11月のレポートでは、国産ゲームを2つ紹介しましたが、今回もさらに3つの国産ゲームを紹介します。10年前からは想像もつかないほど良質な国産ゲームが増えてきております。値段もお手頃価格ですから、ご家族で遊んでくださると嬉しいです。
【8bit mockUp】
神様の視点に立って、緑(森)、青(海)、黄(平原かな?)の3つのエリアを組み立てていくタイル置きゲームです。
3つのエリアを矛盾なく配置していき、各エリアをできるだけ大きく完成を目指します。
各自25枚のタイルを受け取ります。このタイル内容は全プレーヤー同じ。誰か代表者1人が、タイルを引いて番号をコールし自分の地形エリアに設置します。他プレーヤーもコールされたのと同じ番号のタイルを使って自分の地形エリアを作っていきます。全員が同じ地形タイルを使用しているのですが、出来上がっていく地形は皆さまざま。
タイルの4辺には半●が描かれており。2つのタイルをくっつけると●になります。完成した地形では●1つ2点ですが、未完成の地形だと●1つ1点になります。半●は0点です。
さらに、得点を得るためには、各地形内にモニュメントを設置しなくてはなりません。モニュメントの無い地域は、いくら大きいエリアであっても、そのエリアからの得点は得られません。
モニュメントは、特定のタイルが引かれた時に、全員1つづつ手に入ります。タイルは毎回25枚中20枚使用され、5枚は未使用になりますので、毎回異なるタイルで地形を作ることになります。
大きなエリアを狙って進めるか、それとも小さくても確実にエリアを完成させていくかが、ゲームの判断どころとなります。
ルールはいたって簡単ですので、ゲーム会スタート時から、沢山の方が遊ばれておりました。1ゲーム20分もあれば終わりますので、2回、3回と遊べれる人もいましたね。
私も2度遊びましたが、どちらも未完成のエリアが多く残って、あまり良い成績とはなりませんでした。
【みんなでぽんこつペイント】
絵を描いてお題を当てるゲームです。お絵かきゲームとしては、“テレストレーション”が京のボードゲーム会で人気なのですが、絵心のある人と無い人とではやはり差が出る。このゲームでは、絵のうまい下手よりも、どんな絵を描くかの発想が面白いゲームです。
一人が回答者、残りのプレーヤーは全員同じお題の絵を書きます。描いた絵を順番に1人づつ回答者に見せ、当てて貰った人が2得点を得ます。ちなみに当てた人も1得点もらえます。
絵は、必ず、正円か直線で描かないといけません。円も楕円はダメで、できるだけ正円で描きます。直線もカーブしてはダメです。
回答者に絵を見てもらう順番は、絵を描いた画数の少ない人からとなります。円は1画。直線はそれぞれ1画。
最初に当ててもらった人だけにポイントが入りますので、できるだけ画数を少なく描く必要があります。とはいえ、何の絵を描いたかが判らなくては意味ありません。推測できそうな絵を最低限の画数で描く発想が大事になります。
どのような構成の絵にすれば画数が少なく描けるのか?これを考えて描きます。
直線しか描けないのは、なかなか難しいです。また、正円だけというのも難しい。楕円にしたいところや、半円で表現したい場所も出てきます。そのあたりは全体の構成でうまく理解してもらうように望んで出します。
直線を細かく書いて、曲線を表現していた人もいました。画数は増えてしまいますけど、曲線が欲しいところは画数よりも優先して描かれてました。
さて、右の絵は何を描いたものでしょう?
【くだものあつめ】
共同主催者の方のお勧めゲームで、“くだものあつめ”を遊んでいただくコーナーを受付前に常設しました。
“マンカラ”のルールを利用した思考ゲームなんです。カードの上の乗っている石を時計回りに順に撒いていき、石を蓄えていきます。どのカードの石を動かすのか、先の先を読んで考えるのが面白いことろです。
ルールを文章だけで説明するのはちょっと難しい。カードの絵柄や道具の色合いから可愛い印象を受けますが、完全な思考ゲームです。だから私好み(^^)/