第24回ゆうもあゲーム会・京都(2007年5月26日)

副題:ゲーム勉強コーナーフル回転!

気に入りゲーム

参加者66名、スタッフ11名、総勢77名でした。
良いお天気ででしたので、もっと大勢いらっしゃるかと思ってましたが、いつもと同じくらいの人数でした。
会場の広さにはまだ余裕がありますが、サポートできるスタッフ人数から考えると、今回程度が丁度の人数かもしれません。

最近は一般参加者の方でも、いろいろと協力してくださる方が出てきましたので、全体的にスムーズな運営ができているように思います。テーブルの後片付けも参加者の皆さんが手伝ってくださいます。規定時間終了後、参加者の方と少し話し込んでおりましたところ、気がついたら皆さんの手伝いもあり、テーブルはほぼ片付いておりました。あまりの早さにびっくりしました。人手があったので、かなりスピーディーに後片付けができたと思います。有難うございました。
ゲーム ゲーム


ゲーム勉強コーナー

受け付け横に、“ゲーム勉強コーナー”を設置しております。このテーブルは、スタッフもルール未確認のゲームが故に、ルールブック読みながら一緒に遊んでいただける方限定の参加テーブルです。
ゲーム勉強コーナー
今回は、“言うとおり描いて!”と“メルヘン王国を救え”の2作品が並びました。
両方とも、今年度のドイツ子ども年間ゲーム大賞2007ノミネート作品です。
ゲーム大国ドイツにて高評価された新作ゲームを早速試してみました。

言うとおり描いて!
言うとおり描いて!
勉強コーナーなのに入れ替わり立ち替わり遊ばれていたのは、“言うとおり描いて!”。
見た目にも面白そうな雰囲気が人を惹き付けたようです。
人が遊んでいるのを見ていると、「次は自分がやってみたい」と思わせる魅力もあります。
ゲーム普及に必要な、見た目の「面白さ」って点では満点評価されそうなゲームですね。

ルールを説明しましょう。
@絵を選んで当ててもらう人(A)と、絵を当てる人(B)の2つに分かれ テーブルを挟んで座ります。
A(A)の人が、当ててもらう絵を1枚選び、ボードに挟みます。
Bボードには、王冠マークのマグネットがボードを挟んでくっついています。
 (A)の人が(B)に指示して、マグネットをゆっくり動かしてもらいます。
 もう少し“下へ”とか、“右へ2cm”のように言いながらです。
 絵にはあらかじめ○マークが付いてますので、そこにマグネットを持っていきます。マグネットは5個から最大でも8個。
Cマグネットが数個止まった状態で、絵が想像できるかな?
 星の並びから、星座名を当てるような感じです。それでも当たる時は当たる。何故判るのか不思議なものです。人の感性って素晴らしいですね。
Dそれでも判らなければ、(A)の人が(B)に指示して、ボードに線を描きます。マグネットの赤と白とを線でつなぐ。緑を中心にして、緑と白を半径にした半円を描く。言葉だけで説明するってところがポイントです。ボードの裏側で相手がどんな線を描いているか判らないところが面白く、難しい。
E描き終わった段階で、絵が判るかな?もちろん絵の途中で当ててもいいです。見事当たればおめでとう。
勝ち負けはありません。正解すればみんなが喜ぶ。外れても、また次の絵にチャレンジすればいい。

サンプルの絵には、飛行機やフォーク、家など簡単なデザインが40種類程度入ってました。中には最初から何の絵か判らないデザインのも数枚入ってます。

風車?
めがね
凧
風車?
めがね
小さなお子さんが興味を惹かれて遊んでましたが、言葉で指示するのって難しいようです。
マグネットを動かしてもらう時も、行き過ぎた、もうちょっと、あっちへ動かして、と言葉は出るものの、具体的な指示ができない。
お母さんが「あっちってどっち?右?左?」、「指でもいいから指して」。このような会話でスムーズに行きません。
でもスタッフが模範演技を見せているうちに、それを吸収して途中からは慣れてくるみたいですね。
線を描くのも同じです。半円を説明するのが難しいですね。やっぱり。

言葉で説明することのトレーニングとしてもいい体験になりますね。ユニークなゲームです。
絵の枚数が限られているので、数回遊ぶと終わりになりそうですが、どうでしょう?
慣れてきたら、次の展開として、自分で絵を描いて当ててもらうゲームにすると、判りやすい絵を描く訓練にもなるかな?
他にも工夫次第で遊び方が考えられるかもしれません。いろいろ試してみたいですね。

メルヘン王国を救え
こちらは、グリム童話を題材にした、記憶ゲーム&協力ゲームです。
日々物語を読んで村人がのんびりと過ごす平和な国がありましたが、新しい国王は、お話の本を集め、全て燃やしてしまいます。全ての本が無くなってしまい、世の中には暗いムード一色。太陽の陽も指さない国になってしまいました。
物語を取り戻そうと子どもたちが王様の庭へ忍び込みます。庭に埋まった物語を1つ見つけるたびに、少しづつ陽が刺し始めました。
子どもたちは、素敵な物語を幾つ取り戻すことができるでしょうか?

国王の宮殿に12種類の物語が埋まっています。それぞれの物語の絵の上下が分割して埋まっています。
皆さんは、庭のタイルをスライドさせて、物語の上下の絵を揃えてください。揃うたびに一つづつ物語を取り戻していきます。
でも同時に、忍び込んだ子どもたちを国王の庭から逃げ出せるように、出口に近づけてあげてください。国王は塀の周りをゆっくりと巡ってきます。庭の門の前に戻ってきてしまったら、、忍び込んだ子どもたちは捕まってしまい、折角見つけた物語もまた元に戻ってしまいます。子どもたちを逃がしてあげると、とりあえず勝利になります。
もしも、12冊の物語を取り戻し、子どもたちを逃がしてあげれば、この国にはまた光が戻るでしょう。

庭に埋まった物語の絵を覚えて、上下2枚が同時に見えるようにタイルをスライドします。でも、12枚全部見つけるのはちょっと大変。参加者みんなで協力しあいながら、遊びましょう。時には子どもたちが乗ったタイルを出口に近づけるテクニックも使わないと、王様がどんどん近づいてきます。

写真を撮り損ねましたので、こんど写真は掲載しますね。

今月私が遊んだゲーム

今月私が遊んだゲーム :モンツァ、スピード、よこどりゲーム
インストだけしたゲーム :ドクロと宝箱、言うとおり描いて!、転がり山、テイクイットイージー、おばけの階段、キキリキー、リバーフィッシングゲーム、マンハッタン、ハリガリ、ハリガリジュニア、ねことねずみの大レース、カエルの飛び込み大会、よこどりゲーム、レースギャロッポ、ウボンゴ、メルヘン王国を救え!


カエルの飛び込み大会
単なる3目並べなんですが、アクション性が非常に面白い。
玉をテーブルにワンバウンドさせた後でBOX内に飛び込ませます。飛び込んだ玉で3目並べばいいのです。
カエルの飛び込み大会
3月のゆうもあゲーム会・京都にて初お目見えしたのですが、その後他地区のゆうもあゲーム会でも、そして大人向けの一般ゲームサークルでも、最近好んで遊ばれています。
このゲームも、ドイツ子ども年間ゲーム大賞2007にノミネートされた作品ですが、大人でも結構楽しく遊べます。
カエルの飛び込み大会
玉をワンバウンドさせるところにテクニックがいります。
良くはねるテーブルとはねないテーブル。同じテーブルでも板の付き方で、はねる場所とそうでない場所もあり、最初数回は力加減の練習がいるでしょう。
慣れてくると、玉のコントロールができてきます。
同じ力加減で、同じ位置、同じ方向に落とせば、同じところに落ちる、って訳にはいきませんが、いいせんまでは狙えます。後は玉が弾かれる方向の運しだい。

玉が3つ縦横斜め1列に並んだら1点。同時に2列並んだら2点。もし自分の玉だけで3つ並んだら2点。
並んだ玉は取り除いて元の人に戻します。
40個程度ある“得点チップ全部無くなるまで”遊んでもいいですし、“誰かが10個集めれば勝ち”でもいいです。その場の雰囲気と時間で遊び方は選択ください。
でも全チップ無くなるまで遊んでも20分も掛かりません。簡単なゲームです。

ドラゴンクエストダンジョンR
ご存知ドラゴンクエストを題材にしたキャラクターゲームです。実は名作迷路ゲーム“スフィンクス”のリメイクです。  っと言ってもピンとくる人ってよっぽど古くからのゲーマーだけでしょう。
“スフィンクス”は絶版で、私も欲しかったゲームの一つでした。

ドラゴンクエストダンジョンR
お互いのボードに、スタート位置とゴールを決め、迷路になるように障害物を置きます。それぞれ別々の迷路を作るんですね。
気に入りゲーム
迷路ができるとスタートとゴールの座標だけを相手に教え、交互に迷路を1歩づつ探検します。障害物にぶつかるごとに手番チェンジ。
早く、ゴールにたどり着いた人の方が勝ち。ってゲームです。
袋小路の罠を仕組んだり、ジグザグに通路を設定したりと相手を混乱させるマップを作ります。うまく相手がはまってくれると嬉しいものです。簡単な迷路しかできませんが、微妙な心理戦駆け引きも楽しめます。

ドラゴンクエストダンジョンRは、“スフィンクス”のゲームシステムそのままなのが、ステージ1。これをベースに、宝箱と武具が出てくるのがステージ2。そしてモンスターが妨害してくるのがステージ3。と3段階の遊びが楽しめます。
テーマ的にも男の子が好きそうなゲームです。今回も男の子がはまってました。
ステージ3だと、クリアするのにかなり時間を要しますね。逆にステージ1なら、1ゲーム20分程度で遊べると思います。
ゲーム備品を見ると、どうしてもステージ3で遊びたくなりますが、知的な面白さを味わいたい方には、私はステージ1をお勧めします。迷路ゲームの面白さと、自分が作った罠に相手をはめる楽しさを短時間で味わえるのはこちらですね。


名札

名札にちょっとした工夫を追加しました。右の写真のように参加回数マークを付けたのです。
名札
名札の上下に、これまで来られた回数に応じて赤丸を付けてます。
4回までは赤丸で、5回目は、★のマークが付きます。そして6回目〜9回目までも赤丸。
そして10回目に2つ目の★がつきます。これ以上はマークは増えませんが、ここまで来るともう常連メンバーのはず。
スタッフでなくとも、かなりゲームには精通されているのではないでしょうか?

参加回数が一目で判るので、スタッフの方はフォローする際の目安になります。
どの方が初めて来られた方かが直ぐに判ります。やはり初めて来られた方には場の雰囲気にも慣れていただくためにも、少し丁寧な対応をしたいです。決して、常連メンバーをないがしろにしている訳ではありませんが、より沢山の方々にゲームの面白さに触れていただきたいのです。
ゆうもあに慣れて来られた方には、ゲーム勉強コーナーの運営にも協力いただいたり、初心者の方々に、お薦めゲームを紹介してくださったり、ゲームインストまでもしていただいたりしてもらってます。有難うございます。

名札マークのもう一つの効用。
参加者同士での、話のきっかけにでもなってくれれば嬉しいと思っています。
初めて来られた方が、マーク沢山のご家族の方に質問されたり、または、初参加者同士であることが判るだけでも、会話に入り易いですよね?

スタッフの思惑通り、参加者同士の交流がもっと進んでくれるでしょうか?
半年後くらいに結果が出てきたら嬉しいですね。

子どもたちへ。10回参加するとキラキラの星シールが貼ってもらえます。
そこまでには2年かかるけど、家族を引っ張って、ゆうもあへ来てね!


ブロックス
ごろごろかめさん
転がり山

チャレンジコーナー

ジュニアマイスター
チャレンジコーナー、とうとうジュニアマイスター獲得者が現れました。
挑戦者は先回に引き続き小学4年、5年の女の子3人。“よこどりゲーム”で勝負。私も真剣勝負。ルールは前回の説明をお読みください。
よこどりゲーム
取るカードは裏向きなので、指定された数字カードが取れるかどうかは運しだい。1枚目がダメなら2枚目。あきらめずに素早く取れるかどうか。左隣の女の子が、2枚目を狙うのが早い。運も手伝ってどんどん取っていく。
中盤以降、徐々に盛り返しました。と思いましたが、最終得点は私が14枚に彼女が16枚。2枚差。
彼女の見事な勝利でした。おめでとう。

ジュニアマイスターの称号の証にもらえるのは、ジュニアマイスターバッジ。当然ゆうもあ特製の品です。
バッジを持って凄く嬉しそうでした。!(^^)!


いつものように、ゲーム会で撮ったその他の写真を紹介しておきます。

クライネフィッシュ
ガイスター
レースギャロップ
クライネフィッシュ
ガイスター
レースギャロップ
バースト系ゲームの代表格。次のカードをめくるかめくらないか?
止めどころがポイント!
2人ゲームの定番。心理戦のゲームです。
2006年度のゆうもあゲーム大賞子どもゲーム部門受賞ゲームです。
抜け出すのが難しいゲームです。
海賊のお仕置き
犬の散歩
ウボンゴ
海賊のお仕置き
犬の散歩
ウボンゴ
前回のゲーム勉強コーナーゲームです。
海賊が船からサメの口に落っこちるギミックが素晴らしいです。
犬の駒がいっぱい入ったゲームです。
犬を見ているだけでも嬉しくなってきます。
もう定番中の定番になりました。
常連家族が毎回1度は遊んでいるほどの人気ゲームです。
ハリガリジュニア
おしゃれパーティー
カタン
ハリガリジュニア
おしゃれパーティー
カタン
ハリガリが見つからなかったので、ハリガリジュニアを遊んでいたようです。
小さな子だとジュニアを薦めていましたが、大きな子だったら、ハリガリでもハリガリジュニアでもどちらでも楽しめるんですね。
協力ゲームの代表格ゲームです。
初めて来られたご家族でも充分に楽しんでいただけます。
ゲームに慣れてきて、考える楽しさも知ってきたら、難しいゲームにもチャレンジしたい。
カタンなら、ゲームの面白さをいっぱい満喫できます。
昼食の模様
大笑い
クラウン
昼食の模様
大笑い
クラウン
昼食はみんなでお弁当。おにぎりを買ってくる人。パンを持ち込む家族。
食事タイムの会話も楽しみの一つです。
やっぱりゲームの素晴らしさは笑顔ですね。
いっぱい笑ってくれる方って素敵です。
変わったピエルがいっぱいできたよ。
足は短いけれど、顔が大きいピエロがいるよ。
顔は小さいけれど、足の長いピエロが一番だったね。


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