ワーウルフ(人狼)


参加者の内2人が狼男(女)の役割を担います。それ以外の人は村人役。誰がどの役割を担っているか判らない中で、相談と推理によって相手側のプレーヤを抹殺していくという、情報確認・推理・交渉・説得ゲームです。

欧州の古典ゲームを元に遊びやすく改良されてカードゲームとして販売されております。
国内では、“タブラの狼”のタイトルで販売されている多人数パーティーゲーム。“汝は人狼なりや?”、“ミラーズホロウの狼男 ”、“デュスターバルドの狼人間”のタイトルもほぼ同じゲームです。
もし、ゲームが手元に無ければ、トランプでも代用が可能です。

ワーウルフカード <人数>
普通は、10〜15人ぐらいが適当。(もっと多人数でも遊べますが、複雑になって時間が掛かります。最初は左記人数が良いと思います。)
参加人数が多い場合は、狼役を3人に増やしたりもします。
ちなみに、ゲーム説明書では23人まで遊べるようにカードが用意されてます。

<ゲーム内容>
平和な村、そこに狼男(女)が忍び込みました。誰が狼なのか判りませんが、毎夜狼に1人食い殺されます。毎朝、村人が1人が殺されているのが発見されます。
恐怖におののいた村人たちは全員で相談して、誰が狼男(女)なのかを推理します。毎日日が暮れる前に、相談により、そして最後は多数決により誰か1人の首を括って殺します。もし狼だったら幸いですが、善良な村人を誤って殺してしまうかもしれません。
次第に人数が減っていきます。狼と人間が同数になったら狼チーム(2人とも)の勝ち。狼2人を退治できれば村人チームの勝ちです。
自分が殺されないように、うまく交渉・誘導して、相手チームの人数を減らしていきましょう。

村人チームには1人だけ特殊な能力をもった人物がいます。それが占い師。毎夜、誰か1人の正体を知ることが出来ます。 うまく狼の正体を見つけたら、狼を縛り首にするようにうまく会話を誘導します。でもあまり露骨に誘導すると占い師だとばれて狼に殺されますので注意です。

対戦はチーム戦です。もし先に殺されてしまったとしても、残り1人の狼が生き残ったら、狼チームとしては勝ち。殺されてもまだチャンスは残る。村人側も同じ。自分が殺されても村人チームが勝てばそれは自分も勝利。さて、誰が仲間なのでしょうか?

<ここが楽しい>
昼間の時間、誰が狼なのかを推理してワイワイガヤガヤ話し合うところがゲームの醍醐味!
夜中に人の気配感じた! おまえ 普段と話し方が変だ! やけにおとなしくない? 彼女の話ってなんか説得力あるけどかえって怪しくない? 女の直感って怖い! その他もろもろの情報をヒントにして、誰が疑わしいかを相談します。当然、狼は自分に嫌疑が掛からないように他の人を疑うように話を誘導します。
占い師は、一部の人の正体を知っていても、迂闊に発言は出来ない。でも、いつ狼に食い殺され貴重な情報を提供するチャンスが無くなるかもしれない。一番難しい役どころ。
ゲームの世界だけってことで、好きなこと言い合って他人を落とし込みます。
話し合いではほとんど決まることはありません。最後は全員での投票により1人を選びます。
見事狼を仕留められた時は、全員から大歓声! でも注意して、この時、もう1人残った狼だけは嬉しそうにしていないはず。プレーヤーの顔や様子を常に伺うことで貴重な情報が手に入るはず。

<遊び方のバリエーション>
遊び方ですが、ゲームマスターによって遊び方は結構色々あります。
参加者の慣れ度合いを見定めながら、遊び方も工夫してみてください。私は初心者の方々に説明することが多いので、ルールブック通りではなく、以下のような遊び方でマスターを務めております。
・殺された人のカードをその都度めくり表示する。
 ルールブックではゲーム終了までクローズで遊ぶとありますが、ゲーム慣れするまでそれは避けた方がいいと思います。
 昼間の絞首刑で、狼を仕留めた時には大歓声上りますし、間違った時でも全員から嘆きのため息が出ます。そこがゲームの共感部分であり、貴重な情報源なのです。
・夜の間中、参加者には音を出さないよう指導する。
 夜の動きで狼が簡単にばれてしまうことがあります。これを防止するために、みなでテーブルをコツンコツと音立てするように記載されてますが、でもこれも一長一短あります。
 初心者の場合、最初は何を情報にして話し合えばいいのかが皆目判らないので、人の気配って判りやすい情報をあえて消さない方が話が盛り上がって良い時があります。なので、1,2回目までは、指コツコツを指導しません。
 もう一つ、夜中の指コツコツですが、狼さん注意してください。狼コールで顔上げている時も指を止めるとそれでバレます。普通の人は、自分のアクションの時に指は止まってしまうでしょう。まあ、それでバレるのも面白いのかもしれませんが。
 以前遊んだ時、狼コールと同時に、狼さんの鼻息の音でバレたこともありました。大笑いでした!
・投票の方法は、手を挙げて一斉に指差し。
 ルールブックには、ゲームマスターの左側から順番に1人づつ指名していくとあります。
 順番指名方式では、順番が前の人に倣う形態になりやすく、被投票者が偏る。
 誰が誰を投票したのかは重要なヒントになる。この部分を重視したく、私は一斉投票方式を採用してます。
 みんなで片手を上に上げ、ワン、ツー、スリーで一斉に誰かを指差します。

【ゲームマスター】
何ゲームか遊ぶ場合は、ゲームマスターを交代しながら遊びますが、ゲームに慣れた人がゲームマスターを務めます。なので、最近はゲームマスターばかり遊んでます。ゲームマスターも面白いですよ。冷静な分、結構みんなの発言の裏が見えたりします。
あと良くやる方法は、1日目夜に食い殺された人がそのままゲームマスターをやる方法。この場合は、1日目夜の占い師の番はスキップします。1日目の晩、狼さんが誰かのカードを表向ける。その人が殺され、以降その人がゲームマスターを行う。

東京高円寺駅前のボードゲーム店「すごろくや」のブログ「高円寺0分」にて詳しく紹介されています。 説明ページはこちら→http://sgrk.blog53.fc2.com/blog-entry-108.html

  



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