ゆうもあ京都 宇多野ゲーム合宿(2012年5月19日〜5月20日)
ゆうもあ京都 宇多野ゲーム合宿を開催しました。今年で3回目になります。参加者は総勢32名。
参加者:大人19名(19歳以上)、子供13名(19歳未満)
普段のゆうもあゲーム会では遊べないようなゲームを多数遊べたと、喜んでいただきました。
今回のゲーム合宿、一番遊ばれたのは“ラミーキューブ”。ゆうもあで遊ぶゲームの中では最も古いゲームの一つなんですが、そんなゲームが次から次とメンバーを変えて遊ばれるのも、ゲーム合宿ならではの景色なんでしょう。
それ以外では、長時間ゲームや、パーティーゲームがいっぱい遊ばれておりました。
【遊ばれたパーティー系ゲーム】
テレストレーション、ピット、エセ芸術家 ニューヨークに行く、アップル・ツゥ・アップル、ピクショナリー、相性チェックゲーム、リズム&ボール、みんなのイーブン。
【遊ばれた長時間ゲーム】
サンダーストーン、K2、エミネントドメイン。
【何回も遊ばれていたゲーム】
ラミーキューブ、ドミニオン、カロム
その他にも、沢山のゲームが遊ばれていたのは当然です。
(日時)2012年5月19日(土)〜5月20日(日)の一泊二日
(場所)宇多野ユースホステル
第1回目と2回目は、ゴールデンウィーク中に開催しましたが、集会室が今回は2日続けて借りられる時が無く、仕方なくゴールデンウィークを外して普通の土日開催。なので、やっぱり例年よりは集まりは悪く少し少ない人数でした。
右の写真が参加者の集合写真です。初日だけ参加の方1名とカメラ撮影された方除き30名が写っているはずです。実は私も写ってます。
宇多野ユースホステルについて
会場の宇多野ユースホステルは、2009年7月に新装改装されたとても綺麗なユースホステルです。なんと、国際ユースホステル連盟より「もっとも居心地のよいユースホステル2009」に選ばれた日本でも人気の高いユースホステルです。
今回借りた部屋は、4人用部屋2室、6人用和室4室、それにゲーム会場とする集会室でした。
4人部屋は、2段ベッドが2つ並んだ状態で、それぞれがカーテンで仕切られ孤立化できる仕様。子供たちにとっては珍しい空間、かくれんぼもできそうな空間としても楽しんだようです。
一方和室は、6人部屋ですが5人づつで使用。和室は別棟になっており、上下に他の部屋が無いので、少々騒いでも他の宿泊客に迷惑を掛けることは無い。ということで、夜はここでゲームすることにしております。
お風呂も綺麗で、当然ゆったりと浸かれる。私は晩、朝と2回ゆっくりつかりました。お風呂は大好きです。
ユースの裏手には、テニスコートも1面あります。予約者がいない時は、宿泊者が無料で利用もできるんです。初日の昼間に高校生、中学生でテニスを1時間楽しんでいたそうです。
正面玄関前は大きな広場。中央に桜の木があります。2日とも天気が良かったので、ここで追いかけっこして子供たちと気持ちだけが若い大人が遊びまわってました。でも、子供と同じ調子で走り回るのは体力的に無理だと気づくのです。
【全体スケジュール】
(1日目 5月19日)
10:00〜10:40 集合
11:00〜 注意事項説明と自己紹介
11:20〜 全体ゲーム(イメージ何色?、チームでたほいや、カウントダウン)
13:00 昼食(カレーライスです)
17:00〜 ミニゲーム大会 ストリームス(希望者のみの参加)
18:30 夕食
夕食後はフリータイム、ゲームしても良し、お風呂に入っても良し、お酒を楽しんでもOK。早々寝ても良し。実際には、星空観察会と日食観察メガネ作りを楽しんだ人が半数以上いましたね。
22:00〜 集会室は閉めます。希望者は和室に移動してゲーム
(2日目 5月20日)
7:00〜 朝食の時間は自由。
その後はフリータイム。お風呂に入ってもかまいません。
12:00 昼食(焼肉どんぶり、ちょっと辛めでした)
フリータイム
14:45 後片付け
15:00 解散
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2日間とも気持ちが良い天気でした。庭のテーブルで食べるアイスは美味いです。 |
談話コーナーはくつろげるスペースです。他のお客さんもいる前でカードゲームしてます。 |
ゲーム合宿の模様を時系列に沿って紹介します。
【全体ゲーム】
ゲーム合宿の最初は、自己紹介も兼ねて全体ゲームを楽しみました。
遊んだゲームは、
イメージ何色?
チームでたほいや 3題
カウントダウン
元々、イメージ何色?ってタイトルのゲームがありましたが、少しルールをアレンジして小学生の子も一緒に楽しめるパーティーゲームとして考案したゲームです。多人数ゲームの部屋でも紹介しております。
お題を提供して、それに対してイメージする色を1人1つづつ考えてもらいます。で、一番たくさんイメージされた色が正解。その色をイメージした人がポイント1点。
ゲーム序盤でこの日のイメージ色は“赤”が定着しました。それ以降は、“赤”を言うべきかどうかが一つのポイントになってました。まあこれは、出題者である私のお題の出し方がちょっと偏った結果かな?
この手のゲームの場合は、事前にお題を考えて準備しているのですが、実は、出題例のプリントをファイルし忘れたのです。初歩的なミス。
なので、全体ゲーム直前に記憶を頼りにお題を思い出し、不足する部分は即席で幾つかお題をひねり出して進行しておりました。少々苦しかった!
そういう裏事情もあり、前半で“赤”がメイン色として定着してしまったのですが、まあそれも後半の出題で利用する形で無理やり進行しました。
出題したお題は、風船、チューリップ、夏、東京タワー、君の未来、信号、魔女なんかがありましたね。
【チームでたほいや】
“たほいや”って有名なゲームがあります。普通は、5〜8人くらいで遊ぶんですが、それをチーム戦にして多人数で遊んでしまおうという企画です。ゆうもあでは初めてですが、個人的にはゲームパーティーとかで良く遊んでいるのです。
まずは、“たほいや”の説明から。
“たほいや”には、辞書広辞苑が欠かせません。他の辞書でもいいんですが、“たほいや”と言えばやはり広辞苑。広辞苑には日本の古語や珍しい言葉が満載されてます。こうした普段全く使わない,誰もが知らないであろう言葉をお題にして、正解を当てるゲームです。
正解は、広辞苑に記載されている説明文章ですが、4つ、5つの偽回答が一緒に提示されるので、その中から正解を見つけ出すのです。
ここで面白いのが、偽回答を参加者自身が即席で考え出すところ。いかにもありそうな本当らしい説明文をでっちあげます。他の参加者が間違えて自分が作った偽回答に投票したら、それも得点になります。正解を見つけるだけでなく、如何に引っ掛かりそうな偽回答を創作するかってところが楽しいゲームです。
さて、“チームでたほいや”の場合は、偽回答を考えるのも、正解を選ぶのもチーム相談性にしております。何人かで話をすると、1人だけで考えるよりも面白い(実際にありそうな)偽回答が考え出されるものです。やはり1人だけの知恵より多くの知恵を合わせると良くなるってことですかな?
私が出題したお題は、「はやつけぎ」(練習問題)、「ときのそう」、「かがみおに」、「じゅうかしいれ」の4題。
スタッフ以外は“たほいや”初体験だったのと、小学生の子達も一緒なので、かなり連想しやすい言葉を選びました。
各チーム投票は2つづつ選べることにしたので、結構投票結果はばらつきましたね。
【出題と回答】
○1問目:ときのそう
- @積み重なった時間
- A時がすぐ過ぎていく様
- B臓器が病原性の細菌に感染することによって発現する細かいしこりのこと
- C古寺の裏に生える雑草
- D占いの一種。気象などから物事の良し悪しを占う方法
- E宮中で時刻を奏すること
- F戦国時代に織田信長がイエズス会の宣教師から譲り受けた品の一つ。朝に花を咲かすため「時を刻む草」すなわち「ときのそう」と呼ばれた。後の朝顔にあたる
- <正解> 時の奏:E
各チーム2つに投票できるので、全チームが正解を当てました。
【出題と回答】
○2問目:かがみおに
- @鬼ごっこの一種で、捕えられそうになったら、かがめば鬼にならないですむ
- A天井の低い住居。また、その入口
- B鬼ごっこに同じ
- C鎌倉時代末期の陶器などに見られる柄の一種
- Dにらめっこの古い呼び名
- E鏡に映る鬼のように恐ろしい自分の姿
- Fこどもの遊びの一種。「かごめ」のこと。鬼がかがむことからそう呼ばれた。
- <正解> 屈み鬼:@
同類の回答がありましたが、「かがめば鬼にならない」が不思議だったのでしょう。正解は1チームだけでした。
○2問目:じゅうかしいれ
- @将軍に献上する菓子を入れる箱
- A初釜の時に使うお菓子を入れる重箱
- Bお祝いの時に差し上げるお菓子を入れる箱
- C文書が折れ曲がらないように、また、密封して保存するための道具
- D菓子を入れる重箱
- E鉄砲を入れる筒
- Fひしもちをおさめる箱。
- <正解> 重菓子入れ:D
最後の問題はちょっと簡単すぎたかもしれません。全てのチームが箱または筒と入れ物を想像しました。「ひしもちをおさめる箱」に引っ掛かったところが多かったです。「ひしもち」という少し珍しい物を組み合わせることにより、本当らしく見せたところが勝因でしょう。どのチームそれらしい回答を考えていたので、全チーム最低1点は取ってました。
最後に遊んだ“カウントダウン”は、多人数ゲームの部屋でも紹介しております。
1位に5点、2位に4点、3位3点、4位2点、5位1点を獲得できます。
“チームでたほいや”に時間が掛かったしまったので、2ゲーム遊ぶつもりだったのを、1ゲームだけにしました。
残念ながら記録を取っていませんでしたが、結果は、バッティングしまくりでした。
【賞品授与】
全体ゲームの総合得点で1位の方は、初参加ご家族の奥様。“チームでたほいや”での偽回答で得点を積み上げたみたいです。賞品は、スタッフ連中の強い推薦もあり“乗車券メルクリン”を手にされました。おめでとうございました。
【ミニゲーム大会 ストリームス】
夕方17:00から、ミニゲーム大会として“ストリームス”を行いました。参加者は24名。一部の方を除いて大半の人が参加くださいました。
1〜30までの数字から20枚を使用し、ランダムに順次数字をコールしていきます。コールされる数字を自分の記入シートに書き込んでいき、20の数字を記入した段階で、数字が連続して昇順または同数に並んでいる個数を競います。
各数値ですが、1〜10と20〜30は各1枚,11〜19は各2枚づつ、そして1枚だけオールマイティカードが入ってます。使うのはこの内20枚だけ。読み上げられる数字を、どのマスに記入するかを考えます。一度記入した数字は途中で場所を変更できません。例えば、“8”と“15”の数字を読み上げられた場合、“8”と“15”の間に何マスくらい空けて記入するかを考えるのです。その後、“13”がコールされたらどうするか? “13”と“15”の間に入れられる数字は、“13”,“14”,“14”,“15”と4枚もあります。さて、どう予測するのか?
2ゲーム楽しみましたが、1位はスタッフご家族、2位は私でした。
少しコツがいるゲームなので、初めての人は要領を掴んだところで終了しちゃった感じがありました。また今度のイベントでも遊びましょう。
【星空観察会&金環日食メガネ作成】
宇多野ユースホルテルでは、宿泊者が楽しめるイベントを夜に開催されております。5月21日(月)に金環日食が見えるということもあり、19日の夜は、星空観察会&金環日食メガネ作成のイベントを開催されてました。
ゆうもあゲーム合宿参加の方々も多数このイベントを楽しまれましたね。私も金環日食メガネが欲しかったので喜んで参加しました。
【金環日食メガネ】
金環日食メガネ作成は先着20名。開始時間に続々とゆうもあの仲間が集まりました。ゆうもあだけで15名ほどいましたね。ゆうもあ以外の参加者はわずか1名だけ。もしゆうもあがいなかったらどうなっていたのかな?ゆうもあメンバーが居たので、遠慮した人もいらっしゃったかもしれません。
制作方法を教えてくださったのは、男女2名の方。星のソムリエ京都のメンバーの方々かな?作った金環日食メガネには、THE ASTRONOMY GUIDE OF KYOTOの記載がありました。
メガネは、厚紙を3枚型に合わせて切り出し、メガネのフィルムを挟み込んで糊で貼りあわせるだけ。手早く作業すれば、15分もあればできます。簡単です。沢山の人ではさみやカッターを共有しての作業でしたので、実際はもう少し時間は掛かりましたが、作業の間に、メガネのフィルムに関するウンチクなども話してくださるので、作業の待ち時間も興味深く楽しめました。
右の写真が出来上がったメガネです。
出来上がった日食メガネで室内の電灯を見ても、ぼんやり明るく感じる程度でほどんど光を通していないように感じました。このメガネで日食が見えるっていうからには、太陽の光ってのはやっぱり強烈なんですね。
ちなみに日食本番の21日。自宅のリビングから東の空に浮かぶ金環日食を見ました。作った金環日食メガネが本当に役立ちましたね。私以外の家族も皆、このメガネで観察できました。良かったです。(^^)
【星空観察会】
星空観察会は、宇多野ユースの中庭で開催しております。日食メガネ作り終えた人から、中庭に降りて望遠鏡を覗かせていただきました。見えたのは、土星のリング。本当にちっさくしか見えていないのですが。確かにリングがあるのは見えました。望遠鏡の倍率とかの知識は全く無いのですが、あまりの小ささに、最初はどれがそうなのか判らないくらいでした。実際に望遠鏡で惑星を見たのは私は初めての経験です。
地球は自転しているので、時間とともに惑星の位置がずれるのでしょう。頻繁に望遠鏡の位置調整をされていたのが印象的でした。
上の写真に写っているような望遠鏡が3台ほど設置され、それらで星空を紹介されていたんです。日食メガネ担当の方とはまた別の方々が5名ほどで星空観察の説明を丁寧にしてくださってました。
ある程度の人が中庭に集まってくると、金環日食に関する説明会が始まりました。私は途中で抜けて動き回っていたので最初と中盤しか聞けなかったのですが、30分ほどのしっかりした説明だったと思います。
実は、通り一遍のもっと簡単な説明と決め込んでいたので、ちゃんと聞こうとはしてなかったのです。こんなにきっちりとした説明だったのなら、じっくり聞いておくべきだったと後から惜しい思いをしました。
普段体験できないことをさせていただき、金環日食メガネを無料で手にすることができ、有意義な夜だったと思います。
星空観察会を終えた後は、風呂に入って温まり、美味しくビールを飲んだ後は、夜のゲーム部屋である和室に出向きました。この夜私が遊んだゲームは、“ドミニオン”。
まだ遊んでいる人もいましたが、私は満足して翌日のためにも12:00過ぎ頃に布団に入りました。おやすみなさい。
1日目の報告だけで随分とページを使いましたね。2日目は、7:00前に起きて、朝風呂に1人でゆっくり浸かり、体を温めほぐした後、朝食。朝食はバイキング形式で各人好きな時間に食べていただいてます。
パンも卵もソーセージもどれも美味しく感じました。オレンジジュースが気に入ったので2杯いただきました。満足。
2日目は、主催者側でイベント類は行わず、好きなように皆さんに遊んでいただきました。個々のゲーム紹介までする必要はないでしょう。いろんなゲームが遊ばれましたが、やはり大人数が遊ぶので、パーティーゲーム類は良く遊ばれてましたね。
2日目昼食の後で、参加者集合写真を撮らせていただいて、15:00に片付け解散とするまで、皆さん楽しんでくださいました。
【人気があったゲーム】
ゲーム合宿の2日間に最も良く遊ばれたゲームと言えば、下の2つでしょうか?
【ラミーキューブ】
“ラミーキューブ”は、伝統ゲームの部類に入ってくるような歴史あるゲームです。
1980年ドイツ年間ゲーム大賞の受賞作品です。
1〜13までの4色(青、赤、黄、黒)のタイル各2枚と2枚のオールマイティタイルを使用します。
最初に13枚のタイルを受け取り、このタイルを条件にしたがった全て場に出し切った人が勝ちとなります。
場に出すためには、同数字3枚のセットか、または、同色連続数字3枚以上のランを作ると場に出せるんですが、場に出されたタイルは誰でもが自由に組み替えて使用することが出来ます。ここがこのゲームのミソ!。
タイルを組み替えて並べ直すところは、数字パズルを解いている感覚。
頭の中で数字タイルを置き換えていくのは難しいですが、小学生高学年なら充分に遊びこなせるゲームです。
冷静な判断力と粘り強い思考力が要求される思考系ゲームの代表格のゲームですね。
【カロム】
たびたび、集会室の外のテーブルで“カロム”が遊ばれておりました。
室内で遊ぶのではなく、良く晴れたお天気の元でカロムを遊ぶのはなんとも爽快な気分になる。シングル対戦、ダブルス対戦と子供たちが入れ替わり遊んでました。子供たちだけでなく大人も混ざって遊んでおりました。
普段のゆうもあゲーム会では遊ばれないが、合宿だからこそ楽しめるゲームの筆頭格かもしれません。別に普段のゲーム会で遊んでもいいのですが、ゲームサイズが大きいので運搬が大変なのですよ。
ゲーム会の様子を写真で少し紹介します。
【パーティーゲーム編】
【一般ゲーム編】
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ゆうもあ京都 第2回宇多野ゲーム合宿