6歳ならなんとかできるゲーム


この部屋では、6歳ならなんとか遊べるゲームを紹介します。


 カロム 2人または4人対象年齢:6歳以上
カロム
おはじきタイプのゲームです。
の2色のパックが各12個づつあり、手玉を弾いて、自分の色パック全てと中央の王さんパックを四方隅の穴に落とした人が勝ちです。
自分の色パックがうまく落ちれば、続けて何回でも手玉を弾く事ができます。
自分の色パックが落ちなかったら相手に手番が交代します。
ここぞという時にかぎって、思うように当たらないのが悔しいですが、うまく落としきった時は爽快な気分に浸れます。

2人対戦(シングル)と4人ペア戦(ダブルス)とがあり、ファミリーで遊ぶ時はペア戦を行います。
カロムの持つ爽快感を楽しむには、やはり2人対戦(シングル)が最高ですが、ゲームとしての駆け引きを楽しむ向きには、4人ペア戦(ダブルス)の方が奥が深いと感じました。と言うのは、ダブルスの場合は、自分のエリアに残っているパックは狙えないルールがあり、相手チームの不利な状況を意図的に作り出す戦術があり、チームとしての作戦が生きてくるようです。

このゲームオリジナルは、エジプトで確立された物だそうですが、何故か滋賀県の彦根市の伝統ゲームとして馴染まれており、毎年彦根市ではカロム日本選手権が盛大に開催されております。
私も昨年と今年2年続けて「カロム日本選手権」に参加しました。家族全員で参加できてなかなか楽しかったです。
カロム日本選手権の参加報告はこちらへ

カロムについてより詳しく知りたい方は、 日本カロム協会へ

(娘達(5歳と10歳時)の反応)
下の娘は皆と一緒に一生懸命弾いてますが、3回に1回は、どこ狙ったのか判らないほどあっち向いて飛んでいきます。
でも、手前の方にあるパックは何故か確実に落とせるので、父親はせっせと落とせそうなエリアにパックを動かして、娘の喜ぶ顔を見るのが楽しみです。

ミニカロム
自分の手玉が穴に落ちると、ペナルティとしてパック1個戻されるので、子供2人だけで対戦すると、いつまでたってもゲームが終わりません。
上の娘でも慣れてない内は、ちっとも狙ったところに手玉が飛ばない。
最近の女の子はおはじき遊びもしてないので、こうしたゲームも難しいのかな?

通常サイズではちょっと難しいと感じる方は、ミニカロム(右写真)ってのがあります。通常のカロムより一回り小さいく、パックの数も9個(通常12個)と少なくなってます。
この台だと、初めてカロムに親しむ子供でもなんとかパックを落とせて楽しめるようです。小さな子供と遊ぶならこちらをお勧めします。


アニマルオリンピック2〜4人対象年齢:6歳以上ラベンスバーガー
アニマルオリンピック箱
数字を小さい数字から大きい数字のカードへと順に8枚並べるゲームです。
ユニークな動物の絵が書かれたカードが39枚あります。各カードには1〜39までの数表示されております。
この数字が小さいほど、走るのが早い動物ってことになっていて、自分の手持ちのカード8枚を小さい数字から大きな数字へと左から右へ順に並べるだけのゲームです。
こう書くと子供玩具で何が面白いの? と聞かれると思いますが、大人でもそこそこ楽しめ、かつ、動物のユニークな絵が可愛くて家族で楽しいひとときを演出してくれます。

もう少し細かいルールを説明しましょう。
アニマルオリンピック
まず各人の前に8枚づつカードを裏向けて並べておきます。この時点では並べたカードを誰も見る事はできません。
次に誰か一人の人を決めて、山札から1枚カードをめくります。そして、自分の前のカードのどれか1枚と交換して表向きに置きます。
交換したカードは左隣の人に渡り、左の人も最初の人と同じようにどれか1枚のカードと交換し表を向けて並べます。
そしてさらに左隣の人にカードを渡します。
こうして順にカードを表向きに並べていき、8枚のカードを表向きに並べた人が勝ちとなります。但し、8枚のカードは必ず小さい数字から大きい数字へと並んでなければなりませんし、一度表向きに置いたカードの位置は変更できません。
要するに、最終的に数字順となるようにするには8枚の内、どの辺りに置くのが確率的に良いのかを考えるゲームです。
例えば、最初に5のカードを渡された場合、一番左端に置けば、その後1〜4のカードが来ても使えませんが、左から2番目に置けば、1〜4のカードが来ても使えます。(どうも文字だけで説明すると判り難そう)

数字を順に並べるゲームは、他にも「ラックオー」というゲームが有名なのですが、ラックオーは自分のカードは人には見せずにプレーするのに対して、このアニマルオリンピックは全員のカードを見る事ができますので、駆け引きよりも運の要素が強く、より初心者向けのゲームでしょう。小さい子供の場合、カードを親が見て上げて教えながら遊べますので、5歳までの子供でも一応は一緒に遊べます。

(娘達(5歳と10歳時)の反応)
まず、絵が可愛らしいのが良いです。
汗かいて走ってるとか、カタツムリがスケボーしてるとか、なんでこの動物が早いの?、等など色々質問されます。
後ろに画鋲をばらまいているきつね? なんてのもあって、「ひどいやっちゃ〜」と子供の正直な反応が引き出せていいんじゃないかと思います。

アニマルカード
下の娘は、数字の大小までは判るのですが、貰ったカードをどの位置に入れると後々有利になるのか?、って思考がまだまだ出来ません。
親かおねえちゃんが、ここと指差して教えるしかないですね。
それでも皆と遊べるだけで、楽しいらしい。

さてさて本命は上の娘、ルールは10歳の子には簡単なのですが、自分以外の人のカードを見て、残り枚数を計算して確率を考えてるのかしら?
まだまだそこまでは十分にできてないようです。
アドバイスすると判るのですが、自然と考えられる程はゲームに慣れてないのかな?と思います。

親との勝ち負けについては、運の要素が大きいので小さな子供でも自然と勝てますし、なにより5、6分もあれば1ゲームできてしまうので、30分位遊ぶだけで十分に親子とも楽しんだ気持ちになります。
惜しむらくは日本で売ってるのを見かけなくなった事で、私も友人のを借りたりするだけで、自分では持ってません。どこかに売ってるとは思いますが、どこにあるでしょうか?



穴掘りもぐら(もぐらカンパニー)2〜4人対象年齢:6歳以上ラベンスバーガー
穴掘りもぐら箱
「もぐら」が主人公の生き残りゲームです。最下層のゴールドシャベル獲得を目指してもぐらが穴をもぐっていきます。
ゲームケースそのものがゲームボードとなっており、ボードは上から下へ立体的に5層構造になってます。上の4枚のボードにはそれぞれ穴が開いており、下に行くほど穴の数が少なくなっていき、4枚目のボードには1つしか穴が開いてません。
要は、椅子取りゲームならぬ、もぐらの穴取りゲームで、最後まで生き残ったもぐらが勝利の証のゴールドシャベルを手にするのです。

穴掘りもぐら
もぐらの移動は手持ちカードをめくって出た数字だけ真っ直ぐに進みます。手持ちカードは、各人とも1、2、2、3、3、4の6枚であり、6枚ともめくりきったら再度シャッフルして裏向きに並べます。言い換えれば、5枚目をめくった時点で6枚目が判りますし、それ以前の段階でも、次に引くカードの確率は簡単に計算できます。
ここが大人でも楽しめるポイントでしょう。
もぐらは他のもぐらを飛び越せません。そこに止まったら、もう一回移動カードを引けるダブルアクションエリアってマスもあります。
自分の残りカードを計算してもぐら君を移動させたり、相手の残りカードを見て邪魔したりが必ず起きます。
とは言うもののわりと運の要素も強く、込み入った計算や予測が出来ない子供でも簡単に遊べてしまうところが出来のいいゲームの証でしょう。

(5歳の時の娘の反応)
6歳からのゲームに設定したものの本当は7歳以上のゲームかもしれません。確かに、5歳の娘でもゲームは出来ますし、結構楽しんでます。
でも、このゲームの魅力は次に引くカードを予測して、もぐらを動かす事。そして、自分にベストが無ければ人のもぐらの邪魔をする事。
ゲームの先を読んでの行動が何歳頃にできるのか?それも自分のカードだけではなく、人の残りカードも考慮に入れて考えねばなりません。
これが6歳で出来るか? 正直判らないですが、5歳の娘でも喜んで遊んでいる事だけは確かです。

(10歳の時の上の娘の反応)
序盤は複数のもぐらの内どれを動かすか?
穴に入れるもぐらが無ければ、残りカードを考慮してどのように動かすか?
考える範囲は結構広いが、そこそこ大人と同等に考えているようです。
まだ、相手のカードまで見て、邪魔をするなんて高等な(いじわるな)行動はなかなか出来ないようですが、教えてやると喜んで邪魔するようになりました。
相手の邪魔はゲームの鉄則ですが、これは経験を積めば自然と身につくようです。
10歳の娘にとってはちょっと手応えのあるゲームって感じでしょうか?



ザーガランド2〜5人対象年齢:6歳以上ラベンスバーガー
ザーガランド
見た目には可愛い木の駒が立ち並び、奇麗なボードに目を引かれますが、内容は記憶系のゲームです。
森の木の下には、全部で13種の童話に出てくる品物が隠されており、王様に指定された品物(課題カードで指定する)のありかを探し出し、城に駆けつけ王様に所在を知らせます。
早く3種の品物を王様に知らせたプレイヤーが勝利者となります。

プレーヤーは2個のサイコロを振り、どちらか1つ好きな方の目の数だけ移動できます。そして木の駒の横に止まった人は、木の下に隠された品物を見る事ができます。こうして次々と品物の所在を覚えておき、王様が指定した品物を見つけたら、誰よりも早くそのありかを知らせにお城へ走ります。ですが、見つけると同時にお城へ動くと、他のプレーヤーに悟られてしまいますので、わざと遠回りしたり、他の木の下を探したりして他人を欺く行動は常套手段です。

設問カード
サイコロは2個づつ振る事ができます。ゾロ目以外だと2個の内好きな目の数だけ移動できます。もしゾロ目が出ると次の3種の魔法の内どれか1つが使用できます。
(1)好きな木の下の品物を自分だけ見る。
(2)お城の側まで一気に移動する。
(3)王様の指定カード(課題カード)を変更する。
の3つです。どれか1つだけを選べるのですが、ゾロが出ると、王様指定カードを変更できますので、他のプレーヤーに早く指定カードを見つけられた場合には、指定カードの交換が効果的です。
このカード交換のタイミングがこのゲームの駆け引きにつながります。
とは言っても基本は、いかにたくさんのお話の所在を覚えるかがポイントとなり、記憶力の善し悪しが如実にスコアに跳ね返ります。
かえって小学生の方が記憶力が良く、大人の苦手なゲームかもしれません。

お話は、「シンデレラ」(右の写真)、「茨姫」「ホッレ小母さん」「長靴を履いた猫」「勇ましい仕立て屋」「星のターラー」「ヘンゼルとグレーテル」「ルンペルシュティルツヒェン」「白雪姫」「赤頭巾」「蛙の王様」「ラプンツェル」「裸の王様」の13種のグリム童話を題材にしており、親子の語らいを引き出させる素敵なゲームです。
さて、皆さんいくつのお話をご存知ですか?

(下の娘の反応)
記憶力が必要です。一度に5個も6個も覚えておくってのは結構大変。覚えられそうで案外混乱してしまうのです。神経衰弱と違って、覚えている間にサイコロ振ったり、他人の行動を観察したりしてるとどうしても忘れる!

という事で最初は7歳からのゲームに分類していたのですが、5歳頃からお気に入りゲームになり、6歳の時には間違いなく遊びこなしてますので、6歳からならOKのゲームに昇格させました。
今(6歳)では、父親の休日になるとこのゲームをしようとせがまれます。多分プレー率が最も高いゲームです。

何回もゲームをこなすうちに慣れてきて、品物を記憶することや、ゾロ目の時の魔法の選択に関しては問題が無いのですが、駆け引きって事になると素直な子供にはまだまだ無理があるようです。
次の出目の確率を計算して動く場所を選択したり、相手の反応を見て推理したりすることまではまだまだ出来ません。

最近(6歳)の娘の反応の特徴は、品物を見た時に、「難しい」「見つからない」「あかん」という消極的な言葉を呟きます。こういう時は、決まって品物を見つけた直後です。悟られまい、相手をだまそう、と考えての言葉なのでしょうが、恣意的な行動は、かえって相手に見透かされ易いものなのです。
それでも成長したと素直に喜んでいるのですが、本当は屈折したと嘆くべきなのかもしれません。(^^;;;;

(上の娘の反応)
小学生位になると、覚える事だけなら大人と同等以上の能力を発揮するのと、覚える事が苦にならないらしい。その証拠に、まともに大人と遊んでも上の娘が勝つケースも多いです。下の娘が一緒にやる場合には、親はそちらに気を取られるのか間違いなく、上の娘が勝ってしまいます。(^^)
題材もグリム童話だけに身近なお話が満載で、なにより子供が喜ぶゲームといえるでしょう。
案の定、娘にとってはお気に入りのゲームだそうで、どちらかと言えば親の方が苦手なのでしょう。母親も覚えるのが面倒くさくてやりたがらないのですが、最近は下の娘の要望でこのゲームをよくするようになりました。


ディスクショット2〜6人対象年齢:6歳以上HABA

ケース
原題は、"karambolage"と言います。
下の写真を見ていただければ判るとは思うのですが、紐を使って駒を弾いて遊ぶアクション系のゲームです。
2個のダイスを振って、出た色の駒のどちらか一方を紐で弾いて、もう一方の駒に当たれば得点できます。

ディスクショット
同年齢でゲーム可能としているカロムと似ているのですが、カロムは指で弾くのに対し、こちらは紐で弾き飛ばします。弾く駒の回りに紐をたるませて置き、両端を引いて紐をピンと張ると駒は弾き飛ばされます。一見指で弾く方が簡単そうなのですが熟練度合いに個人差が出易く、紐で弾くディスクショットの方が子供には容易なのかもしれません。その分、大人と子供との差が付き難いとも言えます。
競技性やゲーム性を求めるならカロムの方が上回るでしょうが、家族での遊戯性を求めるならこのディスクショットの方をお勧めします。

ゲームルールは塾練度に合わせて数通り用意されていますが、基本は2個のダイスによって指定された色駒をもう一方の色駒に当てるゲームです。
まず、指定された色駒のどちらか一方を弾いて、もう一方の駒に当てねばなりません。その後別の駒に当たるのはOKなのですが、単純に当てればいいのかと言うとちょっと工夫がなされています。弾く駒、当てる駒を含めどの駒が外周の紐または四隅の木製ブロックに触れるか越えると失敗とみなされます。つまり、強く弾きすぎても駄目で、当たった所で止まる程度の適度な強さで弾かねばなりません。
はっきり言って適度な強さで弾くのは難しいです。

さらに難しいのは、指定された2つの色駒の間に別の駒がある場合。 ブロックの使用
この場合は普通に駒を弾いても必ず最初に別の駒に当たってしまいます。この場合には特別に用意されたブロックを使用します。まずブロックに当ててから跳ね返りを利用して、目的の駒に当てる技を使います。
右の写真の場合だと、ブロックの跳ね返りを利用して赤を緑に当てようと狙っています。先に黄色に触れると失敗です。

初級ルールでは、成功すると何回でも続けて失敗するまでプレーし続けられます。1回成功する度に1点加算されます。ダイスの目が2つとも同じ色の場合は、無条件に成功とみなされ1点加算されます。
上級ルールになると、成功すれば続けてプレーできるのは同じなのですが、続けてプレーするかどうかをプレーヤーが選択します。プレー選択したのに失敗すると、その回の点数は0点になってしまいます。失敗する前に自らSTOPした時のみ得点加算できるのです。
どちらのルールで遊ぶかはメンバー構成次第なのですが、どちらでも楽しめます。

ドイツゲーム大賞
このゲーム、実は1995年のドイツ子供ゲーム大賞を受賞しております。左の写真がゲーム箱の左下に表示されており、ドイツゲーム大賞受賞の証なのです。子供ゲームと言えどもさすがドイツゲーム大賞受賞ゲームです。子供が楽しめるだけではなく、ゲーム性も兼ね備えております。
ゲーム購入に迷った時このマークを目にされたのなら、もう迷う必要はないかもしれません。即座に購入して子供達と一緒に楽しく遊んで下さい。

(6歳の時の下の娘の反応)
カロムを初めてした時には、まともに駒を弾く事もできなくとてもゲームにはならなかったのですが、このゲームなら小さな娘でも直ぐに親と同等に遊べるようになりました。紐を使って駒を弾くなんてテクニックは誰も経験した事がなく、難しそうに感じたのですがそれは大人の感覚にすぎなかったのが判りました。
弾く強さの手加減が難しいのですが、小さな手でまあ上手に弾きます。駒と駒の感覚が狭い場合には手が小さい方が得な場合もあるようです。
当然、一番にある事もあり、当然、娘にとっては嬉しくてたまらないのです。
ひょっとすると5歳でも十分に遊べるゲームなのかもしれません。

(11歳の時の上の娘の反応)
頭を使って考えるというよりもテクニック系のゲームです。手先の器用さという面もありますが、紐の力加減なんかは慣れの部分が多いかもしれません。
子供にとってはシンプルなところが気に入ったようです。ゲーム慣れしていない人でも簡単にルール理解して遊べるのが最大の利点かもしれません。おかげで勝手に友達の家に持ち出して遊んでるようです。
熟練するに連れ飽きるきらいがありますので、これからは娘とルールのバリエーションを色々と工夫して遊んでゆきたいとも思っています。


クライネフィッシュ2〜4人対象年齢:6歳以上GOLD SIEBER

箱
姿形がちょっとへんてこりんな魚を釣るカードゲームです。
バースト系と呼ばれるタイプのゲームの中では、最もシンプルな部類に属するゲームで、数字さえ数えられれば年齢に関係なく遊べるゲームです。

おかしな魚カード
カードには得点になる10種類のお魚さんと、タコカードとがあります。自分の手番にできることは、山札からカードをめくることだけです。カードは何枚めくってもかまいません。手番はいつ止めてもOKで止めるまでにめくったカードは全て自分のものになります。
でも、同じ種類のお魚さんを2枚めくってしまったら強制的に手番終了。同じ種類2枚の魚とこの2枚に挟まれた魚全てが取り除かれ、残った魚だけしか貰えません。
つまり同じ種類の魚2枚目をめくってしまう前に、どこで止めるか? 止め時、これがバースト系ゲームの特色です。

もし途中で“タコ”カードを引いてしまったら。その場合も手番は終了。折角めくったカードは1枚も貰えません。その代わりに他のプレーヤーのカードを貰えるかもしれません。1〜3とマイナス1の目のダイスを振って、宣言した数字よりも大きな数字を出したら、宣言した数字枚数だけ他のプレーヤーからお魚カードをババ抜きの要領で引き抜けます。

かばんさかな 山札がすべてめくられたらゲーム終了。その時点で一番たくさん点数を持っている人が勝ちます。魚には1〜4点までのランクがあり、10種類それぞれの魚に4点魚が1枚、3点魚が1枚づつあります。得点はこれら全てを足すのではなく、魚の種類毎に一番大きな点数のものだけが得点となります。たとえばかばん魚(右写真)4点と2点と1点とを持っていれば、一番大きな4点だけが得点となります。こうして総合点を争います。


同種の魚は何枚持っていても最高点の1枚だけしか点数にならないので、枚数たくさんめくれても得点が増えない時もありますし、持っていない魚のカードなら1点、2点でも大事なカードです。

(6歳の時の下の娘の反応)
点数計算 カードには得点の数だけ貝のマークが印されており、足し算が満足にできない娘でもカードを並べて貝の数を数えて得点計算しています。点数を数えるのがどうやら楽しくて仕方ないようです。
点数計算よりも、たくさんのカードを小さな手に扇型に広げて持つのが最初はできなくて、テーブルの上に伏せて並べてました。その内にカードさばきも手慣れてきて手にカードを広げられるようになりました。
2桁の数字を数えられるようになった娘には丁度最適なのか、お気に入りのゲームの一つです。

同類のゲームに、“フロカティサーカス(7歳ゲームで紹介)”がありますが、ゲームに慣れてくるとこちらの方を面白がります。ゲーム慣れしてない間は、“クライネフィッシュ”、もう少し複雑さを求めだしたら“フロカティサーカス”がお勧めです。

(11歳の時の上の娘の反応)
上の娘にとっては少しもの足りないようで、あまり積極的にはやりたがらないようです。確かに作戦的に幅がある訳では無く、はっきり言って単純なゲームです。嫁さんも「単純すぎるって」やりたがりません。ですからいつも私が下の娘と2人だけで遊んでます。でも3人以上がやっぱり面白い。
最近の我が家では、上の娘が“のみのサーカス”を持ってきて、下の娘が“クライネフィッシュ”を持ち出す事が一番多いです。両方ともバースト系ゲームなんですが。
大人同士で遊ぶ場合には、難し目のゲームの合間に遊ぶと、逆にシンプルなゲームの面白さが味わえると思います。


アブディポスト4〜8人対象年齢:6歳以上GOLDSIEBER
ABDiePOST
飛行機乗り野郎が嵐をかいくぐって、大空駆け巡る痛快なレースゲームです。
近所の子供達が押しかけてきて遊ぶ時の、No.2人気のゲームです。ちなみにNo.1は“
Pit”ですが。

ABDiePOST
機体パーツを手に入れて、飛行機を飛ばしてゴール目指す気持ち良いゲームです。写真にあるとおり、飛行ルートは3通り。内回り、外回り、そして中央コース。どこを通ってもいいし、途中でコースを自由に変えてもいい。なら、距離の短い内コースに決まってるでしょ?って思うわけですが、当然それなりのリスクがある。さてさてどんなリスクかな?
その説明の前にサイコロの代わりに使うユニークな備品、嵐を呼ぶ振出し機。右の写真を見てくれ。
雲の形をしたカプセルの中には5色のビービー弾(玩具の鉄砲に使う玉)みたいなものが入っていて、振ると左側に色弾が出てくる。出た色によって進めるコマ数が決まってる。赤が4こで黄色が5こ。でも黒が出ると「嵐到来!」。嵐によって飛行機は機体損傷をこうむる。機体パーツが不足すると、あわれ墜落。スタート地点に戻される。
さてここでリスクの説明に戻る。内コースは嵐の被害が大きく、8ポイントの被害。中央コースは4ポイントの被害。そして外コースは2ポイントの被害。危険でも早く飛べるコースを選ぶか安全コースをのんびり進むかはお好きなように。

この嵐を呼ぶ振出し機、これが良くできてるんです。ここぞってところで嵐が出る。かと思えば晴天続きの時もある。確率の問題ですよね。これがゲームのポイント。
自分が内コース飛んでる時に嵐が出ると嘆き、飛行場で機体整備中の嵐は大歓迎。誰かがゴールしそうになると、いっせいに嵐コールが巻き起こる。ここで嵐が出ると一斉に拍手! そう、盛り上がる。
飛行機を大空向かって飛ばすには、機体を整備してパーツを4ポイント以上溜めた人だけが飛び立てるんです。でも4ポイントでは内コースの嵐一発で墜落なので、もっともっと溜め込んでから出発したい。でもあんまり溜め込んでばかりだと、飛び立った頃には他の人が先にゴールしちゃう。かといって焦って飛び立つと嵐に遭遇して墜落。じゃあ、早く飛び立って安全外コース行こうか? 作戦はいろいろあります。どの作戦取るかで性格も表れます。
これだけのゲームなんですが、シンプルだけに盛り上がること間違いない。

(7歳の時の下の娘の反応)
嵐を呼ぶ振出機
下の娘は飛び立つのは早い方。それも内コースが多いかも?安全策を取らない。そりゃ、内コース飛んでるのが一番効率はいいに決まってる。墜落したらまたパーツ溜めて出直せばいいんだから。
とは言え、どの程度パーツを溜めて飛び出すべきなのか?溜め込む量が少ない。直ぐに飛んでく。その分直ぐに落ちる。それもまた面白いでしょ。
確率の問題だから、沢山の人が飛んでる時は嵐も出る頻度が高く、自分ひとりだけの時は嵐は出難い。この辺りの綾を感じとってきたら、飛び立つタイミングを図るところの駆け引きも堪能できるのですが、そこまではいっていないようです。でも結構、いつ飛ぶって楽しがってます。

(12歳の時の上の娘の反応)
この子は慎重派よね。内コースを取るのは定石通りなのだが、飛び出すまでに溜め込む溜め込む。一度飛び立ったら少々の嵐に出会っても飛びつづけられるまで溜め込む。フロカティサーカスでもバーストを極度に嫌う。ほんと子供の性格よく出てる。
でも3ポイントのカードが3枚揃うと、3枚とも喪失するルールがあるので、粘っても意外とポイントは溜まらない。なかなか良く出来てるゲームです。

(近所の子供たちの反応)
近所の子と言っても、7歳から12歳までいろいろいます。1年生から6年生。当然性格もまちまち。慎重派もおれば思い切りのいいのを通り越して、ちょっと早過ぎないってくらい早く飛び出すのもいる。慎重なのは女の子。まだ機体パーツ沢山残ってるのに外コースのんびり進んでて抜かされてることもある。ところが嵐連発で慎重派だけが生き残ることもあるから、外コースも損とは言い切れない。
嵐を呼ぶ振出し機を振る格好もノリノリでかなりみんな気に入ってますね。


花札2〜3人対象年齢:6歳以上
花札五光
日本古来の伝統ゲーム、花札を紹介します。
私と同年代の方なら子供の頃に一度は遊んだことあるだろう花札ですが、最近ではホント目にしなくなりましたね。今でも店頭には並んでいるものの、テレビゲームに押される形で影が薄くなってます。任天堂さんもそもそもは花札の会社だったんですけどね。
でも、花札こそ、昔から小さな子供と一緒に遊ぶゲームの代表格だったのです。
花札の遊び方の基本は、「合わせ札」。絵と絵を合わせて自分の札とします。ちょうどカルタに近いですね。札を取るのに難しいルールはありません。札を合わせるだけの簡単なルールなので、小さな子供でも参加できます。ところが大人をも惹き込む高度な判断を要するゲーム。それが花札です。

花札
花札には各地方ごといろんな種類があり、また歴史的な重みもあります。こうしたウンチクを知りたい方は、
任天堂 博物館
をご覧ください。読み応えあるページです。

私が子供の頃、良く花札で遊んでもらいました。遊んだゲームは、“花合わせ”と“コイコイ”。
最近はコンピューターゲームにも花札ゲームがたくさんあるので、コンピューターゲームでなら花札したことがある子もいるのでは?うちの娘も実はそうなんですが!

我が家に花札が登場したのはつい最近、下の娘が7歳の時。我が家では、主に“花合わせ”を楽しんでます。“花合わせ”をご存知ですか?もしご存知でなかったら、高本家式花合わせの説明をお読みください。
花合わせと言っても、出来役にはいろんなルールがあるようです。結構多くの役があるので、花札になじみがないと役も覚え難い。
そこで私の常套手段、最初は簡単なルールで、徐々にルールを増やしていく。
最初は出来役無し、得点だけで始めて、慣れてきたところで、“赤短”“青短”の2つだけ追加。出来役に慣れたらさらに“猪鹿蝶”を増やす。この文章書いてる段階では役はこの3つだけ。
次から、五光、四光、月見で一杯、花見で一杯、を増やす約束を娘としている。役が増えるのを娘は喜んでいる。

3人で遊ぶのが本来ですが、2人だけの時が多く、この場合は、8枚を取り除いて、手札8枚、場札8枚でよく遊びます。人数が少ない時の万能選手である“花札”。家族で手軽に遊べるゲームの筆頭です。

(8歳の時の下の娘の反応)
猪鹿蝶
花札は準備も簡単、短時間で遊べるので娘も随分と気に入ってます。私と2人だけで遊ぶ場合が多いのですが、どうやら昼間に1人遊びをしているらしい。嫁さんから「花札を1人で遊ぶような子供にして!」って文句言われてます。「嫁さんが一緒に遊んでやらないから1人だけで遊んでるんや、可愛そうに!」って言い返してるんですけどね。
花札のデザインは独特で、札の種類を覚えるのに苦労するかと思ってたのですが、意外とすぐに覚えちゃいましたね。子供ならではの吸収力です。10点、20点札の区分けもすぐでした。
たまにしか遊ばない母親に対して、「これはススキよ」、とか、「雨はこれ」とかちゃんと指示してます。(^^)
まだまだ始めたばかりですので、出来役を狙い阻止する意識が少なく、難なく私に役を作られ失点してますが、役が増えるに連れて役つくりの面白さが判ってくると思いますね。楽しみです。

(13歳の時の上の娘の反応)
小さい時に花札の楽しさを教えなかったので、全然一緒に遊ぼうとしませんね、最近。
上の娘に対しては出し時を間違えたゲームとなってしまいました。残念!
ちょうど同時期に、パソコンメールにのめりこんだのと、なにより“カタンの開拓”を知ったのが花札に興味示さない決定打になりました。
花札も面白いのに、今のところ“カタンの開拓”に完全に負けてます。


銅鍋屋2人対象年齢:6歳以上GOLDSIEBER
銅鍋屋Box
魔法使いのお店で、飲み物や仙薬等、魔力を得るための材料を集めていく2人用のゲームです。
銅鍋屋で手に入る材料は多数、ワタリガラスの羽、何かの目玉、他にもキノコやカエルの油?。西洋魔法の物語に登場するのであろう品々が14種類。各4枚づつあり、それぞれ1〜4点の数字が振られている。
ゲームはこれらカードを集め、得点を競う。
同じ種類のカードを4枚とも集めると最高得点15点となるが、同じ種類が1枚だけだと逆にマイナス得点になってしまう。2枚だと0点。3枚だと、カードの数字がそのまま得点。要は、3枚以上集めないと得点にならないシステム。

ではカードはどうやって集めるのか?ここがシンプルだけど面白い。
自分が取った最後のカードの数字だけ自分の駒を動かし、止まった列のカードから好きな1枚を取る。ただこれだけ。
もし四隅のコーナーに止まると、その回は何も取れないので要注意!
ところが、取ったカードで次に進む数が決まるので、好きなカードだけを取ると、コーナーに止まってしまったり、欲しいカードの無いところに止まったりするので、カード選択はそれなりに頭を使う。
特殊カード
その上、特殊カードが2種ある。2度続けて手番を行える“帽子カード”(右写真の左)と、相手の最後に取ったカードを捨てさせる“爆発なべカード”(右写真の右)。特に爆発なべカードがゲームに波乱をもたらす。相手が次回動く予定を狂わす訳だから、考える人ほど混乱も激しい。まあそこが面白い!
そうした動きの作戦はあるものの、ゲームの本質は、同じ種類をできるだけ集める。「取ったカードをしっかりと覚えてる」ってところがゲームのミソ。

と言うことで、サイコロとかを一切使わず、知力だけで勝負するタイプのゲームなんですが、ルールはいたってシンプルなので6歳程度なら楽しく遊べるでしょう。得点計算だけは小学生にならないと難しいので、誰かが手伝ってあげないといけませんね。
あっ、当然、大人同士で遊んでも非常に楽しいですよ。

銅鍋屋 (8歳の時の下の娘の反応)
子供と遊ぶ時はハンディを付けて五分にして遊ぶのが常で、今回も3枚程度スタート枚数を多くしてやっていると、何故か安加里が勝つ。安加里と美典とで遊んでも、安加里の勝率の方が高い。なぜだ?
私もそこそこ真剣に遊んでいるものの、安加里は4枚揃えをうまく作る。

持ち駒に黒と白とがある。安加里は必ず白。この辺はやっぱりね、って感じ。
白駒の場合、2種類ある白カードだけは得点が2倍。これを取ると取らないとでは大きく違う。
私は“爆発なべ”を使って安加里の邪魔をする。さらに安加里の4枚揃いを妨害するために白カードを1枚は取ろうとする。帽子カードも使う。あれこれ手をつくして邪魔するが、やっぱり4枚揃えるのが上手。そんなに記憶力がいいのか?
一方、私なんぞは、邪魔をするためにあれこれカードを取るもんだから、1枚、2枚だけのカードもたくさんできる。その上何のカード取ったのかちょっと忘れちゃう。自分が取ったカードだけを覚えればいいだけなんだが、あれこれ作戦考えているうちに、“あれ?どうだっけ?”となる。
安加里も8歳なりにいろいろと考えている。「これ取ると端っこに行っちゃうから、ダメ。」とか、「次にあそこに止まりたいから、これ取っとく」とか。でも取ったカードは覚えてる。

何回か遊んでいるうちに、謎が解けてきた。絵柄に好きなカードと嫌いなカードがあるらしい。「このカード嫌」とか喋ってる。だから毎回取るカードが偏るらしい。自然と同じカードが4枚溜まる。真相はどうやらこの辺りにありそうだ。
こんな理由で負けるなんて、なんか悔しい!

(12歳の時の上の娘の反応)
12歳になって教えた“カタンの開拓”以外のゲーム(他のは簡単すぎると馬鹿にしておる)には関心を示さなかった上の娘も、久しぶりに面白がって遊んでくれた。
短時間で遊べるものの、ゲーム中、そこそこ頭を使いつづけるところが好きなようだ。
安加里が毎回遊びたがるので、美典対安加里との対戦が多かったが、4:6の割合で安加里が勝つ。理由は上に書いたとおり。
1回20分もあれば遊べてしまうので、3人で何回も繰り返して遊ぶ感じになるが、安加里が一番勝率が高いゲームって、これと、“ザップゼラップ”くらいだろう。


そっとおやすみ2〜7人対象年齢:6歳以上HABA
そっとおやすみBox
“うすのろ”ってトランプゲームを遊んだことあるでしょうか? “そっとおやすみ”ってのは、“うすのろ”と似たゲームです。
とは言ってもゲーム王国ドイツが作り出すゲーム。それなりにツボを押さえたマインドがあります。

ルールは簡単。手札を1枚づつ交換しながら、同じ絵柄のカードを4枚集めるだけ。手札は5枚ある上に、オールマイティージョーカーが沢山あるので、4枚は直ぐに集まります。
“うすのろ”の場合は、最初に4枚集めた人はすぐさま中央の駒を取り、それを見た残りのメンバーが我勝ちに駒を取り合い、取れなかった1人が負け。ですが、“そっとおやすみ”は、もっと穏やかなゲーム。
4枚集めた人は、手札をそっと判らないように伏せる。誰かが手札を伏せたら、残りの人もすぐさま伏せる。一番最後に伏せた人が『おねむちゃんカード』を貰う。
“うすのろ”も“そっとおやすみ”も遅い者負けのゲームなのですが、誰にも気付かれないようにそっとカードを伏せるところが“そっとおやすみ”の楽しいところ。

そっとおやすみ
カードを伏せるタイミングは自由。別に揃った瞬間に伏せなくてもいい。
隣の人からカードを貰って不要なカードをセレクトしている時は、どうしても注意が反れる瞬間。このタイミングを狙ってカードを伏せると、狙った相手を沈められる!これがなんとも面白い。
わざとタイミングを遅らせ意外な瞬間にカードを伏せて、トップの人を狙い撃ちにすることも可能。
でも相手もしっかりと読んでいて、こちらの動きを注視している可能性もあり、こんなゲームでも駆け引きが存在する。
“うすのろ”の場合は、どうしても特定の人が負け続ける傾向がありますが、“そっとおやすみ”は、特定の相手を狙って仕掛けられるので、いつも同じ人ばかりが負けるとは限らない。そこが小さな子供とも遊べるポイントになっているとともに、大人でも楽しめる要素につながっている。

“そっとおやすみ”はHABA社のリトルゲームシリーズの一つ。他にも“動物列車”や“ニャーニャー”等、簡単なゲームを子供向きに遊びやすくアレンジしたシリーズです。
リトルゲームシリーズのカードは、小さな子供の手でも持ち易いように、カードも小さなサイズいなっている。この辺りの細かい配慮は、さすがファミリーゲーム大国ドイツと感心する。

(14歳の時の上の娘の反応)
こんな簡単なゲームなのであるが、これが意外なことに中学生の娘に大ヒット!
そもそも反射神経系のゲームは得意種目なのであるが(父には勝てない!)、テンポ良く遊べるところが気に入った模様。さらに伏せるタイミングを考えて狙えるところがやはり面白いらしい。父の血をしっかりと受け継いでいる。
このゲームを楽しく遊ぶ為には、テンポよくカードを次々と回していくと、そこに隙が生まれて面白い。
テンポが上がるといつ誰が伏せるかとばかり注意するので、結構スリルがある。

(9歳の時の下の娘の反応)
娘2人と私の3人で遊ぶと、下の娘は負け役になる。
私と上の娘は素早い方、3人くらいだと目が届く範囲なので、僅かの差が出てくる。
負けていてもゲーム好きなのか、何回でもやりたがる。ちょっと悔しくって、もう一回って言うのは決まって下の娘。
6歳からできると評価しているが、6歳や小学生低学年だと、どうしても自分のカードを揃えることばかりに目が行って、人のカードの状況にまで目が届かない子も出てくる。「自分のカードが揃わなくてもいいんだよ。」と教えてもやはりなかなか切り替わらないものらしい。


カエルの飛び込み大会2〜4人対象年齢:6歳以上Ravensburger
カエルの飛び込み大会
綺麗な色の玉が散りばめられたゲームボード。どんなゲームひと言で述べると、「アクション型の3目並べゲーム」と称せる。
テーブルでワンバウンドさせて自分の色玉を投げ入れる。縦横斜めどれでもいいので3目並ぶと点がもらえます。
ワンバウンドさせるので最初はとまどいますが、少し練習すると直ぐに慣れます。慣れた後はひたすらボールを飛び込ませましょう。弾んだボールがどこに落ちるか? ハラハラドキドキ!
どの色でも3つ並んだら1点が貰えます。もし自分の色だけで3つ並ぶと2点になります。同時に2列並ぶとこの時も2点です。揃った玉は自分の玉も人も玉も取り除き、ゲームを続けます。
最初はボールを飛び込ませるだけですが、慣れてくるとコースを狙えるようになります。手前・奥の方・右側・左側。2点取れそうなところを狙ってボールを入れます。
繰り返し遊ぶと、自分が得意な入れ方も出来てきます。自分の玉ばかり一箇所に集めて、自分の色だけで2列 一気に4点を狙うなんて技も披露できます。
それを阻止すべく、相手の玉が集中したところを切り崩しに狙うこともある。せっかく自分が集めた所を攻めて取られるととても悔しい。
2人〜4人まで遊べます。小さな子供でも直ぐに慣れて遊べると思いますし、大人同士で真剣に遊んでもとても楽しめます。
繰り返し遊んで是非人に負けないテクニックを開拓してください。

カエルの飛び込み大会
(15歳の時の下の娘の反応)
下の娘がはまりました。元々アクション系のゲームは好む子ですが、一番上達が早かった。遊び相手がいない時でも一人静かに練習していた。その成果かもしれません。
特に手前一列目に並べるのがうまい。手前に小さくバウンドさせて確実に狙った場所に入れる。2回に1回は狙いとおり入れるような気がする。こちらはそれを邪魔するために、サイドを使ったテクニックで正面を狙う。私だってサイドテクニックでは娘に負けていない、
つもり。
最初は間違いなく私が勝っていた。でも2,3日もすると、娘の方がバウンドが正確。狙ったところに次々と落ちる。悔しい。
3人で遊ぶ場合は、一番下の娘を警戒し、娘の苦手なエリアばかりを狙って玉を落とす、エリア戦略を取る。これで一進一退。
今日も火花が散るか!

(家族で遊んでみて)
普段遊んでいる、ゆうもあゲーム会では、いろんな人と好きに遊んでいますが、最初は玉を入れることだけに一生懸命。少し慣れたところでエリアを狙って落としますが、狙いとおり落ちることはまれ。
ところが、ゲームを借りて帰って娘たちと遊びだすと、しばらく毎日このゲームばかり。
バウンドの力加減とコースの癖も判ってくる。そして各々が自分のテクニックを磨きだす。
コースを狙うだけでなく、ピンポイントで狙って投げ入れることができる。当然玉は弾かれるので、狙ったところには落ちないが、数回に一度は狙いとおりのところに落ちることもある。
さらに進んでいくと、自分の得意のコースが出来てくる。私の得意なのは左右サイドの正面に近いポジション。この場所なら、3回に1度は落とせる。だから戦場をこの場所に持ってくるように仕掛ける。
こうなると偶然を楽しむゲームから、テクニックを競うゲームに早変わり。普段ゆうもあで遊んでいるゲームと趣が完全に異なる。
競い合いが面白い! 
ここまでやる家庭も少ないかもしれないが!


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