“京のボードゲーム会”第5回目です。
前回開催したのは、昨年11月でしたので、4ヶ月ぶりの開催。とっても久しぶりの気分です。
今回の参加者は29名で、初参加者は7名でした。
【アンドールの伝説】
2013年のドイツゲーム大賞エキスパート部門受賞したゲーム“アンドールの伝説”を遊びました。
プレーヤーは、兄弟2グループ、中学生2人、高校生1人、大学生1人の4人。
プレーヤーは勇者となって、迫り来るモンスター達から城を守りながら、王の依頼を受けて各種ミッションをクリアしていきます。シナリオが5つ用意されていて1つづつクリアしていきますが、どのシナリオもギリギリのところでクリアできるかどうかのバランスになっており、プレーヤー同士が真剣に相談して意思統一した動きをしないと勝てない設定になっております。
情報量も多く、判断しないといけない部分が多数あり、見落としがないか何人かの意見を出し合うのが大事かな?
シナリオ1は、ルール説明も兼ねたシナリオです。シナリオを進めるうちに徐々に細部ルールが明らかになっていくスタイルです。だから、事前のルール説明は少ないです。遊び方は、シナリオを進めていくうちに判っていくシステムです。
中学生以上なら、このゲームを遊ぶのに年齢的は問題なし。課題はしっかり相談ができるか?中学生ぐらいってのが一番突っ走る年齢だから、チームワークができるのか?
案の定序盤は、好き勝手にモンスターと個別戦闘して散々な目にもあってましたが、そこはゲーマーの娘・息子たち。中盤以降はしっかり相談しつつ、モンスターを排除しミッションを無事クリアしていく。序盤苦しんだシナリオ1も、中盤以降はそつなくこなし、シナリオ1を見事クリア。
昼食を挟んでシナリオ2。このシナリオから、様々な道具が登場。キャラクターごとに適した道具を利用してシナリオを進めていく。どのキャラがどの道具を使うといいのか?この辺りが頭の使いどころ。そして、どのキャラクターにお金を使って道具を与えるのか?自分のキャラクターだけのことを考えていてはダメ。
みんなで相談して、一番効率の良い人にお金を集め、余分な時間を使わず道具を買い込むのが基本。
シナリオ1でチームワークの鍛錬を積んだ4人は、順調にラスボスに迫る。時間的にも余裕をもって、最後のモンスターに4人で一斉に襲いかかりました。ラスボスの体力をどんどん奪っていく勇者たちですが、ダイス目は今ひとつ。序盤で特殊道具を使い切った後は、モンスターの反撃に合いジリ貧。徐々に体力を失い、ついに力つき倒れてしまいました。
まだ時間は余っているとは言え、もう一度戦力を立て直す時間までは残されておらず、ミッション失敗。残念でした。
僅か戦闘力1足りなかっただけでの敗戦。結果的には、焦らずもう少し時間を使って戦力を上げてから挑んでいれば、クリアできていたと思われる。まあ、ダイス目が良くなかったのが一番の原因でしたが。
今回はシナリオ1と2に挑戦しただけでしたが、シナリオ3からはもっと厳しい戦いが待ってます。是非次のシナリオも体験してください。
【斬-サムライソード】
“斬”のゲーム主人公は、「サムライ」。将軍・侍チームと、それに対抗する忍者チーム、そして第3勢力となる浪人チームに分かれて対戦します。
今回は6人でのゲームだったので、将軍と侍1人、対するは、忍者3人チームと浪人1人チーム。浪人だけは1人単独行動なんです。
【スタンプグラフィティ】
絵は自由に書けないのですが、回答者にイメージを伝えようと四苦八苦。描く大きさを変えたり、線を重ねてイメージを伝えたりします。絵の上手下手ではなく、センスの善し悪しが出てきますね。上手い人を見ていると、そういう伝え方もあるんだ?って感じさせられます。
“斬-サムライソード”はチーム対戦型のゲームです。でも、誰と誰がチームで仲間なのか最初は判らない。お互いの行動から仲間を見つけ、敵チームを叩くゲームです。チームプレイと言っても、アンドールの伝説とはかなり違う。第4回で紹介した“シャドウハンターズ”と似ているゲームシステムですね。
3つのチームの中で、最初から正体が判っているのは、将軍一人。残りの者は、自分の身分を伏せて戦いますが、将軍に武器を向けるのは忍者か浪人。そして、将軍を守って、敵対者に刃を向けるのは、侍の面々。でも、浪人は忍者にも攻撃してきますので、この存在が話をややこしくする。
また、露骨に攻撃するのではなく、全員に少しづつダメージを与える戦法もあります。そんなに簡単に正体は割り出せないような仕掛けがあり、敵と思ってたら味方だったりするケースもあります。
このゲームの特色の一つとして、相手との距離感が面白い。それぞれの武器には、武器が届く距離が決められており、その距離以内の相手にしか攻撃できない。座席両隣は距離1、その向こう隣は距離2、と算定していきます。7人ゲームだと、自分の真向かいの人は距離4ってことになり、飛び道具でしか攻撃できません。
初めて遊ぶ人が大半なので、手探り状態の序盤は、あんまり積極的に攻撃する人が少なかったのですが、中盤から攻撃が激しくなる。忍者側と思われる人が2,3人。浪人は忍者の仲間のふりして将軍を攻撃しているみたい。
最終的には、忍者チームの勝利かと思ったら、紛れ込んだ浪人が勝利! まあ、浪人がうまく周りを騙していたって展開でした。
今月遊んだゲーム
インストしたゲーム :アンドールの伝説、斬、クライネフィッシュ、テレストレーション、呪いのミイラ、キング・オブ・トーキョー、アグリコラ:牧場の動物たち
私も一緒に遊んだゲーム :スタンプグラフィティ、ギルドスタック、バイブルハンター
絵で表現するお絵かきパーティーゲームの一種です。
出題者1人、回答者1人、それ以外の人は、チームになって絵を描く。
絵は自由に描くのではなく、自分が手にしているカードと同じ絵柄を書く事しかできません。スタンプグラフィティってタイトルはここから出てきているのです。
手札は3枚あるので、どの絵柄を書くかを決め、前の人が描いた絵に書き加えていきます。同じ絵柄を最大2個まで書いて良い。
例えば手札に円のカードがあれば、大きな円と小さな円を1つづつ書いてもいいのですね。
こうして、協力チームメンバーで描いて、回答者がお題を当てればポイント。
そこで当たらなければ、最後に出題者が同じ要領で書き加えます。ここで回答者が当てれば、出題者側にポイント。
回答者は、2回のどちらかで当てればポイント。
これを参加人数分 役割を変えながら繰り返して、総合計点で競います。
ちなみに、真ん中の写真は、“象”です。
写真
会場で撮影した写真類を掲載しておきます。
毎回持込みゲームは少しずつ入れ替えますので、遊びたいゲームがありましたら事前リクエストをお願いします。