ゆうもあ第3回西宮ゲーム合宿(2005年5月7日〜8日)

副題:ハグル&全体ゲームをやれて大満足!


第3回ゆうもあ西宮ゲーム合宿にスタッフ参加しました。
10家族、2カップル、スタッフ他個人参加者も多数あり、総勢49名もの大合宿となりました。楽しかったです。
ゴールデンウィークの最終土日、2005年5月7日と8日の1泊2日でした。
ゆうもあ会員の参加費が1人¥4000と格安であったにも関わらず、昼・夕・朝・昼と4食付き、その上、お菓子や飲み物まで用意されており、夜のアルコールまでありました。もちろん持ち込みゲームは子供用・大人用織り交ぜて普段のゆうもあゲーム会以上の品揃え。
参加者のみなさんも大喜びで、次回開催のリクエストの声も多数いただきました。
これに応え、2日目解散時には来年度の開催宣言までなされるという反響でした。
なにわともあれ、大きなトラブルも無く楽しく無事終了。
私が担当した全体ゲームの裏話も織りまぜ、合宿の様子をレポートしてみます。

ピット!会場食事
ピット!
会場
食事

【全体スケジュール】

詳細に入る前にまずは全体のスケジュールをば。
(1日目)
11:00 現地集合 場所は、兵庫県西宮市の甲山自然の家
12:00 昼食   カレーライスでした
12:30 ゲーム三昧
18:00 夕食   エビフライにハンバーグ、揚げ物とサラダ、汁物、フルーツ
19:20 全体ゲーム  年齢ラックオーとお好みゲームラックオー、カード当てゲームの3つ
20:00 希望者募って多人数ゲーム“ハグル1”
20:00〜22:00 お風呂時間、当然ゲームしててもOK
22:00 ゲーム会場を和室に移して朝方までゲーム三昧
      主催者側で用意されたアルコールも飲みました
      最後まで頑張った人は約10人いたとか?
(2日目)
 7:00 起床 眠い!
 7:30 朝食 お魚、のり、卵焼き、お汁
 8:30 お散歩 展望台まで15分ほどの散策 西宮市内が一望できました
      こどもたちは“色おに”で遊びました 集合写真も撮りました
 9:20 ゲーム、ゲーム!
12:00 昼食   うどん他数品
12:30 ラストスパートでゲーム
14:00 希望者募って多人数ゲーム“ハグル2”
15:00 後片付け、掃除
15:40 全員揃って集合写真2
      来年度開催も宣言して無事解散! いぇい!

【ゆうもあゲーム会との違い】

夜も長く、普段のゆうもあゲーム会の3倍近い時間、たっぷりとゲームが遊べます。常連のご家族が多いこと、子供たち同士が仲良くなり子供たちだけでも遊んでくれるので、大人達だけで自由に好きなゲームが遊べました。
一番よく遊ばれていたのが、「カタン」。全体ゲーム会での人気投票No1だったこともあり、初めて遊ぶご家族も含め、何度も遊ばれておりました。同時に2テーブルでカタンが遊ばれていたことも!
それ以外では、「マーゴマギーノ」、「乗車券ヨーロッパ」、「指輪物語」、「マニラ」も人気でした。
そうそう忘れてはいけない、一番人気だったのは、「カロム」だったかもしれません。年長の子供達を中心に何度もカロムダブルスが遊ばれてました。

カタンマーゴマギーノカロム
カタン
マーゴマギーノ
カロム

2日間に私が遊んだゲームは、「HuschHusch」、「キングルイ」、「バルバロッサ」、「チェーテン」、「スパリト」、「スクエアオンセール」、「スコットランドヤード」、「アベカエサル」、「マーゴマギーノ」、「ピクショナリー」、「イメージなに色!」、「KAYANAK

バルバロッサ マーゴマギーノ
こうして見ると意外と少ないですね。子供達にインスト説明していた他、全体ゲームや多人数ゲームハグルの準備に気持ちが集中しており、一般ゲームへの欲求はさほど高くなかったのが理由です。
それより、ご家族の方々とお話する方が楽しかったですね。ゲームだけなら普段のゲーム会でもできますし。
単純にゲームするよりも、全体ゲームやハグルを披露できることがなにより楽しみでしたから、ゲームの量より質でした。
それでも遊びたかった、ピクショナリーやスコットランドヤードができましたし、バルバロッサもやりました。指輪物語やマニラが遊べなかったのがチョット残念だったかな?

【全体ゲーム】

初日夕食後、この時間は私が自由に使わせていただき、全体ゲームを3つ遊びました。本当は、2つ目のゲームにもう少しゆっくり時間を掛けても良かったですが、いっぱい遊びたい私の願望が強く、短時間に積め込みすぎたかもしれません。
人数が多いことと、子供さんもいるので、家族単位に回答していただきました。

○年齢ラックオー

 ラックオーってゲームをご存知でしょうか? 数字を大きい順に並び揃えるゲームです。
 年齢ラックオーは、登場人物の年齢を高い順に当てていくゲームです。
年齢ラックオー
 今回の合宿参加者の多くは大阪・京都のご家族ですが、スタッフは遠方からも集まっており、参加者の方々との面識が少ないメンバーもいたため、自己紹介がてら男性スタッフ7人の年齢順を当てていただきました。
 20代が2名、30代が3名、40代が2名と、それぞれのブロックで判断付きにくい人物構成であったため、7人すべての順番を当てた回答は無し。スタッフのご家族ですら、間違えたようです。
スタッフの名前が判らないと思い、ジャンボトランプを用意して それを手に持ってもらったのですが、誰かが気を利かせコヨーテのハチマキをひっぱり出し、ジャンボトランプを頭に取り付けました。事前準備も相談もなかったのですが、なんと手際の良いコンビネーションなんでしょう。仲間の気転に、心ひそかに感激してました。
誰か写真撮ってればここにも載せたかったです。

○お好みゲームラックオー

 同じラックオー形式のゲームを続けて遊びました。今度は、参加者が選んだゲーム順のラックオー。
 参加者の皆さんには、事前にアンケートにご協力いただき、それぞれ好きなゲームを2つづつお答えいただきました。大人に対しては、子供または家族で遊びたいゲームとお題を特定し、こどもたちは好きなゲームを選びました。
 選択肢が非常に広かったことと、2つしか選べなかったことから、思いのほか票は分かれましたね。
 その中から見事トップだったのは、「カタン」。ファミリーゲームならず、ドイツゲームを代表するゲームです。
 2位は同票2つ、「KAYANAK」と「ブロックス」。
 「KAYANAK」は、子供ゲームの代表格。幅広い年齢で遊べる好ゲームです。
 「ブロックス」は、ゆうもあゲーム大賞 2002年国産ゲーム部門受賞ゲームです。ルール簡単な万人向けゲームです。
 4位も同票4つ、「マーゴマギノ」、「乗車券」、「カルカソンヌ」、「ハイパーロボット」

お好みゲームラックオー
 どれも人気ゲームであり、ゆうもあでも定番ゲームですが、「マーゴマギノ」などは比較的新しいゲームで、知名度が少ないながら選ばれているのは面白い証拠です。
ゲーム名発表の時にも、スタッフ仲間が実際のゲームを探して掲げてくれました。だから非常に見栄えがして良かったです。ゲーム考案者の私のシナリオには、こんな演出まではありませんでした。感謝感謝!

 投票の半数以上は大人の投票であり、「カタン」、「カルカソンヌ」は全票大人の投票でした。
 子供票で人気が高かったのは、上記ゲーム以外には、「ヒューゴ」、「クロンダイク」、「にわとりのしっぽ」、「すすめこぶたくん」、「ノイ」でした。

○カード当てゲーム

 スタッフ4名にトランプカード各1枚を持ってもらい、私の質問への回答内容から所有カードを推理するゲームです。時間が少し残っていたので、急遽このゲームを盛り込むことにしました。
カード当てゲーム
 渡したカードは、スペードのエース、ダイヤの2、クラブの3、ハートの4、の4枚。
 私からの質問は4回。4回の内1回だけウソの回答。残り3回は正しい回答をしてもらいます。
 実は、クラブとハートの数字を入れ違えて渡しており、私の質問がちぐはぐになってしまったミスをおかしてしまいました。参加者のみなさんすみませんでした。事前準備をちゃんとしていなかった私が悪いのです。
 また、4回目の質問は引っ掛け問題だったのですが、これに引っかかる人がいず、推理がますます難しくなりました。それでも3名の人が正解。一般参加者からの正解は1家族だけ。お見事でした。
 ちなみに、後で私も回答を吟味しましたが、設問ミスしてましたが、ちゃんと考えれば解けました。やれやれ。

 

【ハグル】

全体ゲームに引き続いて、希望者募って“ハグル”を遊びました。
“ハグル”とは、多人数で遊ぶ推理・交渉ゲームです。与えられたヒントカードを人と交換しながら情報を増やしていき、全体の得点システムをつかんだ上で、最高得点目指してチップ等を交換交渉していくゲームです。と書いただけでは判らないでしょうが、短時間(ゲームそのものは10〜15分程度)に凝縮された知的ゲームの最高峰と私は思っています。
今回の参加者のほとんどは、初めて経験する方ばかりなので、比較的シンプルな得点システムを作って来ました。これを披露するのがとっても楽しみ。
14人参加で15分ゲーム。ペナルティーの無いシンプルかつ初心者に優しいハグルにしました。でも、推理を行うポイントは多くしました。
一部得点内容を見直すべきところが見つかりましたが、概ね期待とおりのゲーム展開。ゲーム後あちこちでゲーム感想の話が持ち上がり、マスターとしてとっても満足!

希望者が数名ありましたので、翌日もうひとつ用意していたハグルも遊びました。今度はトランプを使用してのハグル。
こちらは昔JAGAの合宿で遊んだハグル。部屋中に隠したトランプを探し出して遊ぶトランプ探しハグル。でも今回はトランプ探しの部分はなし。トランプは各自10枚づつ最初から持っている。
2回目は、1回目よりも経験者主体になると想定して臨んだのが大間違い。1回目にしり込みした方々が多く、2回目はご家族参加者が主体。13人中女性が5名もいらっしゃる。
ところがトランプハグルの方はポーカー用語を乱発していたため、女性の方々には判らない言葉ばかり。申し訳ありませんでした。
このため、得点システムの全体像がつかめない方も多く、トランプカード交換そのものも不発。1回目に比べ活発な交渉展開もできずマスターとしては反省の残る結果でした。すみません。
やはり間に合わせのゲームでは駄目ですね。しっかり参加者を意識して作り上げないと。
実はもう一つ推理難度を高めた16人用ハグルを用意していたのですが、そちらの方がハグルとして機能したかもしれません。こちらのハグルはまたの機会に披露させていただきます。

でも遊んでいて、また別のハグルの構想が浮かんできました。子供も一緒に遊べるハグルができないものか?
宝探しハグル。子供がトランプカードを探し、大人はその間にヒントカードを交換・情報を集める、ような感じのもの。次回合宿には作って行きたいです。

マニラ追いかけっこダミー
マニラ
追いかけっこ
ダミー

【子供とけいどろ】

子供たちは元気です。当然座りっぱなしでなく、外へ出かけて遊んでおります。男の子はボール遊びも。女の子は走り回ってます。
スタッフも引き出されて、一緒に遊ぶのに付き合わされるんですが、私もけいどろ(=警泥)に引っ張り出されました。子供と遊ぶのは大好きなので、結構喜んで出て行ったんです。

女の子たち6,7人と追いかけっこ。私は大人なので、「子供より足が速いはず」というのが子供たちの考えらしく、常に泥棒の役。常に逃げ回らねばならない。これがまたシンドイ。
小学生3年生くらいになると、こちらも真剣に走らねば直ぐに追いつかれる。そんなに広くはないから簡単に逃げ回れない。その上子供たちは大人ばかり狙ってくる。何人かがかりで追いかけてくるから、もうだめ。3人が回りに一斉に迫ってくるとさすがに逃げ切れない。直ぐに捕まる。
陣地で捕まっていると、また誰かがタッチして逃がしてくれる。が直ぐに追い詰められ捕まる。これを3度も繰り返すともうバテバテ。
年長の女の子が逃げ切れているのが不思議。足が速くったって、3人で追い詰められたら逃げ切れるものではない。テクニックでもあるのだろうか?

【ピクショナリー】

私が遊びたいゲームと言えば、“ハグル”、“スコットランドヤードのMr.X”、それに“ピクショナリー”。
今回のゲーム合宿ではこの3つ全部できました。非常に満足。
“ピクショナリー”とは、お題を絵で描いて当ててもらうゲームです。詳しくはこちらのページを見てください。人数が多ければ絶対にお勧めにゲームですよ。

ピクショナリー
以前から遊びたいと言われていた方のリクエストに応えメンバー募集したところ、女性6名、男性3名が集まりました。女2人に男1人で各1チーム作り、合計3チームでの競争としました。これだけいると賑やかになるでしょう。
初めての人ばかりだと時間が掛かるので、ボードの途中からスタートしました。
調子に乗ると2つ、3つと連続して当てられるので、一気に進むチームと出遅れるチームとが有りましたが、終盤からは混戦模様。最後には3チームともゴールマスで連続2回当てたらゴールするところまで拮抗しました。
最後は、ゲーム合宿主催者ご夫婦とスタッフ女性のチームが逆転優勝。大喜びされてました。主催者のご夫婦は、合宿中もみんなのバックアップで大変だったと思うのですが、このゲームでは心底熱中してもらえたようなので良かったです。

上手な絵や、なんでこれで判るの?って絵などいろいろ。印象的な作品を幾つか写真で紹介しておきます。写真の下に表記しているのが回答です。
老化もちつきもちつき
老化
もちつき
もちつき
「老化」は上手ですね。もちつき、左の絵は上手です。でも正解したのは右の絵のチームでした。
興奮する草むしり真空
興奮する
草むしり
真空
Actionのマスに止まると、なになに_する、という回答になります。これが難しい。「興奮する」って言葉が出る前には、怒る、いかる、とかいっぱい出てました。
「草むしり」は絵の勝利です。最後の「真空」。これは書き手が「こんなの書けない。」と嘆いていたお題です。それがなんと答えが出たんですね。凄い。書いたのは地球の絵でした。この時ばかりは全員からの拍手を貰ってました。

【スコットランドヤード】

随分と以前のゲームですが、私は大好きです。特に逃げるのがたまらなく面白い。
難点は、逃げる人は1人で追いかける人が5人。断然逃げる方が面白いので、6回に1回しか満喫できないところですね。だから、怪盗と警察を分担し2人ゲームとして遊ぶ人も多いと聞きます。
先ず初めて遊ぶ人が怪盗をなさり、比較的早めに捕まった後で、今度は私が怪盗側をやらせていただきました。
スコットランドヤード
ところがここで、ゆうもあ会長から、「ブラックチケットは本来2枚だったはず、5枚だと逃げる方が断然有利説」が持ち出され、協議の結果ブラックチケットは2枚だけになりました。とんでもなく厳しいです。
前半まではチケットを惜しまず使い、警察チームの裏をついて包囲網を突破できていましたが、案の定ブラックチケットが尽きた段階で行動範囲が限られ、相手の裏をかくつもりがかえって包囲される結果。大きなリスクの1手で勝負をかけましたが、15時間目に捕らえられました。
安全策を取ってれば18時間目までは余裕でいけたのですが、ブラックチケットが無いのはやはり辛かったです。船も使えないので、捜査網も絞られてましたね。
でも序盤にチケット出し惜しみすると最後までいけないので、勝負手は間違ってなかったと思ってます。

ちなみに家に帰ってチェックすると、ブラックチケットはやはり昔から5枚でした。バランス的には3枚くらいがいいのではないでしょうか?今回も2枚だったとは言え、逆に動いていれば逃げ切れるチャンスが2回はありました。そこは駆け引き判断の間違いでしたね。捕まっちゃったので、またやりたい。


ピクショナリーカタン全員集合写真
ピクショナリー
カタン
全員集合写真

最後に、49名もの大人数での合宿。事前準備から期間中の面倒まで、全て主催者ご夫妻とその子供さんたちが見てくださいました。本当に大変だったと思います。とっても楽しませていただきました。本当に有難うございました。
好評・リクエストに応え、来年もまた実施くださると言っていただいております。
来年はもっと早くから募集し、是非貸切状態で行いたいですね。協力できることは何でもお手伝いしますので、どうぞよろしくお願いします。


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