【シャドウハンターズ】
2グループ(「シャドウ」と「ハンター」)に分かれて対戦するチーム戦のゲームです。チーム戦なので多人数の方が楽しめるゲームです。
ゲームの最初にカードを1枚貰い受けます。そこに描かれたキャラクターによってチーム構成が決まりますが、カードは伏せたままなので、誰と誰が味方で敵が誰なのかは全く判りません。ゲームの序盤は相手を探り合い、敵味方の調査行動がメインになります。
ゲームの勝利条件は、相手チームのメンバーを攻撃して全員倒すことが目的になります。なので、誰が的で味方が誰なのかを知ることは重要なのです。
自分の手番では、ダイスの目に従ったプレイの後、同じエリアに居る人1人を攻撃することができます。序盤で敵と目星を付けた人を攻撃してダメージを与えていきます。そしてキャラクター毎に定められたダメージを受けるとゲームから脱落してしまう訳です。
主な行動の種類は以下の通り。
さてこのゲーム、覚えるルールは少し多いのですが、何度も繰り返し遊べる楽しさがあります。京のボードゲーム会では、中・高生に大人気。グループで参加した中学生たちが、ずっとこのゲームをプレイしまくりだったこともありますね。
今のようにボードゲーム人気が日本で高まる前の作品なんですが、その当時にしては斬新なアイデアと高い完成度の素晴らしいボードゲームです。
【ヒットマンガ】
詠み人:このゲームに初めて遭遇した人は、必ず最初は固まります。これまでの人生で経験したことない出来事!“かるた”で、自分の思いつきで言葉を読めと言われるのですから。その上、何を言い出すのか真剣に集中して待っているプレーヤー数人。この状況は心理的に追い込まれます。それを見て密かに喜んでいるゲーマーがいるのも事実です。
【Xing】
【お邪魔者】
まずは、参加者それぞれにドワーフカードが1枚づつ配られます。そこに描かれていたドワーフによって、2チームに分かれます。当然、自分がどちらのチームなのかは内緒。
“ヒットマンガ”は、ちょっと変わった“かるた”です。
読み札を読んで、それに合った取り札を素早く取った人の勝ち。日本人なら子供の頃に誰でもが遊んでいる“かるた”です。
“ヒットマンガ”も“かるた”ですので、読み札と取り札がセットになっていますが、読み札に文字が記されていません。そこが普通の“かるた”と違うところ。
“ヒットマンガ”の読み札、取り札は漫画のカードです。カードは、右の写真のように、言葉が漫画の吹き出しのようになってるんです。
この吹き出しの言葉を詠み人が連想して詠むのです。読むではなく、詠む!日本人なら判りますよね?
詠み人によって、同じカードでも、詠み言葉が違ってくる。その場その時の気分によって、同じ人でも詠み言葉が変わってきます。さて、右上のカードの吹き出しに、あなたならどんな言葉を連想しますか?それを詠んでみてください。
さて、取る人。詠まれた言葉から、取り札を探します。取り札の吹き出しに言葉が書いている訳ではありません。詠み人にイメージを合わせて、どのカードの吹き出しを詠んでいるのか推理し取るのです。
意気投合!、一心同体!、気分一新! なんか違いますか?
でも、3週目くらいで大抵は慣れます。人間って状況に合わせて柔軟なんですね。
どんな言葉を発しても、プレーヤーは反応してくれるので、それはそれで面白いのです。意外な言葉を発しても、1人くらいは取り札を当ててくれるのが素晴らしい。何で判ってくれたの!と喜び合う2人。不思議な意気投合が生まれるかもしれません。
3つ目は、同人ゲームですが、ルールがシンプル簡単で初めての人でも遊びやすいゲームを紹介します。
“Xing”。なんて発音するんでしょう? このゲームは、“バッティング”と呼びます。
ボードゲームの世界で、「バッティング」というと、複数ある選択から他の人と同じ選択をしてしまうことを意味してます。「バッティング」ゲームの代表格が、“はげたかのえじき”。いかに他の人との「バッティング」を避けるかが重要なゲーム。“Xing”はまさに、タイトル通り「バッティング」を避けるゲーム。
場に並んだ宝石、どれを貰いましょうか?自分が欲しいものを全員が一斉に指差しします。他の人とバッティングしなければ、指差した宝石を手にできます。バッティングしたら、その回は何も手にできません。
場に並んだ宝石、沢山積まれた場と、そうでもない場、どこを狙いますか? 確実に貰おうとして、数の少ない場を狙っても、同じ気持ちの人がいるかもしれない。
このゲームの面白いところは、他人が手にした宝石を狙うこともできるところ。
自分が手にした宝石も、そのままでは人に横どりされることもあるのです。手に入れた宝石は、自分の前の場に置いておきます。この状態は、まだ100%自分のものにできた訳ではない。ここでもう一度、自分の場を指差しすると、完全に自分の持ち物にすることができるのです。ただし、その場合は次の回は1回指差しお休みとなります。
宝石は4色。赤、青、黄の3色を揃えるとセットの得点が貰えるので、皆さんここを狙いに来る。つまり人によって狙う場所が異なってくる可能性もあるので、人の動きの観察も重要。
誰も同じところに来ないでくれと願いながら、指差しする瞬間がドキドキして楽しいゲームです。
今月遊んだゲーム
インストしたゲーム :お邪魔者、HANABI、メトロ、テレストレーション、クロンダイク、カリマンボー、ブロックス、冷たい料理の熱い戦い、スコットランドヤード、pix
私も一緒に遊んだゲーム :街コロ、斬、ドミニオン繁栄、ドミニオン収穫祭
今回は部屋がいつもより狭いってことで、多人数が一度に遊べるゲームを遊ぼうと思っておりました。その一つが“お邪魔者”です。
ゲームに登場する主人公は、働き者のドワーフ君。地下洞窟を掘り進み、金鉱を掘り当てようってゲームです。
ところが、まじめに働くドワーフばかりではありません。お仕事せずに妨害ばかりするお邪魔なドワーフもいます。
働き者の良いドワーフとお邪魔な悪いドワーフの2チームに分かれて戦うチーム戦のゲームです。
洞窟の入口から奥の方に入って行ったところに金塊が眠っています。そこまで皆で協力して洞窟にトンネルを掘り進んでいきます。ところがトンネルはまっすぐばかりではありません。右に曲がるもの、左右に分裂するもの、中には行き止まりのトンネルもあります。
良いドワーフは一致団結してトンネルを掘りますが、悪いドワーフは道を曲げたり行き止まりにしたりと邪魔します。
カードには、トンネルカードだけではなく、他の人を邪魔するカードや助けるカード等があるので、味方かどうかを見極め仲間と協力し合っていくゲームです。
お邪魔者の方は、最初は正体を隠していますが、ここぞという時に邪魔をする。招待がバレた後は遠慮なく邪魔してください。誰が見方のフリをしているお邪魔者か良く観察してくださいね。
写真
会場で撮影した写真類を掲載しておきます。
毎回持込みゲームは少しずつ入れ替えますので、遊びたいゲームがありましたら事前リクエストをお願いします。