大人でも十分に楽しめるゲームを紹介するのが、私のページの主旨なんですが、「子供へのプレゼント用のゲームを教えて欲しい!」「小さな子供に初めてゲームを買ってやりたい!」というようなメールを良くいただきます。
そこで、それらに対するお応えの一つとしてこのページを作成しました。
このページのゲームは、運の要素が多く駆け引きや思考力の要素は少な目ですので、大人同志で遊ぶのにはちょっと物足りないかもしれませんが、子供の喜ぶ顔を見るだけで満足な方にはお勧めできるゲーム達です。
各ゲーム紹介に“大人でも楽しめる度”を付け加えております。これは大人同士でも面白いのか?を私の独断で5段階評価したものです。
これらのゲームは、京都宇治にある“KID'SいわきPuff”さんのご協力により、遊ばせていただきました。有難うございました。また、その際 娘と一緒に遊んでくださった子供さんたちも、どうもありがとう。
PLOPP! | 2〜4人 | 対象年齢:5歳以上 | HABA | 大人でも楽しめる度:4 |
パターン認識系のシンプルかつ楽しいゲームです。
手持ちのカードを一斉にめくって同じ絵柄が2枚以上出たら、その絵柄のチップを早く取る。一番たくさんチップを取るのがゲームの目的です。
チップを取るのに使用する道具がユニーク。トイレ詰まりの掃除に使う吸盤のような道具の小型版を使ってチップを吸い付けるのですが、争って取ろうとするので、狙いが少しずれると吸盤が吸いつかず別の人にさらわれることもよくあります。
チップを取れるのは、同じ絵柄を出した人と、特定の絵柄カードをめくった人だけ。それ以外の人にはチップを取れません。見てるだけです。
たとえば4人それぞれがめくったカードが、おばあさん、女の子、女の子、おとうさん、であったら、、女の子をめくった2人が、女の子のチップを早く取ろうと争います。
さらに特定の絵柄カードが最初に指定されていて、このカードをめくった人は自分ひとりだけだった場合でもチップを取ることができます。当然、2人がめくってればめくった2人で争うのですが。
絵を見て瞬間的に判断するスピードとチップを取る素早さのゲームなので、どうしても個人差が出易いゲームですが、特定絵柄(この絵柄カードはめくった者勝ち)の部分で運の要素が盛り込まれているので、小さな子でも数枚程度は取れるのが救いになってます。
カード&チップの絵柄と吸盤がユニークで楽しい雰囲気のゲームです。ルールもシンプルですので、小さな子供でもすぐに理解して遊び出せます。小さな子供同志数人で遊ぶと面白いですね。
(7歳の時の娘の反応)
いろんなゲームを遊んだ中でも、娘が気に入ったゲームの筆頭です。素早くにチップを取ろうとして焦って手を出すので、狙いがはずれて横取りされたりするのがとっても面白かったです。
一緒に遊んだ子は6歳の男の子だったので、娘の方が少しだけ反応が早かったようですね。でも2回目には男の子も慣れてきて結構拮抗した争いになってました。小さな子は最初は遅くとも吸収力が早いので、直ぐに慣れてきますね。
3、4歳の男の子も遊びたそうにしてましたが、一緒に遊ぶのはさすがにちょっと無理そうでした。
パーキングゲーム | 2〜4人 | 対象年齢:4歳以上 | HABA | 大人でも楽しめる度:2 |
自分の駐車場に6色、各1台づつ車を集めた人の勝ち。いたって簡単なダイス&色遊びです。
色のサイコロで出た色の車を自分の駐車場に停める。出た目の色がすでに集めた車の色なら左隣の人にあげなきゃならない。
こうして車は出たり入ったり。早く6色の車を集めるゲームです。
5台目まで揃っていても、6台目の色が出ないと、逆に車は人のところへ。一方人のところから自分のところへと回ってくる車もあって、形勢がコロコロ変わるところが面白いところ。
でも、基本的に運100%のゲームなんですね。面白みのあるゲームなんですが、大人としては子供のお付き合いゲームになっちゃいますね。
色の判断だけができればゲームになりますから、たぶん3歳の子でも遊べるんじゃないでしょうか?
ちなみにゲームの作者は、ライナー・クニッツィーア(Reiner Knizia)。私の一番好きなゲームデザイナーなんです。
(7歳の時の娘の反応)
このゲームも娘とちょっとだけ遊んだのですが、その時の印象はあんまり残ってません。たまたま私と2人で遊んだので面白みに欠けたのですね。
だから残念ながら娘の反応も書けないのです。
ぶらぶらモンキー | 2人 | 対象年齢:3歳以上 | SELECTA SPIELZEUG | 大人でも楽しめる度:5 |
写真を見てどんなゲームか判るでしょうか?
木で作られたおサルさんを吊り上げて動かすレースゲームです。釣り糸の先には玉があります。この玉をおサルさんの手の隙間にはめ込み、吊り上げるのです。
うまく手の真中に入ると吊り上げられますが、ずれると倒れる。これがポイント!。
おサルさんを交互に動かしていって、早く反対の端に移動できれば勝ちです。
レースは用意ドン!、で2人で競います。練習の時はうまくできているのですが、焦ると狙いが定まらない。吊り上げたおサルを降ろす時に倒してしまってやり直し。やはり競ってレースするのが面白いです。回りではやしたてながら見るのも楽しい。ワイワイ仲間で遊ぶゲームですね。
ちなみに2セット買ったら4人レースもできますね。でも出費はかさみますが。
(7歳の時の娘の反応)
娘が欲しがったゲームです、これ。でも¥3000は痛い。
娘が何故喜んだのか?その理由は簡単。私と競争してもいい勝負で、私にも勝てるのでそれが嬉しいようです。そらそうですよね?
4回ほど2人で遊んだのですが、かならず序盤は娘がリード、なぜだか上手です。でも途中から私がテンポをつかみ終盤に追いつく展開が多かったです。終盤娘が焦っておサルを倒したりしているすきに追い抜くのが私の勝ちパターン。でも焦るのは娘だけでなく私も同じ。焦ったら負け。これ基本ですね。
興味をもって回りで見ていた子供達にも「やる?」って聞いたけど、やる子はいなかった。レースって結果がはっきりするので、ちょっと自信なかったのかな?
どうぶつ列車 | 3〜5人 | 対象年齢:6歳以上 | HABA | 大人でも楽しめる度:5 |
パンフレットには5歳以上ってなってましたが、本当は難しいゲームです。トランプゲームの“ゴーフィッシィーズ”とルールはほぼ同じですけど、絵が可愛いので小さな子供でも遊べてしまうところが凄いですね。
カードには、トラ、クマ、ブタ、ライオン、シマウマ、ゾウ、カバ、ワニと8種類のどうぶつがあって、各4枚づつあります。どの動物でも4枚揃えるとどうぶつ列車が完成します。たくさんどうぶつ列車を作った人が勝ち。
じゃあ、どうぶつ列車をどうやって作るのか? 自分の手番に、誰か一人を指定して、任意のカードを1枚要求します。
たとえばAさんが手番のとき、Bさんに対し、「Bさん、カバちょうだい!」ってな感じです。
この時Bさんがカバを持ってれば、素直に差し出しAさんはカバカードを受け取ります。Aさんは続けてまた誰かに何か任意のカードを要求できます。
もし要求したカードを相手が持ってなければ、残念でしたAさんの手番終了です。今度は今指名された人の手番となります。
相手からもらったカードで同じ動物が4枚になると自分の前にどうぶつ列車を作ります。こうして沢山の列車を作った人が勝ちです。
説明だけで気づいた人はいるでしょうか?そうです、誰がどのカードを持っているかを覚える記憶力と、みんなの要求する内容から誰が何を持っているか考える推理力を要するゲームなのです。
子供のゲームじゃないって? そうです、これをもう少し難しくしたトランプゲームに“オーサー”ってのがあって、推理力と駆け引きを要する中難度のゲームがあり、遊ぼうと思えば“オーサー”のルールでも遊べます。
簡単に遊ぼうと思えば小さな子でも遊べますが、ゲーマー同士で遊んでもかなりいけるってところがミソでしょうか?
(7歳の時の娘の反応)
描かれている絵がとっても可愛い。そのためか娘がかなり気に入ってます。大人でも面白いゲームですので、もっと何回も娘と遊んだのちに“7歳からのページ”に紹介しようと思ってます。
誰がどのカードを指名して、誰が持っていなかったかを娘は覚えていて、そこから持っている人をちゃんと推理する時があり、「頭がいいぞ!」って親ばかモードで喜んでしまうこともあります。
ところが今持ってないって言った人に続けて同じカードを要求したりと、「おっい、何にも見てないのか?」って落胆することもしきり。
動物お絵かき | 2〜6人 | 対象年齢:5歳以上 | HABA | 大人でも楽しめる度:1 |
動物園の動物達で絵をつないで、長い列を作るゲームです。
サイコロを振って出た目の動物で紙に形をなぞっていき、長い長い行列を作っていきます。動物を紙になぞる時は、最初の動物と2番目の動物とをつながるようになぞります。3番目の動物は2番目の動物につなげる。つないでつないでゴールを目指します。
動物は背のたけが違うので、早くゴールに着くには、ワニやサイがお得。キリンの背は高いけど、横方向にはそれほど長くない。ペンギンも立ってるペンギンは短いが、寝ているペンギンは横に長い。
サイコロは3回まで振りなおせるので、気に入らない動物だったら振りなおしてもいいのですが、その結果もっと小さな動物になっちゃうこともある。振りなおすのか振らないのか?ここが唯一判断できるポイント。でもゲームって感じではなく、絵を書いたりして遊ぶ子供向けの玩具かな?
(7歳の時の娘の反応)
動物園にいろんな動物がいるので、小さな子供はそれだけで喜びそうです。娘もそれなりに遊びましたが、ゲームとしては物足りなかったようですね。
でも、私たちが遊んでいるのを小さな女の子2人が横で見ていて、私たちの後で喜んで遊んでました。3歳ぐらいでも親が一緒に遊んであげるなら十分良質な玩具となるでしょう。
いくつか面白そうなゲームを紹介しましたが、ゲームはまだまだたくさんあります。
まとめて紹介しきれないので、後日また追加して記載します。期待してください。
これらのゲームについての入手先情報はまだ作っておりません。もし気に入られたゲームがありましたら、トップページのアンケートメールでお尋ねくだされば、購入先をお教えできると思います。
でも一番大事なのは、買い与えることではなくって、子供と一緒に遊んであげることだということは忘れないで下さい。ゲームは一緒に遊んでくれる人がいてこそ面白いのです。遊んでくれないのでテレビゲームで子供は遊ぶのです。我が家でもテレビゲームはしてますが、下の娘は家族4人でゲームする時間が一番好きだそうです。
子供とファミリーで遊ぶ時間を作ることが一番です。遊ぶ時の道具の一つがゲームであればいいなぁと思います。
それと、ゲームは高価な買い物です。できれば実際に手に触れて遊んでみてください。それから買う方が一番子供が喜ぶゲームが判ります。手に触れさせてくれるお店もできるだけ紹介していきます。