“京のボードゲーム会”第12回目を開催しました。
今回の参加者は25名。
初参加者の方が5名おられます。参加者の方のお友達兄弟と、兵庫でゲーム会を運営されている方々3名でした。
【SET】
指定された組み合わせのカードを見つけ出すパターン認識系のゲームです。
12枚並んだカードの中から、3枚のカードの組み合わせを見つけるゲームです。
カードは、4種類の構成で描かれています。色(赤、緑、紫)、数字(1,2,3)、形(楕円、四角、勾玉)、模様(塗りつぶし、白抜け、斑模様)の4種です。
各構成が全く同じか、または、3種別々の構成のカード3枚を見つけ出した人が、「セット!」と唱えて3枚のカードを抜き取ります。一番たくさん、セットを唱えた人の勝ちになります。
文字で説明しただけでは、多分判らないでしょうね。実際にゲームの説明をしても、意味を理解してもらうのに結構時間が掛かったりします。
右の写真では、左端の紫3と、右上緑3と、手前赤3の3枚でセットになります。数字3は全て共通ですが、それ以外の要素は、全てバラバラです。
左上の写真だと、紫だけの組み合わせで、全く別々の組み合わせでセットが2組もあります。判りますか?写真をクリックすると拡大表示されますので、考えてみてください。
セットというゲームですが、最初は全くセットが取れないのですが、繰り返し遊ぶうちに、頭の思考回路がつながってきて、すっと見つかるようになります。そうなってくるとちょっと快感!
他の人にできないことが自分にはできるんだって自慢にもなります。
また、勉強で疲れた頭を、セットでリフレッシュするって人も知り合いに居ますね。ちょっと不思議なんですが、そういう女子もいるんです。
お試しあれ!
【ウボンゴ】
パズルとゲームがバランス良くうまく融合したのが、“ウボンゴ”です。
小学生低学年からのゲームとして紹介してますし、それ以外のページでも幾度か紹介しております。
なので、ゲームルールはそれらを参照してください。
ウボンゴは、タングラム系のパズルで、定められたパーツ数個で、定められた形を作ることを目指します。それで、早くできた人から、宝石を取っていくゲームです。
最終目的は、同じ色の宝石を沢山集めることなのですが、宝石を好条件で集めるために、ウボンゴパズルを早く解く必要があるのです。
パズルゲームなので、能力差が出てしまうゲームですが、標準の3ピースパズルと高度な4ピースパズルを選択できるので、能力の高い人は4ピースパズルにチャレンジしてもらうようにすると、能力差(年齢差)があっても同等に楽しむことができます。
最初は全く解けない人でも、数回遊ぶうちに解くコツを身に付けてきて、ゲーム前半では何故解けなかったのか不思議なくらい、するすると解きだす子もいます。
遊ぶうちにお子さんの能力がUPするのを目の当たりにできるので、親御さんがびっくりして大喜びするゲームとしてもウボンゴは秀逸なゲームなのです。
【カリマンボー】
サバンナを探検するメンバーが一列に進んでいく。サバンナにはところどころに象のウンチが転がっているので、これを踏まないように避けながら進むゲームです。
進む順番は、出したカードの数字で決まります。大きな数字の人から順に列の先頭に立ちます。出す数字を考えて、ウンチを踏まない順番になるようにコントロールします。
列の一番後ろには、サイのマンボー君がついてきます。最後方の人が先頭に進みますと、マンボー君は前に突進してきて、その時の一番後ろの人に突き刺さります。マンボー君の進んだ数だけマイナス点となりますので、一番後ろに残るのは避けたい。
同じ数字カードを複数の人が出した場合は、その中で一番後ろの人一人だけが先頭に進み、それ以外の人は進めません。マンボー君の追突を受ける危機です。
ウンチを踏まないためには、何番目の大きさの数字がいいのか? 他の人がどの数字を出すか? を推理して数字を決める簡単なゲームですが、読み通りにはなかなかいかず、盛り上がるゲームです。
2回遊んだのですが、大学院生のお兄ちゃんが2度とも勝利。さすがに思考力で弟たちに上回ったのか?
数字1つが違うだけで、ウンチまみれになるか、無失点で切り抜けるのか。読み通りにいった時は嬉しいゲームです。
【ラッツィア】
ゲームの背景テーマは、闇の賭博場でギャンブルする客と、それを取り締まる警官との駆け引き。ギャンブルで儲けるか取り締まりで客を追い払ってお金をせしめるか。
6色ある賭博場にお金が置かれている。毎回6色の内1色を指定してお金を稼いでいく。自分だけが指定していた場合は、お金を全額貰えるが、複数バッティングしたら山分けかダイス勝負で総取りを目指す。
ところが、同じ色の警官が出てくると、お客カードを出している人は逃げ出して警官カードの人の総取りとなります。
警官カードを複数の人が出している場合は、警官同士打ち合って勝負となるところが面白い。
人数が多い方が面白いのですが、人数に応じて賭博場の枚数を調整すれば何人でも楽しめるので、私が大好きなゲームです。
高額なお金のところを狙うか、それともバッティングしそうにない低額なところ?
みんなが狙いそうな所は、警官が襲ってくる可能性も高く、ハイリターンハイリスクな訳です。
このゲーム、頭を使った駆け引きというより、直感が頼りのゲーム。カリマンボーを勝利した大学院生が今度は最下位でした。
石庭を自分でデザインするってイメージだけで面白みを感じるんでしょうねぇ。 |
頭にカードを刺した変な姿なのは、自分のカードが自分だけは見えないようになのです。 |