第25回ゆうもあゲーム会・京都(2007年7月21日)

副題:地蔵盆、児童館、子育てサークル!


参加者63名、スタッフ9名、総勢72名でした。
持ち込みゲーム
天気予報は、午後から雨。傘を用意して来られている人もおられます。
ひと・まち交流館は、主要駅から少し離れているためか、天気が悪いと参加者が少なくなります。天気予報は外れ、午後からも雨は降らずに1日大丈夫でしたが、参加者はいつもより少なかったので、参加者の方々とも少しお話ができた1日でした。

ゆうもあゲーム会・京都も、おかげさまでマル4年経過し、5年目に入りました。
顔なじみの参加者も増え、皆さんの日常のことや他の活動の話などを聞かせていただくのが最近の楽しみになってきました。

地域イベントへの協力依頼

最近、いろんな団体やサークルからゲームイベントへの協力依頼をいただくようになりました。ゲームの楽しさに皆さん気づいてこられたのでしょうか?
クラウン

今回も児童館や子育てサークル、それに地蔵盆の企画相談で見えられた方が幾人かいらっしゃいました。
こうした方々への対応もスタッフで分担しましたが、今回私は主に地蔵盆の相談の方へゲームのご説明をいたしました。
地蔵盆の時期はどこも同じ。先方希望の時期にゆうもあスタッフが出掛けられないため、今回はゲームの紹介だけとなりました。
話を聞いてみると、地蔵盆でプレゼントとして出す物の中にゲームも含めたいと思われているらしい。予算は1個1500円まで。
ゆうもあで遊んでいるゲームは100個以上。でも1500円以下のゲームとなるとカードゲーム主体に数個しか無いでしょう。

  • 「ゲームをプレゼントするだけで、子どもたちと一緒に遊ばないのであれば、意味ないですよ!」
  • 「値段だけで選ぶと、直ぐに飽きてしまって遊ばなくなるような物はプレゼントしてももったいないですよ!」
  • 「値段が少々高いかもしれませんが、大人の人が一緒に遊んで楽しい上質なゲーム・末永く遊べるゲームを ゆうもあでは紹介しているのです。」 と子供たちへのプレゼントだけでなく、親御さんが一緒に遊んで欲しいとのこちらの気持ちを精一杯伝えたうえで、折角来られた町内会の方々に幾つかゲームを遊んでいただきました。
    ピット
    紹介したゲームは、“クラウン”、“クライネフィッシュ”、“さがしものは何?”、“カルテット”、“ダミー”、“虹色のヘビ”。
    “クラウン”、“クライネフィッシュ”の2つがゲーム展開の綾もあり、気に入ってもらえたようです。“カルテット”は値段も安いですので、選んでくれたら嬉しいのですが。大人が一緒に遊んであげれば、それほど苦無く遊べるとは思います。「記憶」「推理」を体験できる簡単なゲームとして、小さな子に遊んでもらいたいゲームの一つです。

    お昼ごはんの時にも少し相談を受けました。
    ゆうもあに来られているご家族は、いろんなことに積極的に活動されている方々が多いです。そうした方から、自分たちが運営しているサークルに出張ゲームイベントが可能かとの問い合わせもいただきました。
    私個人的にはそうした声にできるだけお応えしたい。でも、実行はなかなか難しいんですよね。
    普段のゆうもあゲーム会であれば、初参加者より常連ご家族の方が多いので、スタッフの手が回らなくとも、ご家族同士で教えあって遊んでいただけております。
    でも出張でゲーム会を開催すると、ほとんど全員がゲーム初心者の方々。全てのゲームをスタッフが説明しないといけないため大変なんです。スタッフ1人でフォローできるのは、1テーブルから2テーブル。30人の参加者イベントだったら、スタッフは最低でも5人は欲しいですね。この辺りが実際には苦しいところなんです。
    でも、期待していただけていることは嬉しいので、主催者の方々とご相談しながら、いろんなイベントを企画実行したいなぁ とは思いますので、ダメ元で声だけもでお掛けください。意外と日程が空いている時があるかもしれません。

    ゲーム勉強コーナー

    騎士たちの塔
    今回の「ゲーム勉強コーナー」ゲームは、“騎士たちの塔”。協力系のゲームで、ドイツ子ども年間ゲーム大賞2007ノミネート作品です。
    王様がやってくる前に、みんなで協力して塔を建てねばなりません。制限時間の間に無事3つの塔が建つでしょうか?
    カードで指定された木のブロックや駒を、ゴムバンドで挟み込んで積み上げていく。積み上げる方法が非常にユニーク。写真のようにみんなで協力しながら。
    4人の人がそれぞれ4本の紐をつかみひっぱる。中央はゴムの輪っか。紐をひっぱるとゴム輪が広がる。ゴム輪の中にブロックをはさんで持ち上げる。4人のタイミングを合わせてブロックを積み上げていきます。
    難しいのは持ち上げる時よりブロックを積み上げて離す時。4人の引っ張る力加減もうまく合わせないとブロックを離せない。一人の力が強いとブロックが端に寄る。
    うまく乗せろ うまく運べ
    引っ張る力の向きも大事。ゴム輪が丁度正方形になるように引っ張る。するとブロックがスルっと抜ける!がなかなか簡単には外れない。それが面白い。

    4人だと紐を1本づつ手にするが、2人で遊ぶ場合は2本づつです。2人の方が簡単だと思っていたのですが、案外4人でやっている時の方がうまくできているみたいです。紐1本に集中できるからでしょうか?
    見ているだけでは判らない、是非一度お試しあれ!

    騎士たちの塔


    今月私が遊んだゲーム

    今月私が遊んだゲーム :騎士たちの塔、ダミー、ことば博士
    インストだけしたゲーム :おばけの階段、モンツァ、てんとうむしのパーティ 、アクロバットタワー、スティッキー、クラウン、クライネフィッシュ、さがしものは何?、カルテット、虹色のヘビ、魔法のコマ

    モンツァ
    アクロバットタワー
    魔法のコマ
    モンツァ
    アクロバットタワー
    魔法のコマ
    簡単なレースゲームです。
    ダイス目の色と同じマスへ進みます。どの色のコースへ進むか考えましょう。
    バランス系のゲームです。
    カラフルな人型ピースをバランスを崩さないように積み上げます。早く手持ちを無くした人が勝ち。
    絵柄チップをコマにはめ込んで回します。
    回転すると絵がよく判りません。色の雰囲気から絵を探しましょう。

    マンカラ
    有史以来もっとも古くから遊ばれていたと言われるのがこのゲーム“マンカラ”です。
    初期は、地面に穴を掘って、遊ばれていたと思われます。たぶん途中から器を並べたりしていたでしょうが、マンカラ用の遊び道具が現在でも販売されています。
    自作マンカラ
    このマンカラをゆうもあでは、折り紙で作って遊んでいます。
    まずは自分たちで遊ぶための器を作ります。1人5〜7個づつ折り紙を折りましょう。1つだけ大きな紙で折ると、大きな器が出来上がる。これを自分の前に1列に並べ、器の中に石ころを4個づつ入れるとゲーム準備完了。
    ルールに従い石ころを相手の陣地に移していって、自分の陣地の石ころが全て無くした人が勝ち。
    石ころを移していくときに、大きな器で終了するともう一手番できるところがミソ! このルールをうまく使って相手より早く石を無くしましょう。
    非常に簡単なゲームですので、小さなお子さんでも遊べます。

    遊ぶ道具をまずは自分で作るところが面白く、各種イベント等で紹介したりしてますが、地蔵盆のような場でも活用できるかと感じ、午前中参加されたグループの方々に紹介しておりました。
    折り紙で作ると色がカラフル綺麗で、それだけでも嬉しくなるものです。折り紙の自作キットはこちらでも販売されています。→
    ボードゲームのお店道

    クライネフィッシュ
    「6歳ならなんとかできるゲーム」として紹介している“クライネフィッシュ”は、カードをめくるか?やめるか?だけの簡単なゲームです。
    クライネフィッシュ
    カードをめくると点数は上がっていきますが、バーストすると点数は全てパーになります。やめどきを決める面白さと、どのカードが出るかとドキドキするスリルが楽しいゲームです。
    地蔵盆の賞品として1500円以下のゲームを探しておられた町内会の方々に、カードゲームを幾つか紹介するがてら遊んでいただきました。大人4人と子ども1人の合計5人でした。
    カード説明だけしてしまえば、実際に遊びながらルール説明できるところが良いところです。
    変な絵柄の魚が10種。それぞれの魚に1点〜4点があります。それ以外にタコカード。これは他人からカードをババ抜きできるチャンスカード。
    序盤はカード運も良く、みなさん3枚、4枚とバーストもなく順調に獲得されてましたが、タコカードが出たあたりからゲームの駆け引きが。狙いとおり高得点のカードを引き抜いたりもあり、タコカードが大きく影響。
    でも、毎回順調に2点、3点カードを引き集めていた町内会長さんが、2,3点差で勝利を収められました。
    大人同士でのゲームでしたが、結構盛り上がって楽しく遊べましたですね。


    カルテット
    トランプでも簡単に遊ぶことができるシンプルなゲームです。初歩のゲームなんですが、記憶・推理、ちょっとした駆け引きが味わえる素晴らしいゲームです。 小さなお子さんでも、記憶する・考えるという基本能力を身に付けるために、是非とも遊んで欲しいゲームの一つです。
    カルテット
    手持ちのカードの中で、同じ種類のカードを4枚揃えて、カルテット(4枚組)を作ります。「家族合わせ」との呼び名で記憶されている方もいらっしゃるでしょう。
    人からカードをもらい、同種のカード4枚セットを集めることが目的です。
    カードの集め方ですが、手番の人は誰か一人を指名して自分が欲しいカードを要求できます。指名された人がそのカードを持っていれば相手に渡さないといけません。もしそのカードを持ってなければ要求は失敗で手番終了です。要求成功したら続けて何回でも請求を行えます。
    カード要求の仕方に幾つかルールがあり、細部の違いによってゲーム名も、“カルテット”や“オーサー”等と名前が付いております。
    今回遊んでいただいたのは私が一番シンプル簡単と思っているルールで行いました。

  • 要求が成功すると続けて要求できる (成功しても要求は1度のみで遊ぶ時もあります)
  • 手番は時計回りに順に回る (最後に指名された人が次の手番となるルールもあります)
  • 好きなカードを指定できる (自分の手札に持っているものと同種しか要求できないルールもあります)

    あまりにシンプルすぎるため、ゲーム会ではあまり遊ばれていませんが、トランプさえあればどこでも簡単に遊べますので重宝します。以前ゲーム仲間と食事に行った際、テーブル待ち時間の間、これで遊んで時間を潰していたこともありました。 ご家庭でも一度お試しください。


    チャレンジコーナー

    今月は、条件をクリアしたチャレンジャー達がおりませんでしたので、休止。大好きな夏休み。風邪を早く治していっぱい遊んでくださいね。


    いつものように、ゲーム会で撮ったその他の写真を紹介しておきます。

    すすめコブタくん
    海賊のお仕置き
    積み木
    すすめコブタくん
    海賊のお仕置き
    積み木&木製レール
    定番こぶたのレース。初めて来られたご家族が楽しんでおられます。
    新作ゲームです。見た目のギミックが楽しく、毎回楽しまれております。
    部屋の一部には木製レールと積み木がセットされてます。小さなお子さんだけでなく、皆さん遊んでもらってます。
    キャッチミー
    キャッシュ&ガンズ
    ゲーム会模様
    キャッチミー
    キャッシュ&ガンズ
    ゲーム会模様
    ネズミを捕まえるアクションゲームです。
    自分の色のダイスが出れば逃げる。でもそれ以外で動いちゃダメです。
    鉄砲を構えて狙っている変なゲーム。
    アクションゲームではなく、ちょっとした心理戦のゲームです。
    会場に並んだテーブル14個は、ほぼ満席。
    ジャストフォーファン
    よこどりゲーム
    ドラゴンクエストダンジョンR
    ジャストフォーファン
    よこどりゲーム
    ドラゴンクエストダンジョンR
    陣取り合戦の要素を加味した4目並べです。
    遊び方が簡単なので毎回誰かが遊んでます。
    シンプルですが、遊んだ後は爽快感がありますよ。
    先回に引き続き同じ男の子が気に入って遊んでました。
    フルゲームで遊ぶと2時間近く掛かるのが難点。
    ネコとネズミの大レース
    この窓どの窓
    ことば博士
    ネコとネズミの大レース
    この窓どの窓
    ことば博士
    ネコが迫ってきた時のドキドキ感が面白いです。
    窓枠の大きさが同じものはどれでしょう?
    沢山の人がテーブルを囲んでますね。
    最近お勧めのゲームです。
    大人は3文字以上、子どもは2文字もOKにすると、小さな子どもさんでも充分に楽しめます。
    ダイヤモンド
    セット
    子ヤギのかくれんぼ
    ダイヤモンド
    セット
    子ヤギのかくれんぼ
    気に入ったゲームは“ダイヤモンド”。
    今回どんな探検ができたのでしょうか?
    パターン認識ゲームのセットが大人気!
    年齢差が出にくいゲームですね。
    記憶ゲームですが、絵柄と子ヤギの駒が可愛い。
    間違うとオオカミがやってきます。早く他へ行って欲しいですね。


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