第1回ゆうもあゲーム会京都(2003年7月20日)

副題:初回でいきなり最高記録


大阪でのうつぼゲーム会が好評なため、京都でも ゆうもあゲーム会が開催されました。ゆうもあゲーム会と名乗っての開催は全国初めてなので、記念すべき第1回です。
会場は平成15年6月新設された、「ひと・まち交流館京都」。真新しくキレイな建物です。スタッフも新しい場所での試み、初々しい気分でスタートしました。
会場内
事前案内する時間もそれほど無かったのですが、口コミとインターネットを見て来られたご家族が18家族63名。スタッフ4名を含めると総勢67名。過去のうつぼゲーム会最高人数をいきなりクリアしました。インターネット見て来られた方はごく一部で、他はほとんど口コミ。人づての情報ってほんと凄いですね。

下の娘は家内とエコクッキングの催しに出かけていたため、我が家は今回は私だけでの参加でした。

【参加ご家族ほとんどゲーム会初参加】

18家族もいらっしゃったのですが、ほとんどの方はこうしたゲーム会初参加。
普段ご家族でファミリーゲームもしたことが無いってところもあり、各スタッフが手分けしてゲーム説明して回りました。
ご家族参加者の中にもゆうもあスタッフになって下さっている方もおられ、こうした皆様のご協力も得て、無事開催できましたが、今日はほんと忙しかったです。13:00スタート、16:30終了なので僅か3時間半しかなかった筈なんですが、もっともっと長い時間いっぱいインストしていたような気がします。
この忙しさは、大阪でのスプリングフェスティバル以来。まあ、あの時はもっとめまぐるしかったので、今回の方がまだ余裕がありましたが、ご家族と一緒にゲームを遊んでフォローするところまでできなかったのがちょっと残念でした。 今後はもう少しスタッフ陣を充実させていきたいとも思います。また、ご家族参加の親御さんにも慣れていただき、簡単なゲームの説明をお願いできるようにもしていきたいですね。皆さんのご協力を仰がねばならないです。

ザーガランド ミッドナイトパーティー はげたかの餌食

【ゲームのインスト】

今回のゲーム会は13:00〜16:30の3時間半。この間にインストしたゲームを思い出すと、以下のとおり。この内半数は、最初に説明するだけして、後は親御さんに任せて別のテーブルに移っちゃってました。ほんとは、一緒にテーブルに付いてゲームの楽しさも含めてフォローしていきたいのですが、今回だけは忙しすぎて満足なフォローができてませんでした。
最初の説明だけで、最後までちゃんとフォローできなかった皆様すみませんでした。ルールも一部省略したままだったり、細部ルール説明忘れしたりと反省気味なところも多かったです。

ルール説明したゲームを覚えている限り書き出しました。
“キンダーカタン”、“穴掘りもぐら”、“ザーガランド”、“ラビリンス”、“DUMMY”、“てんとう虫の舞踏会”、“KAYANAK”、“クライネフィッシュ”、“アブディポスト”、“ワードバスケット”、“カタンの開拓”、“カロム
これ以外にも遊んだゲームがまだあるかもしれません。3時間半にしては随分と説明したもんです。

以下、特に印象に残った場面を紹介します。

穴掘りもぐら

うつぼゲーム会でも定番になっている良質ゲームです。ルールが簡単な上に、ゲームBOXが立体的で、穴に潜るモグラのイメージそのままのゲームなので、子供たちには人気があります。
でも大人同士で遊ぶと、しっかりと邪魔しあい読み合いしながら高度なゲーム展開も楽しめるので、私も一押しのゲームです。

穴掘りモグラ
今回、小学1年生の男の子と女の子4人集めてゲームを説明しました。
ルールは簡単なので、直ぐに理解して遊び出しますが、次の手を考えてモグラを動かすところまでは、小さな子供だとなかなか頭が回りません。ゲーム慣れしている私から見ると、そっちのモグラ動かすより、こっちのモグラを進める方が「次回のチャンスが広がる」のに、と思うことが度々。でもそこで口を挟むのをぐっと我慢して見ている。
でもとうとう我慢しきれずに劣勢な女の子での手番でアドバイスしてしまった。でも言わんとしているところを理解してもらうところまでは行かないので、歯がゆい。自分の中で葛藤ありましたね。

小学1年生ともなると、ちゃんと次の一手を想定して駒を動かしているのは確か。ついつい子供と見がちなものの、しっかりと考えることができている。子供と接していて成長を実感できる時なんでしょうね。人の子でもそれは同じです。
でも、視点が一面的であるのも事実。違った視点から見れば別の一手もあるのに、それには気づかない。
こうしたちょっとしたことに気が付くかどうかが、ゲーム慣れしているかどうかの差なんでしょうね。みんな成長してね!こんなことで成長しても得するかどうか判らないけどね。
私って、感情移入激しい方なんでしょうかね?

【DUMMY】

お友達同士で来られていた家族の方々に“ラビリンス”を説明し、一旦別テーブルでの説明を終えて戻って見ると、お母さん方3名が、ゲームしている子供たちを見ているだけ。
子供だけ楽しんでいればそれで満足として、見ているだけの親御さんをいかにゲームに引っ張り込むかが腕の見せ所、と勝手に思い込んでいる私です。
家族でゲームを遊んでもらえるように普及するには、やはり親御さんがゲームそのものを楽しいと感じてくれないと駄目なんです。お父さんお母さんが一緒に遊んでくれれば、子供たちは、それだけで楽しいのですが、大人たちも本当に面白いと感じていないと、長続きもしないというのが私の持論です。

ここは早速ゲームの楽しさを知って貰えるように動きましょう。持ち出したのは、“DUMMY”。
このゲーム、今の日本では入手難で手に入らないのですが、これほど簡単シンプルで判りやすいゲームも少ないです。
数字は3から7までの5種類のカードだけ。これを各自3枚づつ手にして、手番には1〜3枚任意の数のカードを場に出します。そして手札が3枚になるまで補充する。
出されたカードは数字ごとにまとめて並べておくだけ。3のカードだったら3枚目、4のカードだったら4枚目を出せれば、場に出ているその数字のカードは全て自分の得点。ルールはこれだけです。
要は、「カードの数字と同数になるまでカードを場に並べたら得点できる」。非常にシンプルなんですが、意外なことに、これだけのゲームなんですが、初心者、ゲーマーに関わらず盛り上がれるゲームです。

お母さん方3人と私含めて4人でDUMMYを遊び出しました。
最初は要領が判ってなかったお母様方も、直ぐにコツを掴んで得点を重ねていきます。都合の良いことに1人の方のカード運が良く、みるみる間に高得点。残りの2人の方もそこそこポイントを得てます。
ところが私1人だけがずっと無得点。別に手加減とか、細工とかしている訳ではなく、カード運が全然悪い。私1人が散々な展開でしたが、結構気に入って貰えたようです。
楽しそうにしている私たちを見て、子供たちも自然と寄ってきたところで1ゲーム終了。私と子供さんとが入れ替わって、2ゲーム目を始めました。
暫くしてからテーブルに戻ってみると、DUMMYはずっと遊び続けられてました。他の子供たちもお母さん方に混じって一緒に遊んでいられたので、私としてもとても嬉しかったです。

KAYANAK

KAYANAK
私の一押しゲーム、KAYANAK。お父さんお母さん、小さな女の子のご家族が、このゲームを手にしておられたので声を掛けてみると、ゲームの遊び方は判らないがパッケージに惹かれて持ってこられただけのようでした。
早速遊び方の説明を、実際に池の氷に穴を開けて演じてみる。ルールは簡単なので直ぐに遊び出した。2,3手番だけ見届けた上でルール把握してもらえたのを確認して、別のテーブルへ。
後ほど戻って見ると、女の子は穴を開けて魚を釣るのが面白くって、ゲームを止めてそれだけを楽しんでいるようです。まあ、おもちゃとして楽しんでもらえているなら、それもまたファミリーでの遊びですから問題ないのでしょう。
でも今度はじっくりと一緒にゲーム遊ぼうね。

カタンの開拓

右の写真は6月のうつぼゲーム会に続いて今回も参加してくださった3家族。ここは3家族とも1年生の男の子とお母さん。
このお母さん方、結構ゲームにはまっているらしく、いろんなゲームも買い込んでいらっしゃるんですが、もっといろいろゲームが知りたくてゲーム会に来てくださってます。
ゲーム会に来る目的は、気に入ったゲームを購入するために、いろんな面白いゲームをいっぱい体験すること。
ラミーキューブ
子供たちは子供たちだけで勝手に遊ばせておいて(スタッフがそれなりに面倒みてます)、お母さん方だけでスタッフの説明を受ける。
子供だけがゲームをしていて、親御さんはそれを横で見ているだけのご家族もいらっしゃるんですが、親御さんがゲームに魅せられて子供たちと一緒に遊ぶゲームをセレクトされている、このようなご家族はいいですね。ご自宅では子供たちといっぱい遊んでいらっしゃるらしい。
今回私が説明したゲームは、“クライネフィッシュ”、“ワードバスケット”、“カタンの開拓”。
特にカタンの開拓は、最近ネットオークションで購入されたらしいですが、これからルールを覚えて子供たちと遊ばれるんですって。この日はその予行演習で、ルールを覚えたいとのリクエストを受けました。
カタンの開拓なら、子供でも遊べるって私のページにも記載していますが、やはり他のゲームに比べるとルールも多く数段難しいゲームです。でも最終目的と手段が明確なので、子供でも段階を踏んで覚えれば数回遊ぶうちに複雑なゲームでもこなせるようになるんです。
子供たちの上達具合を体験できることこそが、このゲームの魅力の一つです。
とは言えルールが多いので、ゲームインストラクトするだけで20分以上かかりました。
テストプレイと称して、時間切れまで1ゲーム楽しみました。当然手馴れている私が優勢でしたが、ゲームの雰囲気は味わってもらえたでしょうか?
ぜひ、ご家族で子供たちと一緒に遊んでください。



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ゆうもあゲーム会・京都 第2回レポート