第40回ゆうもあゲーム会・京都(2010年1月10日)

副題:子供たちの説明は大歓迎!


参加者はスタッフ含めて61名。これくらいの人数だと会場内のテーブルがほぼ埋まって空きが無く ちょうどいい感じ。初参加者が15名もいらっしゃったので、人手が少ない午前中はインストはちょっと大変でしたね。
61名の内、午前中から来られた人は、なんと40名。ほとんどの方が朝早くから出てきてくださっているんです。今日は1日ゆうもあで遊ぼうと思ってくださっているのがスタッフとしてとても嬉しいです。
ゴーストハンター
もじぴったん
お月さまバランスゲーム
ゴーストハンター
もじぴったん
お月さまバランスゲーム

昼食時、初参加の方2人にスタッフ1名と4人で一緒にお弁当しました。ゆうもあの活動のことや、持ち込んでいるゲームセレクトの話などから始まって、ゲームにまつわる話もあれこれ。一緒に昼食したご主人の方からは、メールで以下コメントも送ってくださいました。有り難うございます。3月にもまた来てくださるようですので、楽しみです。
いただいた嬉しいメールの一部だけ紹介させていただきます。
「ボード&カードゲームの新しい世界を知ることができました。また、皆さんに親切にしていただき、とても居心地の良い時間を過ごすことができました。3月の集まりにも、都合が合えば、ぜひ参加したいと思います。」

子供たちの説明は大歓迎!

自分が楽しかったゲームを子供たちが一生懸命 大人に説明してくれています。
ゲームの説明って、相手に理解できるスピードで丁寧に話さないといけないので、結構難しいのですが、そこは楽しかった熱意で補って頑張ってくれてます。当然、説明不足のところもあるのですが、できるだけ口を挟まず黙って見ているようにしてます。自分の口で人に説明する体験は、成長するための良い経験になると思うからです。

クロンダイク “クロンダイク”の説明を男の子がしてくれてました。右の写真です。説明が簡単なゲームなので、初めて遊ぶ大人の方にもうまくルールが通じたみたいです。私が補足したのは、成功or失敗の賭け金のところだけ。それ以外はちゃんとアライグマくんの役割も説明できてました。なかなかの活躍です。

下の写真、“コードオメガ”の説明を女の子がやってます。ゲーム説明にも慣れた子なので私も安心して見ていました。(と言うより、大丈夫と思って他のテーブルのインストに行ってました。)後から戻ってみると、ちゃんとゲームできてますので、説明もちゃんとしてくれているのでしょう。
もう少し後で戻ると、同じ女の子が、別のお母さん達と“チーズのお城”を遊んでいる。どうやら女の子が説明したのではないだろうか? 常連の子なので、ゲーム説明も慣れたものです。本当にたくましい。
続いて“セット”の説明。これは難しい。スタッフでも説明にてこずるゲームです。さすがに私が全部説明してしまいました。
でもこの子なら、私の説明の仕方を覚えて次は自分で説明してくれるかもしれない。

コードオメガ
チーズのお城
セット
コードオメガ
チーズのお城
セット

ピット
この日は“ピット”が大人気でした。メンバーを変えつつ、都合3回遊ばれてました。
最初は、大人1人に子供たち6人でのピット。当然、ルール説明は子供たちの誰かがやってくれたのだと思います。
女の子が多いので、カード交換の声が終始会場内に響き渡ってました。ピット終わりしだいお昼ご飯のはずなんですが、勝つ人が順繰りに変わるのでなかなか終わらない。かなりの時間ワァワァと騒いでいたように思います。

ピット で2回目。1回目のピットを見ていて、興味を持ったお母さんからのリクエスト。
今度は女の子1人に学生4人、お母さん2人構成。やはり女性参加者が多くて賑やか。「お母さん方からは声の出しすぎで喉がおかしくなる!」とのコメントも出てましたが、勝つまでは誰もやめようとするはずも無い。
勝ち点ラインを170点に下げて遊んだので、比較的短時間で勝負は付きました。

そして3回目。2回目を興味深そうに見ていたお母さんからのリクエスト。
グループで来られた方々が集まって7人でプレイ。終始賑やかでした。

ピット
ピット
ピット
1回目 子どもたちが中心になって遊んでます
2回目 学生に混ざって小5女の子が奮闘
3回目 2家族グループ大人子ども混ざって遊ぶ

“ピット”って賑やかで、会場内が一気に活気付きます。周りで見ているだけでも楽しそうなので、初めて見る人は決まって興味を持たれます。で、遊んでみてこれまた楽しい!。ゆうもあ京都では、常連に遊ばれる定番ゲームです。
別ゲームを遊んでいた人からも、「私も“ピット”やりたかった」の一言も。
次回は、最初に“ピット”遊びましょう!
それとも、“ピット”大会でも久しぶりにやりましょうか?賛同者多ければ“ピット”を複数セット持ってきますが。

“かるた”

お正月ということで、“かるた”を幾種類か取り揃えました。
受け付け入口近くのテーブルにセッティング。
でも、目立つ工夫をしなかったことと、スタッフ忙しく、“かるた”に誘導しなかったため、ほとんど“かるた”は遊んでもらえませんでした。ちょっと企画倒れ。
私自身も特に午前中は忙しく、どんな“かるた”があるかの確認さえしていない始末。
もう少しちゃんとしないといけませんでした。

【呪いのミイラ】
子供たちが衝立のようになっているボードゲームを見ている。これが“呪いのミイラ”というゲームです。
呪いのミイラ 衝立ボードの両面に同じ迷路が描かれていて、片面に探検家プレーヤー数名、もう片面にはミイラ役がプレイします。
探検家は、他の探検家の位置や、ミイラの位置も全て判ります。ミイラに捕まらないようにしながら宝物を5つ早く集めることが目的。
ミイラ役は探検家がどこにいるか判らない状況で、位置を推理して探検家を捕まえる。
ミイラ側は探検家よりも少し沢山移動できますが、探険家の位置は推理するしかない。
一方探検家の方は、そんなに沢山移動できませんが、ミイラが他の探検家を狙っている隙に宝物を集めます。
でも気をつけてください。宝物を手に入れた瞬間、ミイラに現在位置が判ってしまうので。この時を狙ってミイラが近づいてくるかもしれません。だから、ミイラが近くにいる場合は、折角の宝物も見逃して別の方向へ進むことも作戦の一つですね。
探検家は3回ミイラに捕まると失格。それまでに5つの宝物を一番最初に見つけた人が勝ち。
ミイラ側は、参加人数によって定められた回数、探検家を捕まえれば勝ち。
役割交替しながら幾度も遊べるゲームです。

スコットランドヤード
逃げる怪盗Mr.Xと追いかけるスコットランドヤード(ロンドン警視庁)。
シャーロックホームズの世界を彷彿とさせるゲームが“スコットランドヤード”です。
スコットランドヤード 1983年のドイツ年間ゲーム大賞も受賞している名ゲームで、日本でも25年ほど前から発売されてます。随分と古いゲームですが、面白さは全く色あせてません。
警察側は5人で、怪盗担当の1人を追い詰めるゲームです。5対1で分かれて遊ぶスタイルもちょっと珍しいタイプのボードゲームだと思います。
怪盗Mr.Xは、ロンドン市内をあちこち逃げ回ります。交通手段は、タクシー、バス、地下鉄 それに 船。1時間に1つの乗り物を使い移動します。
ゲーム中、Mr.Xの居所は不明ですが、5時間ごとに目撃証言がもたらされます。この目撃証言を元に、Mr.Xの居場所を推理して追い詰めるのが警察チームの目的です。

警察側は、5人1チーム。チームで協力してMr.Xを捕まえます。誰が捕まえてもいいのです。捕まえれば5人とも勝ち。もし24時間経過しても捕まえられなかったら、Mr.X 1人勝ちとなります。

初参加の学生さんたちのリクエストで、初参加のご夫婦を交えて5人で遊んでいただきました。警察側は4人でしたので、1人だけ2つコマを持ってもらいました。

追いかける方のチームワークが大事なゲームですが、比較的コミュニケーションが取れており、かつ、Mr.Xの逃げそうな場所の推理がそこそこ当たって、半日程度での捕縛となりました。おめでとうございます。

今回は大人だけで遊びましたが、常連ご家族のお子さんたちには大人気のゲームです。
逃げるのが好きな子。追いかける方が喜ぶ子、と性格によって好む役割が違うのも面白いところです。リクエストがあればいつでも喜んで入ってくれる子はいますので、興味があればスタッフにお声掛けください。


【たほいや】
言葉遊びのゲームです。語彙の豊富さと、言葉の想像力ならびに創造力がいるので、ちょっと大人向けのゲームです。前回11月に遊ぼうと思っていたのですが、時間が足りず断念したのですが、遊びたいとの希望者もあり再度今月プレイになりました。
たほいや どんなゲームかを説明します。
参加者の内1人が出題者となり、残りの人が回答者です。出題者は毎回1人づつ代わっていき、全員が1題づつ出題してゲームは終了します。
出題者は、誰も知らないような言葉を広辞苑から探し出して、その言葉を出題します。回答者は、出題された言葉の意味を考え、それらしい説明文章をこしらえ紙に書きます。この時、いかにも広辞苑に出てきそうな説明文章にするといいでしょう。
一方出題者は、正解を紙に書き写します。
回答者がこしらえた適当な説明文章に正解の文章を混ぜて、順に1つづつ読み上げていきます。
回答者は、これが正解と思った説明文章にチップを掛けます。見事正解を当てれば出題者からチップをもらえますが、はずしたら逆にチップを取られます。
これを参加者人数だけ繰り返してチップの多い人の勝ち。

ポイントは2つ。まずはいかに正解を当てるか。なによりこれが一番大事。 次に、いかにそれらしい説明文をでっちあげて、人に投票してもらうか?自分の説明文に投票されたチップはすべて自分のものにできます。

今回は7人で遊びました。最初は、とってつけたような説明文章でしたが、幾度か繰り返していくうちに、皆さん次第に上手にでっちあげられるようになってくる。最後の方は、どれもが正解に思える回答ばかり。全員悩んでいる姿がなかなか笑えます。
やはり醍醐味は、自分が作った説明に引っかかってくれた瞬間。大満足です。

今回出題されたお題は、“だうらぎり”、“けいきゅういん”、“くりまあとらす”、“めきれ”、“ぶじー”、“なむさだー”、“つわね”(控え間違いかもしれません)、でした。意味判りませんね。
文章力が無いって思っているあなた。尻込みせずに一度遊んでみましょうよ。普段利用しない脳の部分を使うのか最初は苦労しますが、次第に頭が柔軟になっていくのが自分でも判る。時には面白いように嘘っぱちの言葉がつむぎだせる。ああ、快感!!!


今月私が遊んだゲーム

今月私が遊んだゲーム :セット、(以降は例会後のスタッフ勉強会の場で) 海賊免許、お邪魔者、スコットランドヤード
インストしたゲーム :ジュニアラビリンス、テンプテーションズ、スティッキー、クロンダイク、スコットランドヤード、たほいや、もじぴったん、ピット、ピット、ダミー

いつものように、ゲーム会で撮ったその他の写真を紹介しておきます。

ボーナンザ
テンプテーション
ツタンカーメン
ボーナンザ
テンプテーション
ツタンカーメン
豆を育てるちょっと変わった交渉ゲーム。
自分だけが得する交渉は実現しない。相手も自分も得するWin Winの交渉が決め手。
ダイスを残すか残さないか?もう一度振るか振らないか?
他人のダイスの数も確かめながら作戦を練るが、最後はダイス目運勝負!
私の大好きなゲームの一つ。シンプルルールながら奥が深い。
自分の手番ではどこまで一気に進んでもOK。でも後戻りは出来ない。そこが面白い。

ノイ
オオカミと七匹の子やぎ
スティッキー
ノイ
オオカミと七匹の子ヤギ
スティッキー
カードを出すたびに数字を足していって、101を超えたら負け、のゲームです。
3回負けるとゲームから脱落。最後まで残るのは誰でしょうか?
テーブル上でプレイする かくれんぼ遊び。
小さなお子さんがいるご家族に大人気。
定番のアクション型ゲーム。
指定された色のスティックを抜き取るだけ。木のリングを落としたらダメなんですよ。

乗車券
ごろごろカメさん
イモムシイモムシ
乗車券
ごろごろカメさん
イモムシイモムシ
指定された都市に線路を引く、本格的なボードゲームです。
長い線路を引くためにはカードを集めねばならないが、路線は限られている。人より早く引かねばならない。
カメの背中を押して転がすアクションゲーム。
背中のボールを手前に引くとボールが転がりカメが進む。見事な仕組みだ!
ゴール目指して進むイモムシのレースですが、ボタンのような玉をつなげてイモムシに見立てているところが面白い。
イモムシの進めかたはバッティングゲーム方式。人と違ったカードをいかに出すか!
ブロックス
マンハッタン
お邪魔者
ブロックス
マンハッタン
お邪魔者
綺麗な色ブロックを並べて、自分の色ブロックを数多く使用した人の勝ち。
相手の隙間を通り抜けることを目指すが、相手も同じことを考えている。どちらが先に抜けられるか?
世界中の大都市に高いビルを建てる。
一番上に自分の色が乗ってれば、自分のビル。相手のビルも乗っ取って、世界一高いビルを建てましょう。
多人数で遊べる迷路ゲーム。良いドワーフは金塊めざし洞窟を掘り進む。一方悪いドワーフは邪魔をする。
悪いドワーフが誰なのか?自分の味方は誰なのか?

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