もちろんスイス村には、コテージやバンガローの宿泊施設、キャンプ場も完備されているのでそちらに泊まれば安くあがります。そこを拠点に虫取りや山歩きなども十分に楽しめるスポットです。
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体験ツアー2泊3日 今回の参加料 | 大人25,000円 | 小学生以下23,000円 | |
1日目 | ウナギのつけ針漁 | 風力発電学習 | ちょこっと一杯 |
2日目 | ウナギ獲り | いかだ作り | スーパースライダー |
いかだ渓流下り | バーベキュー | 虫取り&星観察 | |
3日目 | 渓流釣り | 風力発電実験 | そば打ち体験 |
お手紙交換 | おもしろ自転車 | ||
問い合わせ先 | 弥栄町役場ガンバロウ課 | 電話 0772-65-4902 | メール ganbarou@town.yasaka.kyoto.jp |
ホームページ | 風のがっこう京都 | スイス村 |
丹後半島の中央部に位置する弥栄町スイス村は、標高683メートルの太鼓山を中心とした高原リゾート。
この地に2002年6月新たなスポットとして誕生したのが、スイス村体験交流施設『風のがっこう京都』。
年間を通じてさまざまな体験メニューが用意されています。
今回のツアーテーマは、“川はおもしろい!”。天然ウナギやあまご釣り、手作りいかだでの川下りと、水浸しになっての遊びがメインでした。夏ならではの思い出がたくさんできたと喜んでいます。
1日目
本当は初日からフル参加したかったのですが、学校の行事があり上の娘と私は遅れて参加することになり、初日のイベントには家内と下の娘だけが参加しました。
学校行事が思いのほか早く終わったので、私達は16:00頃に現地へ着き、ウナギ漁最後だけをちょこっと体験できました。これが翌日のウナギ収穫に寄与したのです。
ウナギのつけ針漁
現地に到着したのが16:00ちょっと前、風のがっこうに着くと直ぐに、ウナギ漁している野間川に送ってもらった。
とは言うものの、ウナギ漁はほとんど終了直前。さらに3グループに分れて移動しながら付け針の仕掛けを作りながら行動しているので、私達は対岸から一部の参加者を見るだけ。
それでもスタッフの方が私達に、付け針漁の仕方を教えてくれ、2つだけ針を仕掛けさせてもらいました。
ウナギ漁と言うので、籠のようなものを仕掛けるのかと思っていたら、針に餌を付けて、これを流されない様に石や草に括り付けて、“朝を待つ”というもの。
ウナギは石の隙間等にいるので、餌を石の下にうまく流すのがコツ。
夜行性のウナギは、夜中に餌に食いつく、というより餌を飲み込むそうです。
先週来の雨で川は増水しており、川の中で仕掛けを用意していくのはかなり大変だったらしい。
グループによって行動エリアが違っていたが、渓流部分を担当した家内と娘のグループは、腰近くまで水がくる中で川を渡り、餌を仕掛けていたそうです。面白かったでしょうね、参加できなくて残念でした。
でも、下の娘は同年代の女の子と半日だけで友達になって、その後2日間ずっと一緒に遊んでました。
ウナギ獲り
朝はAM5時起き、出発は5:30。
昨日仕掛けた針を回収に出掛けます。
昨日同様3グループに分れて行動。私達は2家族10人+スタッフ3名で行動。
川は冷たく流れも速い。それでも昨日よりは随分と水量は減ってきているようです。
針は各グループ20個程度仕掛けたもよう。さてウナギは掛かってるでしょうか?
いきなり最初の仕掛けに何かが掛かっている。掛かっていたのは、ウグイ。ウナギではなく残念でしたが、それでも収穫。勢い付きます。
その後も幾つか掛かっていますが、魚のウグイとハヤばかり。ウナギはいません。
中には掛かったハヤの後ろ半分が食いちぎられたケースもありました。どうやらズガニというカニに食われたそうです。
結局狙いのウナギが掛からず、魚が何匹かだけが私達のグループの収穫でした。
別の2つのグループでは、それぞれ2匹、1匹のウナギを収穫。羨ましい。
でもその内の1匹は、昨日上の娘が最後に仕掛けさせてもらった針に掛かっていたらしい。遅れてやって来ておまけで1匹掛かりました。良かった。
天然のウナギは想像よりかなり大きかったです。娘達も獲れたウナギを手に写真を撮らせてもらいました。
いかだ作り
さてこの日2つ目のイベントは、いかだ作り。自分達が作ったいかだで実際に渓流を下るのです。
材料と道具は全て用意して貰っているので、木枠に板をボルト止めしていく。いかだは6隻も作るので、炎天下の中かなり暑いです。
作業そのものは簡単なので小さな子供達もネジ止めし、紐でゴムタイヤを括りつけていく。
タイヤに空気を吹き込んで、破裂しそうに思えるくらい膨らませて終了。
最後は思い思いの旗を作って、いかだ完成
途中、一旦休憩し、川遊びで。大きな木にロープが括り付けられており、ぶら下がって遊んだり飛び込んだり。
ロープ遊びに興じているんは、5年生の男の子と、4年生の安加里だけ。
他の子たちは遠慮してか怖がってなのか、ロープ遊びをしないので、この2人だけがぶら下がって飛び込んでは、またぶら下がる。ほんと良く遊ばせてもらってました。
いかだ下りの最後は、流れが速く深いところを進む。この間だけは後ろで支えるスタッフ無しで、いかだ自力で進む。さすがにここで2隻が転覆。乗っている人も川に放り出された。
今回のツアーの中ではこのいかだ下りが一番楽しかったと、娘2人とも感想を述べてました。
セーフジャケット付けて、不安定ないかだで下って、そして川遊びして、と普段経験したことがないだけに、新鮮で楽しかったようです。
宿に戻ってゆっくりした後、今朝獲ってきたうなぎを調理する。
私達が獲った3匹に加え、スタッフの方が別のポイントでさらに3匹ほど獲ってきてくれたのをまとめて料理する。
うなぎをさばいて内臓を取り出す。肝に心臓。新鮮な肝と心臓は身体に良いので食べろと言う。
肝を食べた人の次に心臓を私がもらった。飲み込んだが、口の中がにゅるりとしてなんか気持ち悪かった。これで健康増進に役立つんだろうか?
スタッフの手ほどきを受け、娘達もさばかせてもらう。こういう時、安加里は全然遠慮せずに自分からどんどんやりたいと言う。いろんな経験ができるので、引っ込み思案より良いことだと思う。
うなぎをさばくと、これは蒲焼に。でもタレはつけずに素焼きで食べます。自然なままの味ですが、肉のボリュームもあって美味しかったです。普段食べているスーパーの蒲焼とは違う味わいでした。
後は肉や野菜が焼けるのを待って、夕食の始まり。
肉も美味しいがサザエも美味い。子供達は子供達同士さんざしゃべりながら食べているので、こちらも好きなものをたっぷりといただいた。
虫取り&星観察
食事後希望者は、虫取りと夜空の星観察。
安加里は夏休みの宿題で星空の観察。夏の大三角観察。さすがに山の上だけあって星が綺麗だ。
女の子なので我が家はあまり虫取りに興味ないようだったが、風のがっこうの周りにはいろんな虫がいっぱいいる。クワガタが建物の天井に止まっていたりと意外と簡単に獲れた。
ただ、むやみに獲って帰ると、その分だけ生まれるべき虫の子供が減るわけで、しっかり飼育する人だけ持ち帰りをスタッフの人から認められ、安加里もクワガタ2匹をもらって帰った。
1匹は大きくて、ミヤマクワガタ。もう1匹は小さくて、これはメスなのかな?
昆虫ゼリーを与えているが、元気に活動している。(8月21日現在)
3日目
そして最終日。
渓流釣り
この日も早朝出発。山の朝は早いのだ!
目的はあまご釣り。
目的地はまたまた野間川。
うなぎ獲りと同様3つのグループに分かれて、私達は随分と奥地へ入っていく。
大きな吊り橋渡って、足場の悪い斜面を降りると、岩場の渓流。
岩場では足場が悪いので、子供達はさらに進んで足場が平らなポイントへ動く。どんな場所かは写真を見てください。
私達のグループは2家族、子供は、女の子ばかり4人。
釣りとなると、まずは針に餌を付けないといけないが、今回の餌はミミズ。当然生きているのでニョロニョロ動く。
ここでミミズを触れる女の子2人。触れないのが2人。安加里はこういうのは全然駄目。美典は全く平気。
子供用釣竿が2本しか無かったので、ミミズ触れるチームと触れないチームと2つに別れペアで釣竿を持つ。美典のペアは小学3年生の女の子。安加里より小さいのに、しっかりミミズを針に刺してる。
安加里のペアは小学6年の女の子。こちらはどちらもミミズに触れない。ミミズに触れるかどうかは、年の大小じゃあないんだよね。苦手な子は幾つになっても苦手。でも小学6年生の子は年長ゆえの責任感か、最後には自分でミミズを付けられるようになっていた。でも安加里は最後までミミズに触れず。あ〜あ!
釣果は、たっぷりと上がりました。
美典組みはいきなり小さなウグイを釣り上げてにっこり。
安加里組みもすぐさまウグイをゲット。これまた小さい。でも直ぐに釣れたのでどちらもご機嫌。
その後どちらもそこそこ大きいウグイも釣り、最後には、美典チームが待望のあまごを釣り上げました。
小さいので逃がしたのも含めると、子供達だけで8匹は釣ってました。
釣っていた時間は1時間とちょっとだけ。次のスケジュールが待っているのでいつまでも釣っている訳にはいかない。
子供達もそれに一度も釣り竿を手にしなかった私ももっと釣っていたかったのですが、宿に引き上げることになりました。朝ごはん用のオニギリまで持ってきていたので、もうちょっと釣る時間があるのかと思ってましたがちょっと残念。
結局あまごは我がグループが2匹。他の2つのグループでは1匹しか釣れず、ウグイばかり。あまごは慎重な魚なのでなかなか簡単には釣れないようです。
でも別のグループは炎天下の河原での釣りだったらしく、こちらは移動時間も少なかったこともあり、これ以上暑くて釣っていられなかったそうです。
私達のグループが一番釣り時間短かったそうですが、涼しい渓流で短時間ではあるが沢山釣れた私達は幸運だったようです。
風力発電実験
さあ、最終のイベント、風力発電実験。今回は、そば打ち体験の電力を供給する形で風力発電を体感します。
まずは昨日作った手作り風車を風通しの良いポジションに立てる。この風車実はうなぎさばきの最中に、風車作り初体験の3家族が作ってくれたものです。私達は冬の体験時に手作り済なのでうなぎの方に先行しておりました。
手作り風車を立てた後、より大きな風車も立てる。風車は風がないと電力を得られないので、太陽発電プレートも同時利用する。
ところがこの日は風もほとんど無い非常に良い天気。おかげで風車はほとんど回らず実地での発電実験は座学で学んだ知識のみになっちゃいました。それでも理屈は子供でも判ったようです。
そば打ち体験
野間そばを打ちます。この日は2通りの方法を伝授。
一つはこねたそばを平らに延ばして、細く切る方法。
もう一方は、肉のミンチを搾り出すように、網目状になった器械にこねたそばを押し込んで、細長いそばを作りだす方法。
小さな女の子達はまずは、そば作り器に関心を持ちます。
女の子達ばかり4,5人が囲んでそばを棒で押し込み、少しづつですが形の良いそばが出来上がってきます。
棒で押す人、そば玉をつめる人と役割を決め、掛け声掛けながらどんどん作っております。女の子ばかりなので、うるさいうるさい。でも楽しそう。
安加里はこれが大好きで、終始この側を離れませんでしたね、結局。
室内では、棒で平らに伸ばし、包丁で細長く切るオーソドックスな方法を体験してます。
美典は、そば作り器を経験した後はこちらに移り、ちゃんと包丁動かしたようです。
でもこちらの方法は、包丁扱いが下手だと、太いのやら斜めになったのやらいろんなそばが出来上がります。
案の定とっても太いそばも出来上がってました。
おもしろ自転車
ツアーの最後はおもしろ自転車で遊びました。
ツアーのプログラムには入ってませんでしたが、サービスで無料券を頂戴したため、ツアー参加者の大半の方と一緒に楽しみました。
バッタみたいに跳ねながら進むタイプやお尻を上下させて進む自転車。ハンドル操作がユニークなもの、2人乗りのタイプといろいろあります。私も好きなので沢山乗りましたが、子供達は炎天下の元、休み無く30分は遊んでいたでしょうか?
ツアーで友達になった子たちと一緒に2人乗り自転車で喜んでいる娘達を見ていると、こちらもとっても気持ちいいですね。
スイス村を後にし、カラカラに乾いた喉を潤し、汗を流すべくあしぎぬ温泉に入って疲れを取り、京都に帰ったのは20:00ごろ。あっという間の3日間でした。
そんなに人気があるイベントなら、わざわざ私がホームページで紹介しても仕方がないのではないか?
と思ったりもしましたが、企画されている弥栄町役場の皆さんは、丹後の自然の良さ、自然エネルギー利用の大切さ、を訴える目的で汗水流されているのでしょう。
丹後のファンを増やすためには、特定の人だけではなく、より多くの人に訪れて欲しいはずです。
私のページを見てくださっている人たちの多くは、遊び盛りの子供さんをお持ちのはず。こうしたご家族の方により多く訪れていただきたく、ページ掲載を続けます。
私達常連が入る余裕が無くなってしまうと悲しいですが、その分弥栄町役場の方には受け入れ態勢構築を頑張ってもらいましょう。