<人数>
8〜30人程度まで。
このゲームの楽しみの一つは、人の回答を聞いていく瞬間。人数が多すぎると、回答を聞くのに時間が掛かりすぎます。ですから、ゲームとしては何人でも成立しますが、30人程度までがいいと思います。
30人以上の場合は、デモクラシーやテレパシー等の方がいいでしょう。
<用意するもの>
人数分の紙と鉛筆。それに時計。
<ゲーム内容>
基本的には連想ゲームです。他の人と同じ言葉を連想したら得点になります。
提示されたお題から、連想する言葉を8つ書きます。制限時間は1分。(慣れるまでは2〜3分でもいいでしょう。)制限時間後回答を確認し、同じ言葉を連想していたら、その人数分が得点になります。同じ言葉を他に誰も連想していなければゼロ点。
いかに人と同じ言葉を思いつくか?とっさの思いつきと、よりノーマルさが大事です。
<ゲームの進行>
まず、進行役がお題を示します。お題はなんでもかまいません。例えば、「白い」とか、「海」とか、形容詞でも名詞でも、「走る」のような動詞でもかまいません。
参加者は、出されたお題から連想する言葉(回答)を、8つ、紙に書きます。制限時間は1分ですから、じっくりと考えている暇はありません。思いついた言葉からどんどん書いていきます。もし時間があれば、書いた言葉を吟味してもいいですが、普通はそんなに時間ないと思います。
1分過ぎたら、ストップ。ここから答え合わせです。
<得点>
各言葉ごとに、同じ言葉を書いた人数が得点になります。
進行役の指示の元、順番に書いた言葉を読み上げていきます。
同じ言葉を書いた人は手を上げてもらいます。手を上げた人数が、その言葉の得点になります。読み上げた人と同じ言葉を書いた人が1人だけだった場合は、2点。つまり読み上げた人も合わせて2人=2点になるわけです。
もし、同じ言葉を誰も書いていなければ、その言葉はゼロ点になります。
たとえば、<お題>「春」に対して、「さくら」って答えた人が9人なら、「さくら」を書いた人全員に9点が入ります。「ほとぎす」って回答が2人なら、それぞれに2点。もし「入学式」って回答が1人だけなら、残念! その回答はゼロ点です。
8つの言葉それぞれの得点を各人で記録してもらい、最後に合計したものが今回の得点です。
1回だけではなく、お題を変えて2,3度遊び、総合得点を付けるようにするといいでしょう。
<回答読み上げの要領>
参加者に書いた言葉を読み上げてもらうのですが、一度に8つ全部読み上げるより毎回1つづつ読み上げ、挙手による点数確認をしたら、隣の人に読み上げる順番を移す方が全体的に盛り上がります。
何故なら、1度に8つ全部読んじゃうと、その人はその段階で得点確定しゲーム終了しちゃうからです。みんな一緒に最後まで回答を楽しみましょう。
でも4つか5つ目の回答以降は、残りの回答を全部読み上げてもらった方が時間の短縮になります。後半になると、主な言葉は出きった後ですので、まとめて読みあげてもらう方がテンポが良くなります。この辺りは参加者の人数やメンバーを見ながら考えてください。
<ルール補足>
回答の言葉は、音が全く同じ言葉だけを同じとみなします。意味が同じであっても、言葉(音)が違う場合は別の言葉と判定します。例えば、「りんご」と「アップル」は別、「おもち」と「もち」も別。
逆に、「蜘蛛」と「雲」は同じと見なします。
これは曖昧さを排除するルールですので、ルール説明時に必ず断っておく方がいいです。
<ここが楽しい>
このゲームの面白いところは幾つかあります。
・意外な言葉が飛び出してきます
書いた言葉は恥ずかしくったって、全部答えてもらいましょう。短い制限時間に書いた言葉ですので、意外な言葉が出てきたりします。本人だけのマニアックな言葉や、個人的な内容だったりします。
昔、“クリスマス”ってお題に対し、「プレゼント」、「マフラー」、「てぶくろ」なんて言葉が出てきました。
「さては、クリスマスプレゼントに、彼女からマフラーと手袋を貰ったな!」ってバレテました。
・2人だけの回答
自分以外にもう一人だけしか書かなかった回答。「やっぱりこれだよね?」って意気投合できる瞬間です。その相手が思わず身近に感じてしまいます。得点は2点だけですけどね。
・ウケ狙い
盛り上げ系ゲーマーの中に多いですね。こういうネタ回答を書いてくれる人って。拍手喝采受けると、ゼロ点でも回答者冥利に尽きるんでしょう。
この僅かな時間の間に、よくもこんな回答を思いつくものだと感じたこと、しばしばあります。頭の回転が違うんでしょう。素晴らしいです。
<バリアントルール>