールした数字が間違っていたら、恐らくその数字は残り札として伏せられた中にあるのでしょう。また、他人がコールしなかった数字は、ひょっとすると自分が複数枚持っているから他人がコールしなかったのかもしれません。
ルールだけを聞くと簡単なようですが、他人の推理も予測しながら、場全体の数字を眺めていく。他人がコールした数字もある程度覚えておかないといけない。
さらに上級者になってくると、わざとありえないような数字をコールして人を混乱させることもありえます。なかなか味わいのあるゲームです。
今回、親子3人で参加されたご家族に遊んでもらいました。皆さん、悩んで悩んでコール。頭を使うのは良いことですよ。

ドメモ
ドメモ
ドメモ


今月私が遊んだゲーム

今月私が遊んだゲーム :ペンギンパーティー、(以降は例会後のスタッフ勉強会の場で)ドミノン海辺、アブディポスト、イモムシイモムシ
インストしたゲーム :モンツァ、子ヤギのかくれんぼ、ゴーストハンター、オオカミと七匹の子ヤギ、ブラックレディー、リバーフィッシングゲーム、スティッキー、トランスアメリカ、ドメモ、バルバロッサ、マラケシュ、ダイナソーレース

いつものように、ゲーム会で撮ったその他の写真を紹介しておきます。

ドミニオン海辺
ゴーストハンター
テンプテーション
ドミニオン海辺
ゴーストハンター
テンプテーション
ドイツゲーム大賞受賞したドミニオンには追加カードセットが出ております。海辺は今月日本語発売になった新製品。早速遊んでおりました。
スタッフも一緒に幾回かプレイ。やはり面白いです。
ゴーストハウスの中を飛び回るゴーストたち。
窓から瞬間見える姿から、ゴーストの正体を見破りましょう。
サイコロの目に一喜一憂する。どこまで振るか?どこでやめるか?

ナイアガラ
ハイパーロボット
 ? 
ナイアガラ
ハイパーロボット
 ? 
ナイアガラの川岸に潜む財宝を集めるゲームです。
手際よく集めた奥さんが見事勝利を挙げておられました。
難しいパズルチックな思考ゲーム。
頭の中でロボットをあっちに動かしたり、こっちに移動したり。難しい。
参加者の持ち込みゲーム。
自作品なのかな?

オオカミと七匹の子ヤギ
トランスアメリカ
オオカミと七匹の子ヤギ
トランスアメリカ
オオカミがやってきた。見つからないように子ヤギは隠れます。テーブルの上で行うかくれんぼ遊びです。
ボードゲームを卒論テーマにするという学生さんの希望でご家族と遊んでみました。
自分の街全てに最初に線路を引くのは誰だ!
本格ゲームの雰囲気を持つゲームです。男性5人で遊ばれておりました。
海賊船
海賊船
海賊船
本格的な帆船の模型。これもゲームです。帆船は大砲を持ち、的目掛けて打ちます。的を打ち抜けばポイント。
この大砲がかなり良いできです。結構狙ったところに飛ぶ。船の位置や向きにより有利不利が出てくる。結構夢中になるゲームですよ。

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