京のボードゲーム会 第20回(2016年9月4日)

副題:ドイツ年間ゲーム大賞を遊ぶ!

ドイツ年間ゲーム大賞を遊ぶ!

京のボードゲーム会”第20回は、参加者26名でした。初参加の方は4名で、みなさん常連ご家族のお知り合いの方々でした。

ボードゲームは毎年数百個が新作発表されており、世界各国で年間の最優秀ゲームが表彰されているのですが、一番権威あるのはやはりドイツ年間ゲーム大賞の受賞ですね。
今年は、大賞に“コードネーム”が受賞。ちょっと異色な連想ゲームです。
また、

  • エキスパートゲーム大賞:“スカイアイランド”。
  • キッズゲーム大賞:ストーンエイジジュニア。
    がそれぞれ受賞しました。
    今回は、ゲーム大賞受賞の“コードネーム”、そしてドイツ年間ゲーム大賞最終ノミネートに残った“ケルバ”を遊びました。

    【コードネーム】
    コードネーム 2016年のドイツ年間ゲーム大賞受賞したゲームです。言語依存するゲームなんですが、ホビージャパンから日本語版も出ており、遊びやすい環境が既にできております。
    ゲームは、2つのチームに分かれて対戦する形式です。推理とインスピレーションで勝負する連想・ワードゲームです。
    コードネーム コードネーム 右の写真のように、言葉が記載されたカードを25枚並べます。この25枚はスパイのコードネームを表しています。
    プレーヤーは日本に潜んだスパイ(エージェント)です。他にも沢山スパイが潜んでおりますが、誰がチームの味方かまでは知りません。唯一知っているのはスパイマスターのみ。
    各チームから1人づつスパイマスターを選出。スパイマスターから味方のコードネームのヒントをもらい、仲間を探していくゲームです。自チームのスパイすべてを早く見つけ出したチームが勝利です。
    マスターが仲間に伝えられるヒントは単語1つのみ。カードに記載されたコードネームに関連する言葉を伝え、自チームのスパイを当ててもらいます。コツは、2つ、3つと複数のコードネームを連想させるような言葉を選ぶこと。だって、1つづつ当てていたのでは、相手チームに後れを取ります。でも、2つ連想させるワードを見出すのは結構難しいです。
    コードネーム コードネーム スパイマスターはヒントワードと関連するコードネームの数を指定します。ヒントから考えられるコードネームを1つづつ順に指名していきます。当たれば自チームのカードを乗せてさらにもう一つ指名可能。外れるとそこで手番終了、相手チームの手番に変わります。

    実は最初ルール読んだ時は大賞を取るほどのゲームと感じなかったのですが、実際に遊んでみるととっても奥深くって面白い。パーティーゲームのノリかと想像していたのですが、ガチで遊ぶとなお楽しい!
    4人で、チーム編成変えながら、スパイマスターの順に変えながら遊んだときは、かなり燃えました。やりこめばやりこむほどテクニックも上がり頭も柔軟になります。
    是非お試しください。


    【カルバ】
    カルバ
    ドイツ年間ゲーム大賞最終ノミネート3作品に残った“ケルバ”を遊びました。指定されたタイルの配置を競うゲームです。
    カルバ 密林を探検し神殿を目指します。神殿に辿り着く順番が早いほど高得点になります。道の途中に落ちている金、銀を拾うと得点になります!誰かが4つの神殿全てに到着するとゲーム終了です。
    マップは各人が1人1枚づつ持ち、そこに全員が同じ道タイルを設置していくのですが、出来上がっていく道はそれぞれ異なっていくところがポイントになります。
    ベテランゲームプレーヤーなら、“テイクイットイージー”というゲームをご存知だと思いますが、ゲームシステムはこれと同じです。
    マップには探検家4人を配置します。これもプレーヤー全員が同じ配置でゲームスタートします。誰か1人がタイルをめくり、他のプレーヤーも同じ番号のタイルを引きます。そして各プレーヤー自分の好みに応じてタイルをマップに設置し、神殿までの道を作っていきます。
    探検家が神殿に辿り着くと得点をもらえます。探検家を進めるためには、タイルを設置せずに捨てた時だけ進めることができます。探検家を進めることばかり重視すると、道をうまくつなげることができません。
    道をつなげることばかり考えていると、探検家が神殿に到着するのが他プレーヤーより遅くなり得点は低くなります。
    道と探検家のバランスが重要。他プレーヤーの動き方も観察して、どの作戦を取るか瞬間的な判断力が試されます。


    【犯人は踊る】
    犯人は踊る
    短時間で遊べる、推理系のパーティーゲームです。2014年5月24日のレポートでも紹介しておりますが、頻繁に遊ばれる良質ゲームなので、またまた紹介します。
    犯人は踊る
    タイトルが“犯人は踊る”。これは犯人がどんどん移り変わっていく様を表しているのかな? 一応推理して犯人カード所持者を当てるゲームなんですが、ババ抜きの要領で、犯人カードが次々と人の手に渡っていきます。そのタイミングで誰の手元に犯人カードが手渡っているかを推理しつつ勘も頼りに当てるゲームです。
    最初に配られるカードは4枚だけです。自分の手番になるとその中から1枚選んでプレイします。 国産同人ゲームなんですが、ゲーム初心者の人でも直ぐに理解出来遊びやすいゲームです。 各カードには能力があって、カード出すタイミングでそれを実行できます。能力は、犯人を当てる『探偵』や、カードを交換する『取り引き』など。面白いのは、カードを1枚左隣に渡す『情報交換(情報操作)』や、右隣からババぬきする『うわさ』。この2つのカードが出ると。プレーヤー全員からカード1枚が左隣の人に移るので、『犯人』カードが左へ左へと移っていく可能性があるのです。
    犯人は踊る ババ抜きの場合は、ババを最後まで持っていると負けになるのですが、犯人は踊るでは、犯人カードを持っていても、最後までバレなければ勝利になります。ですから、犯人勝ちを狙って犯人カードをキープする人がいますが、なかなか犯人勝ちは難しい。それだけに、犯人勝ちできると大満足です。
    この“犯人は踊る”、人気ゲームで、実は既に第3版まで出ております。版が重なる都度、新しい能力カードが追加されたりしており、少しづつアレンジされてますね。犯人カードが動き易くなる傾向になり、より楽しくなっております。
    右の写真は、第1版、第2版、第3版と歴代3つ並べた写真です。見た目は同じように見えますが、少しづつデザインが異なっておりました。


    今月遊んだゲーム

    インストしたゲーム :こぶたのかけっこ、冷たい料理の熱きたたかい!、カリマンボー、犯人は踊る、イグルー・ポップ
    私も一緒に遊んだゲーム :ライデマイスター、カルバ、コードネーム、1.2.3.で見つけてね!、カルバ、コードネーム、DR. EURIKA、コードネーム

    ドイツ年間ゲーム大賞&最終ノミネートゲームを私も2回づつ遊ばせていただきました。

    写真

    会場で撮影した写真類を掲載しておきます。
    TERA
    COMPLETTO
    ライデマイスター
    TERA
    COMPLETTO
    ライデマイスター
    珍しい建築物や都市の場所・建築年代等を当てるゲームです。単なる知識ゲームかと思えば、会話しながら推理していく楽しさがあります。
    常連の方の持ち込みゲームなので細かいルールは判りませんが、数字を昇順に並べるゲームです。ラックオーというゲームがありますが、ルールはほぼ同じですかね。
    紐を使って図形を作成するゲームです。カードで示された図形、丸や8の字型等を作るのですが、紐が交差する時にどちら側が上になっているかもチェックします。紐も3種類あり、どの紐を使うのか図形判断力が試されます。

    ゲームセレクト
    昼食
    ダイヤモンド
    ゲームセレクト中
    昼食
    ダイヤモンド
    何を遊ぼうかとゲームをセレクトされているところです。約100個ほどのゲームを持ち込んでおりますので、1日で全てを遊びつくすことは不可能でしょうね。
    お昼ご飯は、みんな一緒にテーブルを囲んでおります。お弁当持参のご家族がうらやましい。
    洞窟を探検しながら宝石を集めていきます。最近来られ始めたご家族が、他のご家族誘ってインストも含めて遊ばれておりました。うれしいことです。

    冷たい料理の熱き戦い
    カリマンボー
    ダイヤモンド
    ポーションエクスプロージョン
    冷たい料理の熱き戦い
    カリマンボー
    ダイヤモンド
    ポーションエクスプロージョン
    初めてご参加されたご家族。カメラ向けると下の娘さんがしっかり顔作るので沢山写ってます。
    下の娘さん、最初はゲームするのも引き気味だったんです。なので、比較的簡単なゲーム、“コブタのかけっこ”、“冷たい料理の熱き戦い”を遊び、場慣れしたところで、少しづついろんなゲームを遊んでもらいました。途中からは、一緒に遊んでくださったご家族(どっちのご家族も娘さん2人)のご主人がゲーム説明もされて、比較的和やかに一緒に遊んでいただいておりました。

    宝石の煌き
    DR. EURIKA
    イグルーポップ
    宝石の煌き
    DR. EURIKA
    イグルーポップ
    近年の一番面白いと感じた本格ゲーム。カードを集めていくだけのシンプルなルールですが、駆け引きが楽しいです。
    筒に入った色玉を移し替えて、カードで指定された順番に並べることを競います。アクション要素とパズル要素がマッチしております。
    音感ゲーム代表格のゲーム。ケースの中に入っている石の数を、音だけで判断して指定場所に置いていくゲームです。小さな子の方が音感が優れておりました。

    操り人形
    ブリックパーティー
    少し古いゲームですが、他プレーヤとの駆け引きが大きく高い評価を受けたゲームです。かなり本格派のゲームなんです。
    チームで競います。チーム仲間に口頭で指示をして図形パズルを作り上げていきます。うまく指示できるか意思疎通がカギになります。


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