“京のボードゲーム会”第13
回目を開催しました。今回の参加者は25名。最近20〜30名の人数で落ち着いてきました。
初参加者の方は8名でした。ネットを見て来られた20代の4人組。定連ご家族の奥様と娘さん。お知り合いの家族や学校の先生など。
初めての方が沢山来てくださるのは嬉しいです。でも今回は、小学生の人は2人だけと少なく、大人が多いゲーム会となりました。それはそれで楽しいのですが、ご家族にも沢山来ていただけるようにもっと宣伝しなくちゃね。
本日は、ドイツ年間ゲーム大賞受賞ゲーム“コルト・エキスプレス”を皆さんに堪能いただきました。メンバーを変えながら、3回か4回私はゲームルールの説明をさせていただきましたね。
【コルト・エキスプレス】
舞台は、1899年7月11日午前10時。そして今日は7月11日。偶然同じ日ですね。(嘘ではなく、マニュアルにこう書いてあるのです。)
ユニオン・パシフィック急行に、ピストルを持った幾人もの強盗が襲ってきた。いかにも強盗って雰囲気の奴もいるが、見目麗しい女性も!でも油断してはダメ、やっぱりピストル持つ強盗です。
プレーヤーは強盗の一人として乗客の持つ宝石や財布を奪い取り、保安官が守っている大金が入ったカバンをも奪い取り、一番稼いだ強盗が勝利を手にします。
写真を見て判る通り、まずは組み立てた列車のギミックに惹かれます。強盗は車輛内を移動できるとともに、列車の上によじ登り、列車の上を駆け抜けることも可能。見た目が楽しいです。
ゲームのシステムは、最初に行動を決めた上で、順番に決めた行動を行っていくプログラミング形式のゲームです。毎ラウンド、3枚ないし4枚のアクションカードを順番に1枚づつ出していき、それを全部重ねて最初から1枚づつ行動していきます。他の強盗の動きや行動を予測し、自分に有利な行動を行えるかどうかが勝負の分かれ目です。
アクションカードは表で出しますので、誰がどんなアクションを行ったかは判るのですが、移動カードのようにどこに動いたのか読み難いアクションや、アクションを隠して行動できるトンネルもあり、推理力も試されます。
強盗たちは、乗客が持つ金品を奪い取りますが、強盗同士相互に銃を撃ちあったり、殴りあったりもします。
相手がいると思って殴るアクションをしても、同じ車輛には誰もいず、空振りになったりします。予想外の行動にて狙いを外したり、保安官に蹴散らされて予定外の動きになったり、相手を撃ったり殴ったりとドタバタ劇が繰り広げられ爆笑のゲームです。ゲーム大賞を受賞したのもうなずける楽しいゲームです。
【街コロ】
今回の京のボードゲーム会では遊ばれませんでしたが、ドイツ年間ゲーム大賞の最終ノミネートに残った“街コロ”も紹介しておきます。
冒頭にも記載しましたが、日本人作者の国産ゲームです。日本で発売されたのは 2012年。それが昨年ドイツでも発売され、ドイツ年間ゲーム大賞の選考対象ゲームに入ったのですよ。
自分の街にいろんな建物や畑を造り、街を広げていきます。街が大きくなると収入も増え、勝利条件となる4つの設備を誰よりも早く建設した人の勝ちです。
建設した各カードに数字が記載されており、ダイス目でその数字が出たら、お金を稼ぐことができます。手に入れたお金で新たなカードを買い足して、徐々に街を拡張していくゲームです。
各カードは、効果を発動するダイス目が決まっております。カードの上に書かれた数字の目が出ると効果発動!カードには、“1”だとか、“3”だとか、“7”だとか書いてますよね?
“1”のカード麦畑は、誰かがダイス1を振れば、麦畑の枚数×1のコインが手に入る。
青のカードは、誰がダイスを振った場合でもコインが貰えて、赤のカードは他人が振った場合にその相手から貰える。そして緑のカードは、自分自身が振った時のみコインを貰える。 基本はこの3種のカードを購入してコインを貯めていくゲームです。
沢山の種類のカードがあるので、全部揃えたいって気持ちになるのですが、それはあまり得策では無い。毎回少しづつお金が入るのですが、スピード勝負なので高額収入狙いの人に分があります。
どの組み合わせでカードを購入していくかというセレクトの楽しみと、自分が欲しい目が出ろと祈るダイス運とのバランスがなかなかうまく組み合わさっており、何度も繰り返し遊びたくなるゲームです。30分ほどで1ゲーム遊べますので、是非今度はプレイしてみてください。
初めて来られた方々も、噂だけは耳にするが遊ぶのは初めてだとか。 |